ネイリスト検定3級アート・フラワーの描き方とおすすめのお花を紹介

ネイリスト技能検定試験(ネイル検定)では実技試験でネイルアートが出題されます。

3級のテーマは「フラワー」です。

ネイル検定3級を受験するにあたって、「フラワーをきれいに描くコツは?」「花の種類は何でもよいの?」などの悩みを抱えている方もいるでしょう。

この記事では、ネイル検定3級の実技試験課題であるネイルアート「フラワー」について解説します。

描きやすい花のデザインやきれいに仕上げるコツを紹介するため、ぜひチェックしてみてください。

 

ネイル検定3級のアートとは?

ネイルアート用の筆

ネイル検定3級では、実技試験と筆記試験を行います。

実技技能試験課題のネイルアートは、「フラワー」です。

 

ネイル検定3級|実技試験の内容

ネイル検定3級の実技試験では、10分間の事前審査の後、70分間の実技試験を行います。

題内容は「ネイルケア」「カラーリング」「ネイルアート」の3つで、50点満点のうち38点以上で合格です。

 

カラーポリッシュは真赤(パール、メタリック入り、アートは禁止)で、試験前日までに両手に塗布しておく必要があります。

ただし、試験 1 週間前からファイルやキューティクルクリーンなどの使用は控えましょう。

 

ネイル検定3級のネイルアート「フラワー」では、赤に映えるフラットアートを描きます。

アクリル絵の具を用いて筆で描き、仕上げにはトップコートを塗布します。

 

参考:ネイリスト技能検定試験試験要項

 

ネイリスト検定3級 〜実技試験手順・詳細〜 目指せ一発合格!ネイル検定

 

ネイル検定3級|必要な道具

ネイル検定3級の実技試験「ネイルアート」に必要な道具は以下の通りです。

  • ベースコート
  • 赤ポリッシュ
  • トップコート
  • アート用の筆
  • アクリル絵の具
  • アート用の水入れ
  • ラメ、ストーン(必要な場合のみ)

 

ネイル検定3級|禁止されている道具

ネイル検定3級の技術試験では、以下の道具の使用を禁止しています。

  • メタルプッシャー以外のキューティクルプッシャー
  • ネイルマシーン
  • 革製バッファ
  • オイル類
  • その他規定外の用具、用材
  • アート用シール
  • ドットペン(マーブルツール)など

 

これらの道具をセッティングした場合、失格となるため注意してください。

 

参考:ネイリスト技能検定試験試験要項

 

 

ネイル検定3級アート|フラワーの描き方(手順)

こちらは、JNA認定講師が教えるネイリスト検定3級アートの動画です!

解説付きでお花の書き方を詳しく説明します。

 

【手順1】

ベースコートを塗布する画像

ベースコートを塗ります。

 

【手順2】

赤ポリッシュを二度塗りする画像

赤ポリッシュを2度塗りします。

 

【手順3】

【アート】水色の5枚花を描く画像

白い絵の具で5枚花を描いていきます。

 

【手順4】

【アート】水色の5枚花を描く画像

水色の絵の具で5枚花を白い5枚花より小さく描きます。

 

【手順5】

【アート】ピンクの5枚花を描く画像

ピンクの絵の具で5枚花を水色の花よりさらに小さく描きます。

 

【手順6】

【アート】花芯(ピンク)を描く画像

白い5枚花にピンクの絵の具で花芯を入れます。

 

【手順7】

【アート】花芯(青)を描く画像

水色の5枚花に青色の絵の具で花芯を入れます。

 

【手順8】

【アート】花紛を描く画像

すべての花の中心に黄色の絵の具で花粉を描きます。

 

【手順9】

【アート】葉を描く画像

黄緑色の絵の具で葉を描きます。

 

【手順10】

【アート】葉脈を描く画像

濃い緑色の絵の具で葉脈を描きます。

 

【手順11】

【アート】ドットを描く画像

バランスを見ながら空いている隙間に白い絵の具でドットを打ちます。

 

【手順12】

トップコートを塗布する画像

トップコートを塗り完成です。

※ベース、赤ポリッシュ塗布のシーンは割愛しています。

 

ネイル検定3級アートで不合格になる原因

ネイル検定3級のアートで不合格となった場合、失格行為をしたか減点対象となった可能性が高いでしょう。

具体的には以下のような行為が該当します。

  • モデルの態度が悪い
  • モデルとの私語
  • 図案など参考資料の持ち込み
  • 禁止されている道具の持ち込み
  • 赤ポリッシュを当日塗る など

 

モデルとの私語や参考資料の持ち込みはカンニングをみなされます。

また、禁止されている道具を使用すると失格となるため注意しましょう。

 

もう1つの注意点は、赤ポリッシュを前日までにモデルの両手に塗布しておく必要がある点です。

 

試験当日、試験開始まではモデルの爪に手を加えることは禁止されています。

当日慌てて赤ポリッシュを塗布すると、試験官に見抜かれる可能性があります。

 

赤ポリッシュはネイルケアの段階でオフするため、アート課題には関係ないと感じるかもしれません。

しかし、試験官に当日赤ポリッシュを塗ったことがバレてしまうと、印象が悪くなりチェックされる回数が増えます。

 

アートにおいても減点対象となるリスクが上がるため注意してください。

 

不器用でもネイリストになれる?働くまでのステップや適正について解説

 

ネイル検定3級アートにおすすめ!描きやすいお花デザイン

ネイルアート

ネイル検定3級のアートテーマ「フラワー」では、お花の種類は問われません。

今回は描きやすいお花のデザインとして、「5枚花」「ひまわり」「ハイビスカス」「桜」「バラ」の5つを紹介します。

 

5枚花

お花のデザインの中で、最もベーシックなのが花びらが5枚ある「5枚花」です。

ネイルスクールでも最初に習うフラットアートなため、描き慣れている方も多いでしょう。

 

5枚花の描き方は以下の通りです。

  1. 二等辺三角形をイメージして涙形の花びらを3枚描く(中心部と花びら同士にすき間を作る)
  2. 空いたスペースに残り2枚の花びらを描く
  3. 中心と葉っぱを描く

 

ひまわり

ほぼ同じ長さの小さい花びらが描くのが得意な方には、ひまわりをおすすめします。

 

ひまわりの描き方は以下の通りです。

  1. 花の中心になる部分に茶色で丸を描く
  2. 丸の周りに同じ大きさの花びらを描く
  3. 中心の丸に白や薄茶色などでドットを描く
  4. 尖った葉っぱを描く

 

モデルの爪が小さい場合、花が大きくならないように注意しながら描きましょう。

 

ハイビスカス

ハイビスカスは5枚の花びらをバランスよく描かなくてもよいため、ベーシックな5枚花よりも簡単といわれています。

華やかで立体感が出しやすい点が魅力です。

 

  1. 風車や台形をイメージして、ハイビスカスの輪郭を描く
  2. 輪郭の中を塗り潰し、乾くのを待つ間に葉っぱを描く
  3. 花びらより濃いめのカラーで花びらの筋を描く
  4. 柱頭にドットで花粉を描く

 

花びら間の隙間を1mm程度開けるのがポイントです。

 

5枚花をマスターできたら、桜に挑戦してみてはいかがでしょうか。

薄いピンクは赤いポリッシュによく映えるため、色味が少なくても華やかに仕上がります。

 

桜の描き方は以下の通りです。

  1. 「V」を意識しながら花びらの割れた部分を描く
  2. 中心につながるように輪郭を描く
  3. 花びら同士がくっつかないように、残りの4枚も1枚ずつ輪郭を描く
  4. 5枚の花びらが描けたら、花の中を塗りつぶす
  5. 花の中心に黄色で小さな点々を描く

 

周りに花びらを散らしてもよいでしょう◎

 

バラ

一見複雑そうに見えるバラですが、コツを掴めば難易度はそれほど高くありません。

バラは派手で見栄えがするデザインのため、マスターすると役立ちます。

 

  1. 中心に勾玉のような点を描く
  2. 1で描いた巻き部分を中心にして、外側へ向かって周囲の花びら描く
  3. 理想の大きさになるまで2の作業をくり返す
  4. 葉っぱとツタを描く

 

花びらを描く際は、花びら同士が重なり合わないように注意してください。

 

ネイル検定3級アートをきれいに仕上げるコツ

ネイルを施した女性の爪

お花の描き方が分かったところで、続いてはフラワーアートをきれいに仕上げるコツを紹介します。

フラワーアートに苦手意識を持っている方はぜひチェックしてみてください。

 

赤ポリッシュに生える色を選ぶ

フラワーアートをきれいに仕上げるには、ベースの赤ポリッシュに映える色を選ぶことが重要です。

 

具体的には白、ピンク系、イエロー系、ブルー系などを選ぶと、コントラストがはっきりと出て見栄えがよくなります。

赤ポリッシュと同系色は避けましょう。

 

爪に対してアートの割合に気をつける

フラワーアートを描く際は、爪に対してアートの割合を気をつけましょう。

 

爪に対してフラワーアートが小さすぎると見栄えせず、逆に大きすぎると上品さがなくなります。

ネイル検定では、モデルの爪1/2程度のボリュームを意識することをおすすめします。

 

トップコートを塗る前にアートをしっかりと乾かす

仕上げのトップコートを塗る前に、アートをしっかりと乾かしましょう。

 

アートが乾く前にトップコートを塗ると、まだ乾いていない絵の具がよれてアートが崩れてしまう可能性があります。

乾かす時間を考慮して作業を進め、乾かしている間ははみ出し部分の修正や最終チェックを行うと時間を有効活用できます。

 

ネイル検定3級アートに関するよくある質問

ネイル検定3級の認定証

ネイル検定3級を受験するにあたって、不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。

続いては、ネイル検定3級に関する疑問に回答していきます。

 

ネイル検定3級の難易度はどのくらい?

ネイル検定3級の難易度は、2023年冬期が89.5%、2023年春期が90.3%です。

2022年秋期までの累計は84.70%と合格率が高いため、難易度は比較的低いといえるでしょう。

 

なお、ネイル検定は2級の合格率は42.48%、3級の合格率は38.75%です。(2022年秋期までの累計)

 

参考:技能検定試験 概要

 

ネイリスト技能検定とは?試験内容と合格率・2023年の日程を公開

 

ネイル検定3級のアートを施す指は?

ネイル検定3級でアートを施す指は、右手中指です。

ネイル検定3級の実技試験では両手10本に赤ポリッシュを施しますが、そのうち右手中指のみにフラワーアートを施します。

 

ネイル検定3級アートは何分で仕上げるべき?

ネイル検定3級のネイルアートは、長くても10分程度で仕上げるようにしましょう。

 

ネイル検定3級実技試験の制限時間70分間です。

ネイルケアやカラーリングに時間がかかるため、ネイルケアにかけられる時間は10分程度となります。

 

アートを完成させないと失格となるため、時間がなくても必ず描くようにしましょう。

 

ネイリストおすすめのアート筆は?

ネイリストがおすすめするアート筆は、ブルーシュというメーカーの「401」や「701」です。

 

401はさまざまな用途に使用できるオールマイティーな筆で、ソフトな弾力とまとまりが特徴となっています。

401のみでも問題はないものの、花びらの線を繊細に描きたい場合はさらに細い701があると便利です。

 

筆にホコリやゴミが付かないように、同メーカーのブラシキャップもあわせて購入することをおすすめします。

 

セルフネイルケアの正しいやり方【初心者向けお手入れ方法】

 

JNECネイリスト検定ネイルアートの出題傾向

女性の手元とバラの花びら

ネイル検定実技試験のネイルアートは、出題傾向が決まっています。

最近の出題傾向を級ごとに解説するため、ぜひチェックしておきましょう。

 

3級アート「フラワー」

ネイル検定3級では、フラワーアートが出題されるケースがほとんどです。

 

ネイル検定3級では、ネイルケアやネイルアートに関する基本的な技術・知識を問われます。

3級の実技採点基準は、「テーマにふさわしいデザインであること」や「筆のみで描かれていること」です。

 

個性的なデザインに挑戦するよりも、テーマにふさわしく、かつバランスの取れた仕上がりを心掛けましょう。

 

【2023対策】ネイル検定3級に一発合格するには?試験内容や時間配分・必要な道具を紹介

 

2級アート「試験によって異なる」

ネイル検定2級のテーマや審査基準は、開催回によって変わる傾向にあります。

 

ネイル検定2級では、サロンワークで通用する技術・知識を問われます。

よって、3級と比較すると求められるレベルも高い点が特徴です。

 

ネイリスト検定2級~第一課題実技手順のポイント~

 

アートテーマに関しては、過去には「気球」「ネコ」「松竹梅」「こいのぼり」などが出題されています

季節に合ったテーマが出題される傾向にあるため、受験する季節も意識しておいたほうがよいでしょう。

 

1級アート「ミックスメディアアートが追加」

1級では、2級・3級にはなかったミックスメディアアートが追加されます。

 

ミックスメディアアートとは、3Dアートにフラットアートもしくはエンボスアートを組み合わせて施す技術です。

  • 3Dアート:アクリルパウダーとアクリルリキッドで作る立体的なアート
  • フラットアート:平面のアート
  • エンボスアート:爪の上に直接アクリルを載せて描くアート

 

ミックスメディアアートは2種類以上の技術を組み合わせて施すため、高い技術が求められます。

アートテーマに関しては、去には「鳥」「いちご」「こいのぼり」などが出題されています

 

目指せネイリスト検定1級合格!仕込みから実技手順詳細まで徹底解説☆

ネイリスト検定1級課題「ミックスメディアアート」とは?過去の出題課題や簡単にできる作り方

 

ネイル検定3級に一発合格したい方はネイルスクールがおすすめ!

ネイルスクールに通う生徒たち

ネイル検定3級を一発で合格したい方は、ネイルスクールに通うことをおすすめします。

 

3級は独学でも可能ではあるものの、自分では「正しいやり方ででているのか」を判断しにくい点がデメリットです。

ネイルスクールで講師から直接教えてもらえば、正しい知識・技術が身につき、分からない点もその場で確認できます。

 

3級に限らず、検定取得を目指すならネイルスクールに通って講師から直接指導を受けたほうが効率的です。

 

ネイルスクールとは?短期でネイルの資格取得ならフリータイム制のネイルスクールがおすすめ◎ネイルスクールのカリキュラムとネイルスクールの選び方をご紹介!

ネイルスクールは個人に合わせた少人数制がおすすめ!ネイルスクールも紹介

 

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ネイル検定3級に効率的に合格したい方は、検定対策コースがあるシンシアネイルアカデミーがおすすめです。

例えば「JNAジェルネイル検定対策 3級取得コース」は、試験管を務めたことがある講師陣が3級の合格ポイントを解説します。

 

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