ネイルチップ販売は儲かる?気になる月収と成功するコツ・販売方法を解説
メルカリのようなフリマアプリやハンドメイド雑貨を扱うオンラインショップでは、ネイルチップが多数販売されています。
しかし、「月収はどれくらい稼げるの?」「ネイリストの資格がなくても商品は売れる?」と疑問を抱いていませんか?
そこで今回は、ネイルチップ販売の実情と成功させる方法をご紹介します。
売上やサイズに関する質問にもお答えするため、ぜひ最後までご覧ください◎
目次
ネイルチップ販売が人気!その理由は?
一般的にはジェルネイルが主流に見えますが、ネイルチップにも一定の需要があります。
ネイルチップを選ぶメリットを把握して、ニーズに応えた商品を作りましょう。
ネイルサロンに行かずに済む
ジェルネイルをしている場合、3週間に1回程度のペースでサロンに通う必要があります。
施術時間は1時間以上かかるケースが多いため、サロン通いを負担に感じる方もいるでしょう。
そのような多忙な方にとって、移動・施術の時間がかからず、予約の手間も省けるネイルチップは魅力的です。
スタッフとの会話が苦手という方からも需要があります。
ネイル代が節約できる
ネイルチップは、サロン料金の半額以下でネイルを楽しめます。
サロンに通うと毎月5,000円~1万円程度の費用がかかりますが、安価なネイルチップであれば2,000円以下で購入可能です。
毎月のサロン代は負担になりますが、ネイルチップは誰でも気軽に楽しみやすいでしょう。
丁寧に扱えば繰り返し利用できるため、コスト削減に効果的です。
気軽にデザインチェンジが楽しめる
ジェルネイルは、頻繁に付け替えると爪が傷んでしまいます。
3〜4週間はネイルを変更できないため、デザインによっては「今日の服装に合わない」「飽きてしまった」と思うこともあるでしょう。
しかし、ネイルチップは短期間で付け替えができます。
その日の気分に合わせてネイルチェンジできるほか、ジェルネイルよりも自爪の負担を軽減できることも魅力です。
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ネイルチップの販売方法
ネイルチップの販売方法は多岐に渡ります。
数ある選択肢のなかから、自分に適した方法を選びましょう。
ネイルチップ専門店
販売数・集客力の高さに優れているのは、ネイルチップ専門店です。
梱包・発送・お客様対応は店舗で行うため、ネイリストは作品制作に注力できます。
有名店で販売するとお客様の目に触れる機会が多く、購入に繋がりやすいこともメリットです。
ただし、専門店は一定レベルを超えたネイリストでなければ販売できず、誰もが出品できるわけではありません。
元ネイリストや有資格者が有利になるため、未経験・無資格の場合は採用されにくいでしょう。
ハンドメイドマーケット(アプリ・サイト)
気軽に自分のお店を持ちたい方は、ハンドメイドマーケットでの販売がおすすめです。
知名度の高いminne(ミンネ)・Creema(クリーマ)の公式アプリは、いずれも累計1000万ダウンロードを突破しており、多くの人に自分の作品を見てもらえます。
1点ものの作品を好む利用者が多いこともあり、オリジナル作品を売り込みやすいでしょう。
フリマアプリ
お試しで販売を始めたい場合は、メルカリやラクマなどのフリマアプリを活用しましょう。
出品のハードルが低いほか、多くの人に見てもらえることがメリットです。
ただしブランディングは難しく、ハンドメイドアプリよりも平均単価が低い傾向があります。
無資格の方や、趣味の範囲で販売を始めたい方に適しているでしょう。
ネットショップを開設・販売
ネットショップ作成サービスを活用すると、初心者でもオンラインショップの立ち上げが可能です。
この方法はブランディングがしやすく、高単価の商品を手に取ってもらえる可能性が高まります。
Instagram(インスタグラム)やX(エックス)、TikTok(ティックトック)などのSNSからホームページに誘導して、購入に繋げることがおすすめです。
委託販売
セレクトショップや雑貨店に売り込み、実店舗で販売してもらう手もあります。
ネット上よりも販売できる範囲は狭まりますが、地域密着型でファンを増やしやすいことが魅力です。
ただし、販売手数料は他の販売方法よりも高額な傾向にあるため、利益率の算出には注意してください。
イベント・ポップアップストア
イベント販売のメリットは、商品を手に取ったお客様の声を直接聞けることです。
どんなデザインが良かったのか、惜しいところはどこだったのかを把握できるため、ニーズに沿った商品を販売しやすくなります。
接客が好きな方にもぴったりの方法で、あなた自身のファンを増やす良い機会にもなるでしょう。
販売初心者の場合は比較的簡単なハンドメイドイベントへの出店、商品が売れてきた場合はポップアップストアの展開を視野にいれるとよいでしょう。
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ネイルチップ販売の価格相場・値段設定の目安
ネイルチップの販売価格は、作品の質や販売方法によって大きく異なります。
例えば、安価な商品が好まれるフリマサイトの相場価格は500~1,500円程度です。
デザイン性の高い高単価の商品は売れにくい傾向がありますが、シンプルで制作が簡単な商品でも購入されやすいことが特徴といえるでしょう。
一方、人気ネイリストによるオーダーメイド作品の場合は、1万円を超える高価格な商品もあります。
ブランディングあってこその価格となるため、無名・無資格のうちは販売が難しいでしょう。
ハンドメイドサイトで販売する場合は、2,000~4,000円が相場価格です。
デザインによって価格は変動しますが、相場価格であれば売上に繋げやすくなります。
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ネイルチップ販売は儲かる?月収はいくら?
ネイルチップ販売による月収は、稼働時間・作業スピード・販売価格・人気度によって異なります。
仮に以下の2つのパターンで想定してみましょう。
【Aさんの場合】
4000円×8セット×20日=64万円 |
【Bさんの場合】
2000円×2セット×8日=3.2万円 |
上記は極端な例ですが、Aさんのように常に商品が売れる人気ネイリストであれば、高収入を目指せます。
Bさんのように副業で少しずつ販売する場合でも、お小遣い程度の収入にはなるでしょう。
ただし、純売上を計算する場合は、上記の金額から販売手数料や材料費が引かれます。
さらに知名度のない販売初期は、どれだけ制作しても1つも売れない可能性があることも考慮しましょう。
ネイルチップ販売は軌道に乗ると儲かる仕事ですが、努力なしで儲けが出るほど簡単な仕事ではありません。
販売方法の工夫や知名度を高める努力は必須です。
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ネイルチップ販売にかかる経費は「材料費・送料・手数料」だけ!
ネイルチップ販売は、サロン経営のように店舗の賃料がかからず、必要最低限の経費で販売を開始できます。
とはいえ、具体的な内容を知らないまま販売を始めると、赤字になる恐れもあるでしょう。
安定した売り上げを出すためにも、内訳は細かく把握してください。
材料費
ネイルチップを作成・販売する際は、主に以下の材料が必要です。
|
すでにネイル用品を持っている場合は、追加費用がほとんどかかりません。
土台のネイルチップも1セット100円以下で購入できるため、必要な材料費はごくわずかです。
送料
送料は店舗負担と購入者負担のケースがありますが、前者のほうが購入に繋がりやすい傾向があります。
気軽に購入していただくためには、送料込みの価格を想定するとよいでしょう。
手数料
販売先によって手数料は異なります。
大手ハンドメイドサイトとフリマアプリの手数料は以下です。
販売先 | 販売手数料 |
minne | 10.56% |
Creema | 11% |
メルカリ | 10% |
ラクマ | 4.5~10% |
上記に加え、売上を受け取る際は振込手数料がかかることも覚えておきましょう。
なお、雑貨店やアクセサリーショップに委託販売する場合は、20~40%の委託料が一般的です。
成功して儲かる!ネイルチップ販売のコツ
誰もがネイルチップ販売で利益を出せるわけではありません。
成功を収めるためには、綿密な販売計画とプロモーションが重要です。
こちらでは、具体的な対応方法をご紹介します。
1.ネイル資格を所有するプロネイリストだとアピールする
ネイルチップ販売は無資格でも可能です。
だからこそ、ネイル資格は競合と差別化できる強みになります。
クオリティや信頼性にも繋がるため、まだ資格を持っていない方は取得を検討してはいかがでしょうか?
ネイルチップ販売におすすめのネイル資格
ひと口にネイル資格といっても、その種類はさまざまです。
「どの検定を受けるべきかわからない!」という方は、以下の2つの資格を検討してください。
JNECネイリスト技能検定試験
JNECネイリスト技能検定は、ネイリストのたまごが最初に受ける資格試験です。
ネイル関連の仕事をする場合は、この資格を持っておくことが無難といえるでしょう。
まずは初心者でも挑戦しやすい3級を受け、より信頼性を高めたい場合は2級以上を検討するとよいでしょう。
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JNAジェルネイル技能検定試験
実用的な勉強をしたい場合は、ネイルチップ販売で取り扱うジェルネイルの資格を取得しましょう。
全ての級でジェルアートの実技試験が行われるため、技術力を高めるためにはもってこいの資格です。
まずは初級から受験し、合格後は中級・上級も視野にいれてください。
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2.SNSでフォロワーを増やし認知を広げる
オンラインショップ・商品の存在を知られない限り、制作したネイルチップはお客様の手に届きません。
購入してもらうためには、X、TikTok、Pinterestなど、さまざまなSNSを活用して、人の目に触れる機会を増やしてください。
数あるSNSのなかでも、Instagramの活用は必須です。
「#ネイルチップ販売」「#ネイルチップオーダー」のようなハッシュタグから購入に繋がることもあります。
写真に統一感を出したり、定期的に投稿したりと、閲覧数を増やす方法を併用するとファンを増やせるでしょう。
3.オーダーメイド・オリジナルデザインも受け付ける
オーダーメイドのネイルチップは、成人式や結婚式のような晴れの日を中心に需要があります。
通常の商品よりも高単価で販売できるうえに、お客様のSNSから人気が広がることも期待できるでしょう。
さまざまなニーズに応えるためにも、こうしたサービス・メニューは検討してください。
オーダーメイド・オリジナルデザインの価格相場は?
デザインの難易度にもよりますが、オーダーメイド作品の相場価格は3,000~7,000円程度です。
3Dアートや痛ネイルのような複雑なデザインの場合は、1万円以上の価格で取引されることもあります。
しかし、本来アニメ・漫画のキャラクターやブランドロゴをネイルに施すことは著作権侵害にあたる行為です。
痛ネイルはSNSで数多く見受けられますが、トラブルを避けるためにもオリジナル作品に絞って販売しましょう。
ネイルチップを販売する際の注意事項
初心者が見落としやすいポイントは、主に以下の2点です。
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ネイルチップは簡単に始められるビジネスで、ライバルも数多く存在します。
同じ価格帯であればクオリティが高いデザインが購入されるため、技術なくして儲けは出ません。
しかし、価格を安く設定した場合は、ほとんど儲けが出ないうえに体力的な厳しさを感じるでしょう。
技術力を高めつつ、売れやすい適切な価格設定をすることが失敗を防ぐポイントです。
なお、販売金額によっては確定申告が必要です。
申告が漏れると追徴課税の対象となる可能性もあるため、売上は細かくチェックしましょう。
ネイルチップ販売に関するよくある質問
新しい挑戦に不安や疑問を抱えており、なかなかはじめの1歩を踏み出せないという方もいるでしょう。
そこで以下では、ネイルチップ販売に関するよくある質問に回答します。
悩みを払拭し、憧れのネイルチップ販売に挑戦してみませんか?
ネイルチップ販売は資格がなくても大丈夫?
資格がなくても販売は可能です。
しかし、同価格の商品が並んだ場合、お客様はクオリティが期待できる有資格者の商品を購入するでしょう。
購入の決め手にもなるため、資格はあるに越したことはありません。
スムーズに販売を進めたい場合は、資格取得がおすすめです。
販売用ネイルチップのサイズはどうやって決める?
一般的なネイルチップのサイズは、0~9までの10サイズ展開です。
0が最も大きく、9が最も小さいサイズで、親指から小指までの数字を示します。
標準サイズの「25468」をそのまま販売する手もありますが、サンプルチップを送付したあとにオーダーを受け付けると親切です。
爪の大きさは個人差があるため、後者のほうが顧客がつきやすいでしょう。
ネイルチップ販売に確定申告は必要?
ネイルチップ販売を本業としているか、副業で行っているかによって申告の要否は異なります。
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本業の場合でも、一定金額以下の所得では確定申告が必要ありません。
一方、本業とは別に20万円を超える所得があった場合は、副業でも確定申告が必要になります。
ネイルチップ販売で儲かるスキルを手に入れるならネイルスクール!
ネイルチップ販売は無資格でも可能ですが、しっかり稼ぎたい場合は技術力が必須です。
お客様は数ある中から販売者を選ぶため、資格の有無は購入の決め手になります。
販売のチャンスを逃さないためにも、資格を取得したほうがよいでしょう。
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