【アドバイスと解説付き】ジェルネイル検定上級~実技手順詳細~
この記事はジェルネイル検定上級合格のポイント[まとめ]の続きです。
まずは簡単に手順をご紹介します♪
7.1ジェルネイル検定上級 実技試験手順詳細【85分】
ジェルネイル検定上級の実技試験は左右合計5本に長さ出しを行ないます。
以下が各技術の重要なチェックポイントです!
・施術の5本にバブルなどがなく、Cカーブ、厚み、長さなどが揃っていて統一感があるか
・表面に凹凸がなく、ハイポイントもきちんと出せているか
・アートはテーマに合っているか
・ジェルフレンチは、色ムラがなくスマイルラインが鮮明か など
◆手指消毒
コットンに消毒液を含ませ、自身の両方の手のひら、手の甲、指間、指先までしっかりと拭き取ります(擦式清拭消毒)。
次に、新しいコットンに消毒液を含ませ、モデルの両手も同様に拭き取ります。
手指消毒はできるだけ時短を計りたい工程です。
だた適当にやってはいけません。
モデルさんに事前にどのような順番で拭いてどのように手を動かしてもらいたいかなどをきちんと伝えておきましょう。
そうすることでかなりスムーズになります。
コットンを容器に入れる際は、1枚1枚交互に重ねて入れておくと、取る時に1枚ずつ取れるのでとても便利です。
スムーズに動作できることで、時間にも余裕ができストレスなく試験を受けることができます。
◆プレパレーション
施術の指5本に、スポンジバフでネイルプレートの表面をサンディングします。
キューティクル側もキワまできちんとサンディングしましょう。
サンディングが終わったら、ダストブラシでダストオフします。
ネイルプレートの裏もダストがないことを確認しましょう。
※以下の手順は一例となります。
実技工程の手順は自由です。
◆水分油分除去
5本のネイルプレートの表面をクレンザーを含ませたワイプでふき取り、水分油分除去を行ないます。
◆チップ貼り
右手薬指、左手中指、左手薬指の3本にチップを貼ります。
チップは事前にモデル爪に合わせて準備しておきます。
グルーをチップに塗布し、空気が入らないように注意しながら、指に対して真っ直ぐチップを貼りつけます。
グルーが多すぎると、貼付時に漏れてコンタクトゾーン(ネイルプレートとチップが重なる箇所)が美しく仕上がらないので、適量を塗れるようにしましょう。
また、チップは横から見てネイルプレートに対して上がりすぎていても、下がりすぎていても良くありません。
爪なりに自然見える位置で貼りつけます。
まっすぐにチップが貼れたら、ネイルプレートとチップの境目にブラシタイプのアクティベーターを塗布してしっかり硬化させます。
◆チップ削り
チップがしっかり貼れたことを確認後、チップカッターまたはアクリルニッパーで先端の長さをカットします。
最終的に5~10ミリの長さで仕上げるため、この時点ではやや長めにカットしましょう。
次に、アウトラインをウォッシャブルファイル(180G程度)で整えます。
先端、サイドラインをまっすぐ整えます。
サイドストレートはこのタイミングでは軽く削る程度にしておきます。(エクステンションジェルを塗布後にきちんと削るため)
事前に薄く仕込んだチップを貼っても、まだチップの厚みが気になるようならその段差を削ります。
その際、地爪ではなくチップ部分だけを削るようにします。
チップの裏にバリがあるようなら、スポンジバフで丁寧にオフします。
バリが残っていると、ジェルが流れてしまい美しい仕上がりにならないのでこれは必ずチェックしましょう。
チップを貼った3本の長さが揃っていることを確認して、ダストオフします。
◆水分油分除去
チップを貼った3本の爪の地爪箇所にプレプライマーを塗布し、水分油分除去を行ないます。
◆右手薬指:フラワーアート
ベースジェルを塗って一度硬化した後、ベースカラーを塗布します。
ベースカラーに、ラメ入りのクリアなジェルを選びます。
そのジェルを、チップを貼ったコンタクトゾーンを隠せるあたりから、ラメがグラデーションになるようにジェルを薄く塗布し、ライトに入れて硬化します。
◆左手中指:アプリケーション
まず、ネイルプレートの根元からチップを貼付した先端まで、全体に薄く長さ出しができる専用のビルダージェルを塗布します。
ここで薄くビルダージェルを先に塗布することでこれがガイドラインとなり、この後のビルダ-ジェルがレベリングしやすくなります。
次に、ネイルプレートを横から見てハイポイントの位置を確認します。
ブラシにやや多めにビルダージェルをとり、キューティクル際から先端に向かって、ネイルプレートの中央に縦に1本の線になるようにビルダージェルを垂らしていきます。
ハイポイントの位置で一度ブラシを留めて、やや多めにジェルを垂らすとハイポイントに高さが出て美しいフォルムになります。
ジェルがレベリングするのを待ち、凸凹があるようならブラシの角でジェル表面を軽い力で触り整えます。
再度横から見て、ハイポイントがきちんと作れていることを確認して仮硬化します。(UV 20秒程度、LED 5秒程度)
ハイポイントが足りない場合は、仮硬化前に一度ビルダージェルを足して、きんとハイポイントを作ってから仮硬化しましょう。
※最適な仮硬化時間は、ライトのメーカーにもよりますのでご自身で最適な時間を調整します。
◆左手中指:ピンチ

◆右手薬指:フラワーアート

時間が経つと、せっかく作ったマーブルが混ざりすぎてしまうので素早く描くことを心掛けましょう。
◆左手薬指:アプリケーション
中指同様にビルダージェルを全体に塗布し、その後やや多めにビルダージェルでネイルプレート全体を覆い形を作ります。
必ず横から見て、ハイポイントがきちんと作れていることを確認して仮硬化します。(UV 20秒程度、LED 5秒程度)

まとめて硬化します。
◆左手削り

左手2本の未硬化ジェルをワイプにジェルクリーナーを染み込ませふき取ります。
ハイポイントを削りすぎないように注意しましょう。
全体的に凸凹がなめらかになったら、先端をスクエアオフにし、スポンジバフをネイルプレートの表面全体に軽くかけてさらになめらかにしましょう。

左手同様、ビルダージェルを全体に塗布し、その後やや多めにビルダージェルでネイルプレートの全体を覆い形を作ります。

仮硬化した指をライトから出し、モデルのネイルプレートのストレスポイント付近を自身の親指外側で内側に押し込み(ピンチング)、爪幅をシャープに整え即硬化します。(本硬化)

ベースを塗布し硬化した後、モデルの肌色に近い地爪が透けないナチュラルスキンカラージェル(指定商品から選ぶ)を塗布します。

またフォームを装着した際、先端から形を確認する時に、左右対称の雫形になっていると綺麗に仕上がります。
◆右手中指:ジェルイクステンション ビルダージェル塗布①

ビルダージェルを使用し長さを出していきます。
◆左手薬指:フレンチルック フレンチ①


仮硬化した指をライトから出し、ここでフォームを外し、モデルのネイルプレートのストレスポイント付近を自身の親指外側で内側に押し込み(ピンチング)、爪幅をシャープに整え即硬化します。(本硬化)
◆左手薬指:フレンチルック フレンチ②

フレンチライン2回目を塗ります。
こちらもかならずモデル手を返し、左右のラインに歪みがないか確認して硬化します。
◆右手人差し指:フォーム装着

右手中指同様、人差し指にフォームを装着します。
指に対してまっすぐになるようしっかり確認しましょう。
◆右手人差し指:ジェルイクステンション ビルダージェル塗布①

中指同様、ビルダージェルをハイポイントになる位置あたりからフォーム上の長さを出したいところまで薄く塗布し、
◆左手トップジェル

左手2本にトップジェルを塗布し、硬化します。

中指同様に、右手人差し指が仮硬化の状態で、ネイルプレート全体にビルダージェルを塗布したら、やや多めのビルダージェルで形を作っていきます。
ハイポイントがきちんと作れていることを確認して仮硬化します。(UV 20秒程度、LED 5秒程度)
◆右手人差し指:ジェルピンチ②

仮硬化した指をライトから出しフォームを外したら、モデルのネイルプレートのストレスポイント付近を自身の親指外側で内側に押し込み(ピンチング)、

右手3本にトップジェルを塗布し、硬化します。
◆最終チェック

5本全ての未硬化ジェルを、ジェルクリーナーを含ませたコットンで優しく拭き取ります。
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