ジェルネイルが上達する練習方法とは?上手くなるポイントやチップを使ったやり方を解説
ジェルネイルはサロンメニューの中で主流となり、セルフでも楽しむ方が増えてきました。
ネイリストを目指すなら、ジェルネイルの腕はしっかりと磨いておきたいですよね。
しかし、現実は「練習方法が分からない」「なかなか上達しない」という悩みを抱えている方が多いようです。
そこで今回は、ジェルネイルが上達する練習方法を紹介していきます。
ネイルアート別の練習ポイントも解説していくので、ぜひチェックしてみてください。
目次
ジェルネイルの上達には経験が重要
ジェルネイルの上達には「経験」が不可欠です!
技術力やセンスには個人差がありますが、経験を積まなければあらゆるケースに対応できません。
ネイリストとしてお客様に施術をする場合、お客様の要望に応じてさまざまなパターンでネイルを施す必要があるからです。
また、人によって爪の形や硬さは異なるため、経験がないと時間がかかったり仕上がりが上手くいかなかったりする可能性もあるのです。
例えば、薄い爪の人の場合は、爪やすりの際に削りすぎないなど自爪を傷つけないように配慮する必要もあります。
とにかくジェルネイルの練習を積むこと、実際に人の爪に施術をすることが上達の近道です◎
ジェルネイルを上達するための勉強方法
ジェルネイルを上達するためには、具体的にどのような方法で勉強すれば良いのでしょうか。
今回は2つの方法を紹介します。
ネイルスクールや動画を見て上手い人から学ぶ
誰しも思い込みやクセがあるため、1人で勉強していると進歩できない可能性があります。
「そもそもネイルのやり方が間違っている」「無駄な時間をかけてしまっている…。」
そのような自分の問題点に気づくためには、上手い人から教わってアドバイスをもらうことが近道です!
ネイルスクールに通って講師から直接教わるのがベストですが、難しい場合は動画を見て学ぶのも一つの方法でしょう◎
【最新】東京都内のネイルスクール選びの体験談!安くても失敗しないネイルスクールの選び方
最新のデザイントレンドをチェックする
ネイルのトレンドは常に移り変わるため、最新のデザイントレンドをチェックしておくことが大切です。
特にプロネイリストを目指すなら、最新のデザイントレンドを把握しておかないと良い施術はできません。
ファッション誌やSNSをチェックすることはもちろん、テレビに出ている芸能人がどのようなネイルをしているか、常にアンテナを貼っておきましょう。
ジェルネイルが上手くなるにはどうすればいい?
ジェルネイルを上達させるためには「経験」が必要なことを解説しました。
とはいえ、「まずは、今の技術を向上したい」「ジェルネイルを自分でできるようになりたい」という方は多いと思います。
ジェルネイルの練習において、意識してほしい3つのポイントを解説します。
毎日時間を作って練習する
経験を踏むのと同じくらい大切なのが、毎日時間を作ってコツコツと練習することです。
毎日ジェルネイルの練習をすることで、力加減が分かってきます。
最初は時間がかかっていた施術も、毎日繰り返し練習すればコツを掴めるはずです。
短時間でも良いので、毎日ネイルに触れることで自然と上達していくでしょう。
目標時間を決めて取り組む
「2時間でネイルを仕上げる」というように目標時間を決めると、施術スピードもアップしていきます。
時間内に仕上がれば自信がつきます。
避けてほしいのは、目標を決めず何時間もダラダラと練習を続けることです。
目標時間を決めて練習することで手が速くなるため、技術力が上がります。
速く施術できるようになる・ネイルが上達すると、モチベーションも上がりますよね!
とにかく数をこなす!できるまで繰り返し練習する
ジェルネイルを上達させるためには、とにかく数をこなすことが重要です。
苦手なデザインも繰り返し練習することで、苦手を克服することはできます。
ハンドモデルで練習する場合は、1人ではなく家族や友人など複数人にお願いできれば理想的です。
人によって爪の形状や状態は異なるため、さまざまなパターンを練習することで、どんなケースにも対応できるようになりますよ。
ハンドモデルでネイルを練習する
ジェルネイルの練習方法には、主に以下の3つの方法があります。
- ハンドモデルで練習する
- 自分の爪で練習する
- ネイルチップで練習する
最初に紹介するのは、家族や友人などに「ハンドモデル」になってもらい、他人の爪で練習する方法です。
ハンドモデルでネイルの練習をするメリット・デメリット、練習のポイントを解説します。
ハンドモデルを頼むメリット
ハンドモデルを頼む最大のメリットは、実際に人の爪で練習ができる点です。
実践に近い形で練習ができるため、上達スピードは3つの方法の中で一番といっても過言ではありません!
人それぞれ爪の形状や状態、さらにネイルの持ちに関しては手の使い方やライフスタイルにも関わるため、ハンドモデルを頼んで練習をすれば応用力がつきます。
ハンドモデルを頼むデメリット
ハンドモデルを頼む一番のデメリットは、ハンドモデルに協力してくれる人を探すのが容易ではない点です。
練習に付き合ってもらうということは、相手の時間を拘束することになります。
「自爪を傷つけられないかな…」と不安に感じる方もいるでしょう。
家族であれば比較的頼みやすいものの、友人や同僚などには頼みにくい…というのは本音ではないでしょうか。
SNSで「#無料モニター」などとハッシュタグをつけて練習をさせてくれる方を上手に集めている方もいるようです◎
ハンドモデルによる練習のポイント
ハンドモデルによる練習のポイントは、自爪を傷つけたりハンドモデルが痛みを感じたりしないように、最大限配慮しながら施術を行うことです。
ハンドモデルになってくれた相手に、痛みを感じた時に遠慮せず伝えるようにお願いしておきましょう。
気を遣って我慢されてしまうと、あなた自身の中に「これくらいの力加減で大丈夫かな」という間違った認識が生まれてしまいます。
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自分の爪でネイルを練習する
続いて紹介するのは、自爪でネイルを練習する方法です。
自爪でネイルの練習するメリット・デメリット、練習のポイントを解説します。
自爪を利用するメリット
自爪を利用するメリットは、ハンドモデルとは異なり、自分が練習したいと思った時にいつでも練習できる点です。
ネイルケアからオフまで、すべて自分で対応できる点も大きいでしょう◎
実際に人の爪で練習ができるため、ネイルチップで物足りなくなった方は自爪で練習するのがおすすめです。
いきなりハンドモデルで練習をして、相手の自爪を傷つけたり傷めたりしたら大変ですよね。
自分の爪でも注意は必要ですが、多少痛い思いをしても誰かに迷惑をかけることはありません。
自爪で練習をして、ちょうど良い力加減を見つけましょう。
自爪を利用するデメリット
自爪を利用するデメリットは、何度もくり返し練習するうちに自爪が弱くなっていく点です。
気づいたら爪がボロボロ…ということも少なくありません。
また、複数人にハンドモデルを頼んだ時にようにさまざまなタイプの爪で練習できないのもデメリットといえます。
ジェルネイルで爪がボロボロ!原因はなに?対策とケア方法を紹介
自爪による練習のポイント
自爪で練習をする際は、自爪を傷つけないように、練習の間隔を開けることをおすすめします。
毎回自爪で練習せず、ネイルチップやハンドモデルなど他の練習方法も取り入れましょう。
表面だけを削って取り外す、アセトンを使わずにジェルネイルを取り外すことができる「ディフェンダー」を使用するなど、自爪を傷つけないような工夫をしてみるのも良いでしょう。
ネイルチップでネイルを練習する
最後に紹介するのは、チップネイル(人工爪)を使った練習方法です。
ネイルチップでネイルの練習するメリット・デメリット、練習のポイントを解説します。
ネイルチップを利用するメリット
ネイルチップを利用する最大のメリットは、いつでも好きなタイミングに手軽に練習できる点です。
ネイルチップは100均でも購入できるため、費用もそれほどかかりません。
自分やハンドモデルの爪を傷つけるリスクもないため初心者でも安心です。
ネイルチップを利用するデメリット
ネイルチップばかりで練習をしていると、実践のための技術が身に付きにくい点がデメリットです。
ネイルチップは上下左右に動かせてしまうため、人の爪よりも簡単に施術できてしまいます。
「ネイルチップでは綺麗に仕上がるのに、本物の爪では上手くできない…」という事態に陥りかねません。
ネイルチップによる練習のポイント
まずはチップスタンドにネイルチップを固定して、太めの筆を使いムラなく隅々まで塗れるように練習していきます。
筆の使い方に慣れてきたら、細筆を使って細かいアートに挑戦していきましょう。
ネイルチップなら、ジェルの塗り方やアートが上達するまで繰り返し練習できます。
ネイルチップの練習でコツを掴んだら、ハンドマネキンやネイルモデルでより実践的な練習をしてみると、より速く上達するでしょう。
ネイルチップの作り方とは?初心者向けの塗り方と上手に作るコツ
【初心者必見】ネイルグッズは100均でも代用できる
ネイルグッズは100均でも購入できることをご存じですか?
100均を上手に活用すれば、費用を抑えながらジェルネイルの練習をすることが可能です!
100均一で購入できるジェルネイルグッズ
100均でも購入できる主なジェルネイルグッズは以下の通りです。
- ネイルケア用品各種
- ベースジェル
- カラージェル
- トップジェル
- 筆
- ピンセット
- UV/LEDライト
- ネイルオフ用アルミホイル
- ネイルリムーバー
- アート用パーツ
- ミラーパウダー
- ジェルネイルシール
このように100均アイテムのみでもジェルネイルを楽しむことが可能です。
ダイソーでは、約40種類のカラージェルを用意しています。
簡易的なUV/LEDライトも100均で購入可能で、ペン型であれば110円(税込)、スタンド型は330~550円(税込)で購入できることが多いようです。
【100均別で解説】セルフジェルネイルの簡単なやり方とおすすめメーカーを紹介
チップスタンドは100均のフックを代用
アートを施す際にネイルチップを固定しておく「チップスタンド」ですが、実は100均でも購入可能です!
ダイソーでは、5個入りのチップスタンドが100円(税込)で購入できます。
チップスタンドがなければ、100均のフックでも代用できますよ。
【アート別】ジェルネイル・アートの練習ポイント
続いて、アート別(濃いワンカラー・薄いワンカラー・フレンチネイル)の練習ポイントを紹介していきます。
苦手なデザインがある方はぜひチェックしてみてください。
ジェルネイルってどうやるの?セルフネイルで失敗しないジェルネイルのやり方とおすすめデザイン◎
濃いワンカラー
はじめに紹介するのは、濃いワンカラーの練習ポイントです。
一見簡単そうに見えるワンカラーですが、いざやってみると意外と難しいですよね。
薄いワンカラーとは練習ポイントが異なるため、ぜひチェックしてみてください。
ライン(枠)を綺麗に取る
ワンカラーでまず意識してほしいのは、ラインを綺麗に取ることです。
外側のラインを綺麗に取ることで、完成度の高いワンカラーに仕上がります。
カラージェル1回目で爪のきわギリギリまで塗り、綺麗なラインが完成すれば後は色を乗せるだけです。
ベースジェルやトップジェルを均一にはみ出し無く塗る
ベースジェルやトップジェルは均一に塗ることを意識しましょう。
どんなにカラージェルが綺麗に塗れても、ベースジェルやトップジェルが凸凹だと台無しになってしまうからです。
また、ジェルが爪から流れてしまうとジェルネイルが浮いてしまう原因にもなります。
ジェルをのせる時は爪からはみ出さないよう心がけましょう。
まずは、ベースジェルやトップジェルの塗り方をマスターすることをおすすめします。
1度にジェルを乗せすぎない
1度にジェルを乗せすぎると、爪からはみ出してしまったり硬化不良になったりしやすいため注意が必要です。
硬化不良になるとシワシワの状態になってしまい、綺麗には仕上がりません。
また、ワンカラーは2~3度塗りが基本で、それ以上塗ると厚ぼったくなるため注意しましょう。
チップを使った濃いワンカラーの練習ポイント
チップを使って濃いワンカラーを練習する際は、まずはチップの裏側にマジックでキューティクルラインの形を描きます。
チップスタンドにチップを固定したら、先ほど描いたキューティクルラインを爪の根元に見立ててラインを取りましょう。
ジェルを乗せすぎないように注意し、真ん中→サイド→根元→エッジの順番でジェルを塗ります。
1度目も2度目もムラにならない塗布量で塗るのがコツです。少なすぎるとムラの原因になりますので注意しましょう。
薄いワンカラー
続いては、薄いワンカラーの練習ポイントです。
薄いワンカラーはムラになりやすいため、マスターするまでに時間がかかるかもしれません。
ハケ圧をかけないようにする
薄いワンカラー最大のポイントは、ハケ圧をかけないように筆を当てる角度や強さに注意することです。
ハケ圧がかかる原因は、カラーを塗る際に支えがないことが原因と考えられます。
筆を持っているほうの小指を支えにしながら塗ると、安定して筆を動かせるようになりますよ。
筆は寝かせ気味にして40度くらいの角度で当てることをおすすめします。
色ムラがないように薄づき・均一にする
薄いワンカラーで色ムラができてしまう原因は、厚ぼったく塗ってしまうことにあります。
できる限り薄く、均一に塗ることで初心者でもすっきりと仕上がりますよ◎
チップを使った薄いワンカラーの練習ポイント
チップを使って薄いワンカラーを練習する際も、濃いカラーと同じように塗る順番を工夫しましょう。
ハケ圧をかけないように注意し、ジェルが表面張力によって自然に平らになるよう、10秒ほど待ってから硬化(セルフレベリング)するのもムラをなくすためには有効です!
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フレンチネイル
最後に紹介するのは、フレンチネイルの練習ポイントです。
ワンカラーに慣れたら、オシャレなフレンチネイルに挑戦してみましょう。
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ラインが描きやすい筆を使う
フレンチネイルを上達させるなら、筆選びが重要なポイントとなります。
フレンチネイルに向いている筆は、筆先が斜めになっていて厚みがそこまでないものです。
筆のしなりが良いとカーブが描きやすく、フレンチネイルが綺麗に仕上がります。
初心者は、先端が斜めにカットされているアンギュラー筆を使うのがおすすめです。
マットでムラが出にくいジェルを選ぶ
フレンチネイルには、マットでムラが出にくいカラーを選ぶことをおすすめします。
クリア感のあるジェルはラインが描きにくくムラになるため、フレンチネイルには向きません。
粘度が高く、固めのジェルを選ぶのも上手に仕上げるポイントです◎
ファイリングで左右対称に爪を整える
フレンチネイルを綺麗に仕上げるためには、ファイリングで左右対称に爪を整えておくことが重要です。
爪を整えた時点で左右非対称になっていると、フレンチネイルが上手くいっても全体的に歪んで見えてしまいますので注意しましょう。
チップを使ったフレンチネイルの練習ポイント
はじめにジェルを少量取り、爪先にジェルをまっすぐに塗ります。
次にガイドラインを作っていきます。
筆先を縦にした状態でやりたい深さをマークし、もう片方も平行な位置にマークしてください。
あとは爪先とマークした両端のラインを、曲線を描きながら繋げていきましょう。
カラーによっては1度目のムラが隠しきれない場合もあるため、1回目でフレンチラインを作ろうとせずに2回目のカラージェルで色を出しましょう。
ネイルスクールでプロに教えてもらえばネイルがさらに上達◎
ジェルネイルの上達を目指すなら、ネイルスクールでしっかりと学ぶのがおすすめです。
ネイルスクールシンシアでは、一流ネイリストの講師陣がネイルの基本からしっかりと指導します。
少人数制&フリータイム制を採用しているので、初心者でも自分のペースで上達できます。
プロネイリストを目指す方はもちろん、趣味でジェルネイルを学びたい方にもおすすめですよ。
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