【すぐ取れる?】長持ちするネイルチップ付け方!接着剤や外し方・サイズ選びに失敗しないコツまで解説
ネイルチップで手軽におしゃれを楽しみたいけれど、「付け方がよくわからない」「すぐ取れたり自爪が傷んだりしないか不安」という方は少なくないでしょう。
また、接着剤の種類が多くてどれを選べばよいか迷うこともあります。
結論として、正しい手順を守り、自身の目的や爪の状態に合った接着方法を選べば、初心者の方でもネイルチップを安全に楽しむことが可能です。
この記事では、ネイルチップ装着前の準備から基本的な付け方・外し方の手順、接着アイテムの選び方や長持ちさせるコツ、適切なサイズの選び方まで、わかりやすく解説します。
さらに100円均一(ダイソーなど)のアイテム活用法や応用テクニックにも触れています。
ネイルチップのおしゃれを楽し見たい方は、ぜひ参考にしてください。
ネイルチップ装着前の準備
ネイルチップをきれいに装着し長持ちさせるためには、事前の準備がとても重要です。
必要な道具を揃え、自爪を適切にケアし、自分に合ったサイズのチップを選ぶことが大切です。
ここからは、ネイルチップ装着前に必要な準備について、具体的に解説します。
必要な道具
ネイルチップを楽しむために、まずは以下の道具を用意しましょう。
ネイルチップ装着に必要な道具 | |
ネイルチップ本体 | 好みのデザインや形のチップを選んでください。 |
接着剤 | 両面テープ、粘着グミ、ネイルグルーなど、使用したい期間や爪の状態に合わせて選択します。 |
爪やすり(エメリーボード) | ネイルチップの形やサイズの微調整、自爪を整えるために使います。目の細かいものがおすすめです。 |
ウッドスティック | 甘皮の処理や、ネイルチップを外す際に役立ちます。 |
アルコール・除光液 | 爪表面の油分や汚れを取り除くために必要です。消毒用エタノールでも代用できます。 |
キューティクルオイル・ハンドクリーム | ネイルチップを外した後の保湿ケアに使います。ネイルオイルも良いでしょう。 |
これらのアイテムは、ネイル専門店だけでなく、ドラッグストアやバラエティショップ、100円ショップなどでも手に入ります。
自爪のケアと下準備
ネイルチップを付ける前の自爪ケアは、持ちを良くするために欠かせないステップです。
まず、ウッドスティックなどを使って甘皮を優しく押し上げます。ただし、無理な処理は爪や皮膚を傷つける原因になるため注意してください。
次に、爪やすり(ネイルファイル)で自爪の長さや形を整えます。チップ装着時に自爪がはみ出さないように調整しましょう。
最も重要なのが、爪表面の油分・水分・汚れをしっかり除去することです。アルコールを含ませたコットンなどで、爪の根元から先端まで丁寧に拭き取ってください。
装着直前にハンドクリームやネイルオイルを使用すると、油分が残ってチップが取れやすくなるため避けましょう。事前の準備でネイルチップの密着度を高めます。
失敗しないサイズの選び方・測り方
自分の爪に合ったサイズのネイルチップを選ぶことは、見た目の自然さだけでなく、持ちの良さにも直結します。
サイズが合わないチップは、不自然に見える上に、隙間から水や汚れが入り込んで剥がれやすくなる原因となります。また、爪に余計な負担をかける可能性もあります。
サイズの測り方は、爪の一番幅が広い部分に柔らかいメジャーを当て、カーブに沿って横幅を測ります。
メジャーがない場合は、マスキングテープを爪に貼り付けて印をつけ、定規で長さを測る方法もあります。
チップを選ぶ際は、横幅と爪のカーブが自爪に合っているかを確認します。実際にチップを爪に乗せてみて、サイドに隙間ができないかチェックしましょう。
ぴったりのサイズが見つからない場合は、少し大きめのサイズを選び、爪やすりで削って調整するのがおすすめです。小さすぎるチップは爪を圧迫したり、見た目が不自然になったりするため避けてください。
市販のネイルチップには通常サイズ番号が記載されています。自分の爪に合う番号をメモしておくと、次回からスムーズに選べて便利です。
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ネイルチップが取れない!接着剤の種類と選び方
ネイルチップを自爪に固定するための接着アイテムには、いくつかの種類があります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解し、使いたい期間やシーン、爪の状態に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。
ここでは、代表的な接着アイテムである「両面テープ」「粘着グミ」「ネイルグルー」「ジェル」について、それぞれの特徴と選び方を解説します。
両面テープ(ネイル用)
ネイルチップ専用の両面テープは、最も手軽に使える接着アイテムです。
メリットは、付け外しが非常に簡単で、自爪への負担が少ないことです。100円ショップなどでも手軽に購入でき、初心者の方にもおすすめです。
一方で、デメリットとしては、水や油分に弱く、接着力は他の方法に比べて高くありません。持ちは通常1日程度と考えましょう。
また、テープの厚みによっては、チップと自爪の間に少し段差ができることもあります。
結婚式やイベントなど、1日だけネイルチップを楽しみたい場合や、爪への負担を最小限に抑えたい場合に適しています。
製品によって厚みや粘着力が異なるため、用途に合わせて選びましょう。
粘着グミ
粘着グミは、両面テープによく似ていますが、より厚みと弾力があるのが特徴です。
メリットとして、両面テープよりも粘着力が高く、クッション性があるため自爪のカーブにフィットしやすく、密着度を高めることができます。製品によっては、丁寧に扱えば繰り返し使えるものもあります。
デメリットは、両面テープと同様に水濡れには注意が必要な点です。また、テープよりも厚みが出やすい場合があります。
両面テープではすぐに取れてしまうと感じる方や、数日間ネイルチップを持たせたいけれど、グルーの使用は避けたいという方におすすめです。
シートタイプや爪の形にカットされた個別タイプなど、形状も様々なのでチェックしてみてください。
ネイルグルー(専用接着剤)
ネイルグルーは、ネイルチップ専用の瞬間接着剤です。
最大のメリットは、非常に高い接着力で、ネイルチップを長期間(数日~1週間程度)しっかりと固定できることです。水にも比較的強いため、日常生活での持ちが良いです。
しかし、デメリットも多くあります。強力な接着力ゆえに、オフ(外す時)には専用のリムーバーが必須となり、手間がかかります。自爪への負担も他の方法に比べて大きいです。
また、誤って皮膚に付くと取れにくく、アレルギー反応を起こす可能性もあるため、取り扱いには注意が必要です。
数日間から1週間程度、ネイルチップを外さずに楽しみたい場合に適しています。
使用する際は、換気を十分に行い、皮膚や甘皮に付着しないよう慎重に作業しましょう。塗りやすいブラシタイプや、量の調整がしやすいノズルタイプなどがあります。
ジェル(接着用)
ジェルネイルに使用するジェルを使って、ネイルチップを接着する方法もあります。
メリットは、グルー以上に強力な接着力と持ちが期待できることです。強度も高く、見た目もジェルネイルのように自然で美しい仕上がりになります。
ただし、デメリットとして、ジェルを硬化させるためのUVライトまたはLEDライトが必須となります。
オフもジェルネイルと同様の手順が必要で、最も手間と時間がかかり、自爪への負担も大きくなる可能性があります。
ある程度の知識や技術が必要なため、ジェルネイル経験者向けの接着方法といえるでしょう。
長期間(1週間以上)ネイルチップを持たせたい場合に選択肢となりますが、専用の接着用ジェルを使用し、正しい手順で行うことが重要です。
目的別おすすめ接着アイテム
どの接着アイテムを選ぶかは、ネイルチップを使う目的や期間によって異なります。
【1日だけ楽しみたい場合】
両面テープや粘着グミが手軽でおすすめです。爪への負担も少なく、簡単にオフできます。
【数日間しっかり持たせたい場合】
ネイルグルーが適しています。粘着グミの中でも強力なタイプを選ぶのも良いでしょう。
【1週間以上持たせたい場合】
ジェルでの接着が最も長持ちしますが、オフの手間や爪への負担を考慮する必要があります。
【爪への優しさ優先の場合】
両面テープや粘着グミを選びましょう。
【コストを抑えたい場合】
100円ショップなどで手に入る両面テープやグルーが選択肢になります。ただし、品質や成分を確認し、肌に合うか注意して使用しましょう。
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ネイルチップの基本的な付け方
ネイルチップの付け方は、慣れれば簡単です。正しい手順で行うことで、きれいに装着でき、持ちも良くなります。
以下の4つのステップで、基本的な付け方を解説します。
ここでは、接着アイテムとして両面テープ、粘着グミ、グルーを使用する場合を想定して説明します。
STEP1: 自爪の準備
まず、ネイルチップを付ける前の準備として、自爪のケアと下準備を行います。
爪の長さや形を整え、甘皮を処理し、最も重要な油分・水分・汚れの除去を丁寧に行ってください。
アルコールを含ませたコットンなどで爪表面をしっかり拭き、爪が完全に乾燥している状態にします。
この下準備が、ネイルチップをしっかり密着させるための重要なポイントです。
STEP2: 接着アイテムの装着
次に、選んだ接着アイテムを装着します。
【両面テープ・粘着グミの場合】
自分の爪のサイズに合ったテープまたはグミを選びます。ネイルチップの裏側に貼るか、自爪に直接貼り付けます。この時、空気が入らないように指でしっかりと押さえて密着させることがポイントです。
【ネイルグルーの場合】
ネイルチップの裏側、または自爪にグルーを適量塗布します。量が多すぎると、チップを乗せた時にはみ出して皮膚に付着する原因になるため注意が必要です。チップの根元やサイドまで均一に、薄く塗るのがコツです。
STEP3: ネイルチップの装着
ネイルチップを自爪に装着します。
チップの根元部分を、自爪の甘皮の手前(少し隙間を空けるのがコツ)に合わせて置きます。位置が決まったら、爪先に向かってゆっくりと倒すように乗せます。
チップ全体を爪にしっかりと押し付け、特に根元とサイドの部分を意識して圧着します。
このとき、爪とチップの間に空気が入らないように、中央から外側に向かって押さえると良いでしょう。
使用する接着アイテムの説明書に従い、指定された時間(数秒~数十秒程度)しっかりと押さえ続けてください。
STEP4: 爪やすりで微調整する
ネイルチップの装着が完了したら、全体のバランスを見ます。
もしチップの長さや形が気になる場合は、爪やすり(ネイルファイル)を使って優しく削り、好みの形に整えます。
ただし、強く削りすぎるとチップが割れたり、せっかくのデザインが崩れたりすることがあります。
少しずつ、一定方向にファイルを動かすようにして慎重に調整しましょう。
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ネイルチップを長持ちさせる!付け方のコツ
せっかく付けたネイルチップ、できるだけ長持ちさせたいですよね。
ちょっとしたコツを押さえるだけで、ネイルチップの持ちは格段にあがります。
ここでは、ネイルチップを長持ちさせるための5つの重要なコツを解説します。
装着前の油分・水分除去徹底
ネイルチップが取れてしまう最大の原因は、自爪表面に残った油分や水分です。
これを防ぐためには、ネイルチップを装着する直前に、アルコールや専用のプレップ剤(プライマー)を含ませたコットンなどで、爪表面を丁寧に拭き取ることが最も重要です。
拭き取った後は、爪が完全に乾くまで待ちましょう。手洗いの後なども、しっかり水分を拭き取って乾燥させてから装着してください。
甘皮処理をする
爪の根元にある甘皮の上にネイルチップや接着剤が乗ってしまうと、そこからチップが浮きやすくなり、剥がれる原因となります。
事前にウッドスティックなどで甘皮を軽く押し上げて処理しておくことで、チップが爪にしっかりと密着する面積が広がり、持ちが良くなります。
ただし、甘皮の切りすぎや無理な処理は爪のトラブルにつながるため、優しく行うようにしましょう。
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根元を少し開けて装着
ネイルチップを装着する際、自爪の甘皮ぴったりに付けるのではなく、根元部分を0.5mmから1mm程度開けて付けるのが長持ちさせるコツです。
甘皮にチップが直接触れないことで、指を動かしたときにチップが引っかかりにくくなります。
また、根元にわずかな隙間があることで、見た目もより自然な印象になります。
空気をしっかり抜く
接着アイテムを貼る際や、ネイルチップを爪に乗せて圧着する際には、爪とチップの間に空気が入らないように細心の注意を払いましょう。
空気が残っていると、その部分の接着力が弱まるだけでなく、隙間から水分などが侵入して、さらに剥がれやすくなる原因となります。
チップの中央から外側に向かって、指でしっかりと押さえて空気を抜きながら密着させることが重要です。
装着後すぐの水仕事や衝撃を避ける
ネイルチップを装着した後、接着剤が完全に硬化・定着するには一定の時間が必要です。とくにネイルグルーを使用した場合は注意が必要です。
装着後、最低でも数時間は、水仕事や入浴、プールなど、指先が水に濡れる状況を避けるようにしましょう。
また、パソコンのキーボードを強く叩いたり、缶のプルタブを開けたりするなど、指先に強い衝撃がかかる動作も、接着が安定するまでは控えておきましょう。
爪を傷めないネイルチップの外し方
ネイルチップを楽しむ上で、付け方と同じくらい重要なのが「外し方」です。
間違った方法で無理に外そうとすると、自爪を傷つけてしまう可能性があります。
ここでは、自爪へのダメージを最小限に抑え、安全にネイルチップを外すための正しい方法を解説します。
無理やり剥がすのはNG
ネイルチップを外す際に絶対にやってはいけないのが、力任せに無理やり剥がすことです。
チップが強力に接着されている場合、無理に剥がすと自爪の表面の層まで一緒に剥がれてしまうことがあります。
これにより、爪が薄くなったり、二枚爪になったり、ひどい場合には痛みを感じたりする原因となります。焦らず、正しい手順で優しく外すことを心がけてください。
両面テープ・粘着グミの場合の外し方
両面テープや粘着グミで付けたネイルチップは、比較的簡単に外すことができます。
まず、指先をぬるま湯に数分間浸けて、テープやグミの粘着力を弱めます。お風呂に入りながら行うのも効果的です。
次に、ネイルチップと自爪の隙間(根元やサイド)にウッドスティックをそっと差し込みます。スティックを少しずつ動かしながら、チップをゆっくりと浮かせるようにして剥がしていきます。
爪に残った粘着剤は、お湯でふやかしながらウッドスティックで優しくこすり取るか、アセトンフリーのリムーバーを含ませたコットンで拭き取ると良いでしょう。
ネイルグルーの場合の外し方
ネイルグルーで接着したチップを外すには、専用のリムーバー(グルーオフ剤)が必須です。アセトンを含む製品が多いです。
まず、リムーバーを染み込ませたコットンをネイルチップの上に置きます。指先ごとアルミホイルでしっかりと包み込み、リムーバーが蒸発しないようにします。
製品の指示に従い、10分から20分程度そのまま置きます。時間が経つと、リムーバーが浸透してグルーが柔らかく溶けてきます。
アルミホイルとコットンを外し、ウッドスティックを使って、柔らかくなったグルーと一緒にチップを優しく剥がします。一度で剥がれない場合は、無理せず再度リムーバーを浸透させてください。
アセトンは爪や皮膚を乾燥させやすいので、オフの後は必ず保湿ケアを行いましょう。
ジェルで付けた場合の外し方
ジェルで接着したネイルチップのオフは、基本的にはジェルネイルのオフと同じ手順になります。
まず、ネイルファイルを使って、チップ表面のジェル(トップジェルや接着に使ったジェル)を削り落とします。自爪まで削らないように注意が必要です。
次に、アセトン入りのリムーバーを染み込ませたコットンを爪の上に乗せ、アルミホイルで包んで15分から20分程度置きます。
時間が経つとジェルが柔らかくなるので、ウッドスティックやプッシャーを使って優しく取り除きます。
セルフでのオフは難易度が高く、慣れていないと自爪を傷つけてしまう可能性もあります。不安な場合は、ネイルサロンでオフしてもらうことを検討しましょう。
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自爪を痛めない!外した後のアフターケア
ネイルチップを外した後は、自爪が乾燥したり、負担がかかっていたりする可能性があります。
丁寧なアフターケアで、爪をいたわってあげましょう。
まず、爪に残った接着剤の残りなどを、リムーバーやファイルで優しく除去します。
その後、石鹸で手を洗い、爪や指先の汚れを落とします。
水分をよく拭き取ったら、キューティクルオイルやネイルセラム、ハンドクリームなどを爪の根元や全体、指先の皮膚に塗布し、優しくマッサージするようにしてしっかりと保湿します。
特にリムーバーを使用した後は爪が乾燥しやすいため、念入りな保湿ケアが重要です。
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【上級者編】もっとネイルチップを楽しみたい!応用テクニック
基本的なネイルチップの付け方・外し方に慣れてきたら、さらにネイルチップを楽しむための応用テクニックにも挑戦してみませんか。
100円ショップのアイテムを活用したり、ジェルを使って持ちを良くしたり、自分だけのオリジナルデザインを作ったりと、楽しみ方は広がります。
ここでは、ネイルチップをさらに楽しむためのヒントをいくつかご紹介します。
100均(ダイソーなど)アイテム活用術
最近の100円ショップ、例えば「ダイソー」などでは、ネイル関連グッズが非常に充実しています。
デザイン豊富なネイルチップ本体はもちろん、クリアタイプのチップ、ネイル用両面テープやグルーといった接着アイテム、爪やすりやウッドスティックなどのケア用品まで、多くのアイテムが手に入ります。
コストを抑えてネイルチップを試したい初心者の方や、様々なデザインを楽しみたい方にとって、100均アイテムは非常に便利です。
ただし、接着アイテムやリムーバーなどは、成分表示を確認し、自分の肌に合うか注意しながら使用しましょう。
品質を見極めて上手に活用すれば、低コストでおしゃれなネイルを楽しめます。
【100均別で解説】セルフジェルネイルの簡単なやり方とおすすめメーカーを紹介(2025年5月更新)
ジェルを使った付け方の概要
より長持ちさせたい、強度を高めたいという方には、ジェルを使ったネイルチップの接着方法も選択肢の一つです。
必要なものとしては、接着用のベースジェル(専用品推奨)、強度を出すためのトップジェル、ジェルを硬化させるためのUV/LEDライト、未硬化ジェルを拭き取るジェルクリーナー、爪やすりなどがあります。カラージェルは必須ではありません。
簡単な手順としては、自爪を準備した後、ベースジェルを爪に塗り(この時点では硬化しない)、チップの裏側にもジェルを少量塗ります。
空気を抜きながらチップを爪に乗せ、ライトで硬化させます。必要に応じて、上からトップジェルを塗ってさらに硬化させると強度が増します。
自爪のサンディングが不要な方法もあります。
メリットは圧倒的な持ちと強度、美しい見た目ですが、初期投資やオフの手間、爪への負担、アレルギーのリスクなどのデメリットも理解しておく必要があります。
簡単なネイルチップの作り方・アレンジ
市販のネイルチップだけでなく、自分でデザインしてオリジナルのネイルチップを作るのも楽しいです。
無地のクリアチップを用意し、手持ちのマニキュア(ポリッシュ)やカラージェルで好きな色を塗ったり、ネイルシールやストーン、ラメなどでデコレーションしたりします。ネイルアートの練習にもなります。
また、市販のデザインチップに、自分でパーツを追加したり、マットタイプのトップコートを塗って質感を変化させたりするだけでも、簡単にアレンジを楽しめます。
さらに、自分の爪の形に合わせて、ファイルでチップの長さや幅、根元のカーブなどを削って調整すれば、より自然でフィット感の高いネイルチップが完成します。自分だけのデザインで、指先のおしゃれを楽しみましょう。
ネイルチップ付け方に関するQ&A
ネイルチップの付け方に関して、多くの方が疑問に思う点や不安に感じる点があるでしょう。
ここでは、ネイルチップに関するよくある質問とその回答をまとめました。
ネイルチップはどのくらいの期間持ちますか?
ネイルチップの持ち期間は、使用する接着方法、付ける方の爪の状態、そして日常生活での指先の使い方によって大きく変わってきます。
一般的な目安としては、ネイル用両面テープや粘着グミの場合は1日から長くても数日程度です。
ネイルグルーを使用した場合は、数日から1週間程度持つことが多いでしょう。ジェルで接着した場合は、1週間から数週間と最も長持ちする可能性があります。
ただし、衛生面を考慮すると、どんな接着方法であっても1週間から2週間程度での付け替えが推奨されることが多いです。
長期間付けっぱなしにすると、爪とチップの間に水分や汚れが溜まり、トラブルの原因になる可能性もあります。
ネイルチップを付けたままお風呂に入っても大丈夫?
ネイルチップを付けたままお風呂に入れるかどうかは、接着方法によります。
両面テープや粘着グミは水分や湿気に弱いため、入浴中に取れてしまう可能性が非常に高いです。
短時間のシャワー程度なら大丈夫な場合もありますが、湯船に浸かるのは避けた方が無難でしょう。
ネイルグルーやジェルで接着した場合は、比較的耐水性がありますが、それでも長時間の入浴は接着力を弱める可能性があります。
できるだけ控えるか、入るとしても短時間で済ませることをおすすめします。
ネイルチップは繰り返し使えますか?
ネイルチップ本体が破損していなければ、基本的には繰り返し使用することが可能です。
ただし、ネイルチップを外す(オフ)際に、チップ自体に負担がかかることがあります。
とくにネイルグルーやジェルで接着した場合、リムーバーの使用やファイルで削る工程で、チップが傷んだり変形したりする可能性が高まります。
繰り返し使いたい場合は、オフの際にできるだけ丁寧に扱い、チップに残った接着剤をきれいに取り除くことが重要です。
比較的オフが簡単な両面テープや粘着グミで接着する方が、繰り返し利用には向いているといえます。
自爪が短い(深爪)でも付けられますか?
自爪が短い方や深爪の方でも、ネイルチップを付けること自体は可能です。
ただし、ネイルチップを接着する面積が通常の爪の方よりも小さくなるため、どうしても取れやすくなる傾向があります。
対策としては、あまり長すぎない、短めのデザインのネイルチップを選んだり、接着力の高いネイルグルーを使用したりするなどの工夫が考えられます。
しかし、爪やその周りの皮膚に負担がかからないように注意が必要です。無理な装着は避け、爪の健康状態を優先することも大切です。
肌が弱いのですがアレルギーの心配はありますか?
ネイルグルーやジェルに含まれる特定の化学成分、たとえばシアノアクリレート(グルーの主成分)やHEMA(ジェルに含まれることが多い成分)などに対して、アレルギー反応を起こす方がいます。
アレルギーが心配な場合は、使用する前に必ず製品の成分表示を確認し、可能であれば腕の内側など目立たない箇所でパッチテスト(少量を塗布して時間を置き、反応を見る)を行うことをおすすめします。
最近ではアレルギー対応を謳ったグルーやジェルも販売されていますが、全ての方にアレルギーが出ないとは限りません。
最もアレルギーのリスクが低いと考えられるのは、医療用としても使われる素材で作られたネイル用両面テープや粘着グミです。
もし使用中に痒みや赤みなどの異変を感じた場合は、すぐに使用を中止し、皮膚科専門医に相談してください。
ネイルチップを長持ちさせるコツは下準備と正しいサイズで装着すること
この記事では、ネイルチップの装着に必要な準備から、基本的な付け方・外し方の手順、各種接着アイテムの特徴と選び方、長持ちさせるコツ、さらに応用テクニックやよくある質問まで、幅広く解説しました。
ネイルチップをきれいに、そして安全に楽しむために最も重要なのは、装着前の丁寧な下準備や、自身の爪に合ったサイズのチップと接着剤を選ぶこと、そして正しい手順で付け外しをおこなうことです。
無理に剥がしたり、長期間付けっぱなしにしたりすることは、自爪を傷める原因となるため避けるべきです。
解説したポイントを参考に、ご自身の状況や使いたい期間に合わせて最適な方法を選び、ネイルチップでのおしゃれを安心して楽しみましょう。
また、「ネイルチップを自分で作ってみたい」「ネイルケアを学んでセルフケアがしたい」という方には、ネイルスクールの体験入学や見学会をおすすめしております。
ネイルへの関心が高い方にとって、ネイルスクールはとても楽しい学びの場になるはずです!
少しでも興味がある場合は、ぜひお気軽にネイルスクールシンシアへお問合せください◎