ネイルマシンの使い方・基礎をプロネイリストが徹底解説!【初心者必見】
ネイルマシンは、使い方を正しく理解しないと危険です!
プロネイリストも愛用するネイルマシンですが、ジェルネイルのオフや甘皮処理などデリケートな爪周りに使用するため、使い方を誤ると爪を傷める恐れがあります。
今回はネイルマシンの基本的な使い方や適切なマシンビットの選び方をご紹介します。
ネイルマシンを初めて使用する方はもちろん、現在ネイルマシンを使用中の方も記事内容を参考にして安全にセルフネイルを楽しんでください◎
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ネイルマシンはどんな時に使う?
ネイルマシンは、主にジェルネイルをオフする際に活躍します。
ファイルを使った手動のネイルオフは時間と労力が奪われますが、ネイルマシンは短時間で仕上がり体力的負担もありません。
最近ではプチトルのような初心者向けのネイルマシンも販売されており、セルフネイルでも使われています。
さらに先端のビットを交換すると、ネイルケアアイテムとして使用可能です。
- 甘皮処理
- 爪磨き
- 角質処理
- ベースジェル塗布前のサンディング
ネイルマシンは甘皮処理や爪磨きなどの日常的なネイルケアにも使えるため、ジェルネイルをしない方も1台あると便利でしょう。
ネイルマシンを使う前に知っておくこと
ネイルマシンを使用する際は、力加減・回転方向・回転数・マシンビットの種類など、さまざまな要素を把握しなければなりません。
1つでも間違えるとケガに繋がるため、まずは以下の基本事項を一読してください。
ネイルマシンの「基本操作」
ネイルマシンの操作時は細かいダストが散るため、マスクとテーブルマットを準備しておきましょう。
目を覆うゴーグルがあるとさらに衛生的に処理を進められます。
電源をオンにすると使用を開始できますが、過度に圧力をかけると自爪を削りすぎてしまう可能性があります。
初めて使用する場合は、ネイルチップで適切な力加減を把握してから自爪に使用してください。
独学でネイルをはじめた方には、基本操作が簡単な初心者向けのネイルマシンがおすすめです。
ネイルマシンの「回転方向」について
ネイルマシンの回転方向には、F(フォワード)とR(リバース)の2種類があります。
F(フォワード) | 右回転(時計回り) |
R(リバース) | 左回転(反時計回り) |
左手をオフする際はF(右回転)、右手をオフする際はR(左回転)にしてください。
本体に回転方向が記載されていない場合は、予め説明書で回転方向を確認しましょう。
ネイルマシンは回転方向が合っていても、誤った動かし方ではジェルネイルを上手に削れません。
爪の根元から先端方向、もしくは爪の右側から左側に向かって動かしてください。
安全に使用するためには、爪のカーブに沿って動かすこともポイントです。
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ネイルマシンの「回転数(スピード)」について
回転方向を設定したあとは、用途に応じて回転数を調整します。
ネイルマシンを初めて扱う方は、以下の数値を参考にしてください。
使用用途 | 回転数 |
爪磨き | 2000rpm |
甘皮処理 | 3000rpm |
ジェルネイルオフ | 7000~10000rpm |
プロのネイリストは20000rpmほどの高速回転で作業することがありますが、初心者には危険が伴います。
まずは低速で様子を見ながら、必要に応じて徐々に回転数を高めましょう。
マシンビットの使い分け
ネイルマシンを使用する際は、用途に応じて先端のビットを付け替えます。
ビットは素材・形状・目の粗さによって使用感が異なるため、最適なものを選びましょう。
用途 | ビットの形状 |
ネイルオフ | 円柱型 |
甘皮処理 | 砲弾型・円錐型 |
爪磨き・角質除去 | シリコン製の専用ビット |
ネイルマシンの故障を防ぐため、ビットは本体から2~3mm程度の隙間をあけて装着することもポイントです。
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ネイルマシンの使い方
ネイルマシンの使い方は、目的によって異なります。
使用目的別の手順を把握し、適切なビット・回転数を設定してネイルマシンを操作しましょう。
ネイルケア
- キューティクルをお湯やキューティクルリムーバーでふやかす(乾いた状態でも可)
- 砲弾型または円錐型のビットをネイルマシンにセットし、根本や側面のルースキューティクルを落とす
- ブラシビットに付け替え、爪裏のバリや表面の汚れを落とす
- サンディングバンドや角質処理専用のビットに付け替え、爪周りの角質・表面の凹凸を滑らかに整える
- シリコン製の専用ビットに付け替え、爪表面に光沢を出す
甘皮処理や爪磨きを行うネイルケアでは、ビットを複数回付け替えて操作します。
自爪に直接あてて操作するため、2000~3000rpm程度の低速回転で削りすぎを防ぐことが重要です。
爪の側面を処理する際は、ネイルマシンを立てずに動かしてケガを防止しましょう。
プレパレーション(ジェルの下準備)
- ネイルケアの(1)~(3)の工程を実施する
- 円柱型のビットやサンディングバンドをセットして、爪の表面を軽く削る
- ネイルファイルを使用し、手作業で爪の形を整える
- ブラシビットをセットして、爪表面・裏面のダストを落とす
ネイルマシンでサンディングを行う際も、2000~3000rpm程度の低速回転からはじめましょう。
目の粗いサンディングバンドは削る速度が速いため、180~240Gほどの目の細かいものを選んでください。
ネイルマシンは爪の長さ調整にも使用できますが、初心者はネイルファイルのほうが扱いやすいでしょう。
きれいなネイルを仕上げるため、長さ調整は手作業で丁寧に行うことがおすすめです。
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ジェルオフ
- 円柱型のビットをセットして、ネイルマシンの電源をオンにする
- 根元から先端に向かってマシンを動かし、カラージェルの層まで削る
- パーツをオフする際は、コーンビットやポイントビットに付け替えて削る
- ベースジェルが見えてきたら、アセトンを付けたコットンとアルミホイルを爪に巻く
- 10~15分程度放置して、ジェルを溶かす
- 浮いてきたジェルをネイルプッシャーで落とす
ジェルネイルのオフでは、主に金属製の円柱型ビットを使用します。
ラインストーンのようなパーツを付けている場合は、先端が尖ったコーンビットやポイントビットも併用しましょう。
プロのネイリストはネイルマシンのみでオフを行う場合もありますが、初心者はアセトンを使用する方法が安全です。
ただし、ネイルマシンによっては最大回転数が低く、ネイルオフに時間がかかることがあります。
ジェルネイルを日常的に楽しむ方は、最大回転数が10000rpm以上のモデルを検討してください。
サイド・爪裏に流れたジェルを取り除きたいとき
- コーンビットや円錐型のビットをセットし、爪裏に流れたジェルを削る
- コーンビットでサイドに流れたジェルを削る
- サンディングバンドに付け替え、皮膚に付着したジェルを削る
ネイルマシンは、ジェルネイルを誤って硬化させてしまった場合にも役立ちます。
先端の尖ったコーンビットを使って、低速で少しずつ丁寧に削り落としましょう。
コーンビットは初心者用ネイルマシンに付属していないケースも多いため、別途購入しておくと便利です。
足の角質ケア(フットネイル)
- ネイルケアの(1)~(3)の工程を実施する
- 角質処理専用のビットを付けて、爪側面の分厚い角質を削る
- サンディングバンドやフットケア専用のビットに付け替えて、かかとや部分的に硬い角質を削る
- 付着したダストを拭き取り、保湿クリームでケアする
フットケアの基本的な流れは手のネイルケアと同様です。
しかし、足は分厚い角質が多く、手に使用する砲弾型や円錐型のビットでは削りきれない場合があります。
手ごわい角質をネイルマシンで改善したい場合は、フットケア専用のビットを別途購入したほうがよいでしょう。
皮膚に直接ネイルマシンをあてることに抵抗がある方は、手軽な角質ケアアイテムを使うのもおすすめです。
ネイルマシンが怖い!失敗しないコツ
ネイルマシンはケガの危険もありますが、正しい使用方法を把握すると失敗を防止できます。
まずは以下の5つを意識して恐怖心をなくしましょう。
- 適切なビットを使用する
- 回転方向・動かす向きを守る
- 最低速度から始める
- 軽い力で爪にあてる
- 手の位置を安定させる
安全に使用するためには、基本的な回転方向や動かす向き、回転数を守ることが大切です。
自爪を削りすぎないように、ビットは軽く添える程度で同じ場所にあて続けず、常に動かし続けましょう。
一般的なジェルネイルオフでは中速~高速でネイルマシンを操作しますが、初心者は慣れるまで最低速度から始めると安心です。
手のブレを軽減するために両肘は机の上に置いてください。
ネイルマシンを持つ手の小指を反対の指の上に添えると、指先まで安定して操作しやすくなります。
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ネイルマシンの使い方に関するよくある質問
ネイルマシンの使用方法のほか、ビットの互換性やメンテナンス方法も気になるところです。
こちらでは、ネイル初心者から寄せられたよくある質問にお答えします。
ネイルマシンを使うのはプロだけ?初心者でも簡単に使えますか?
ネイルマシンはプロ向けのイメージがありますが、実際には初心者でも使用できます。
ジェルネイルのオフやプレパレーション(ケア)にかかる時間を短縮できるため、セルフネイルを楽しむ方は1台あると便利です。
ただし、機能が豊富かつ高価なプロ向けのネイルマシンは初心者には必要ありません。
初めてネイルマシンを購入する場合は、1万円以下の初心者向けモデルで十分でしょう。
マシンビットはどのメーカーでも共通で使える?
軸サイズが2.34mmの国内JIS規格品であれば、本体と異なるメーカーのマシンビットも装着できます。
一般的な商品はJIS規格に沿ってつくられていますが、一部モデルはメーカー専用ビットを生産しているため注意が必要です。
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ネイルマシンのメンテナンスって何するの?
細かいダストは本体の故障に繋がります。
ネイルマシンを長持ちさせるため、使用後はビットや本体に付着したダストを毎回除去しましょう。
ビット表面のダストや本体のビットの差込口は、ブラシできれいに清掃してください。
目詰まりした場合は爪楊枝やウッドスティックを使用することも効果的です。
正しく安全にネイルマシンの使い方を学べる!ネイルスクールシンシア
ネイルマシンの正しい使い方を学ぶと、ネイルにかかる時間を短縮できます。
今回ご紹介した方法で、セルフネイルのストレスを大幅に軽減できるでしょう。
しかし、ネイルマシンの使用には危険が伴うため、自分以外の人へ施術する場合は細心の注意を払わなければなりません。
力加減やビットの使い分けなど、ネイルスクールで更なる知識・技術を習得して安全に配慮するべきでしょう。
ネイルスクールシンシアでは、ネイルマシンの正しい使い方だけでなく、ネイルの基礎知識を余すことなく学習できます。
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