ジェルネイル検定中級実技~第一課題手順詳細~

この記事はジェルネイル検定中級詳細[まとめ]>の続きです。

7.1 ジェルネイル検定中級 実技試験第一課題手順詳細

【ネイルケア・カラーリング30分】

第1課題ではネイルテクニックベーシックであるネイルケアを、手指消毒から始め、ファイリング、キューティクルクリーン、カラーリング(左手5本)まで行います。

試験では、下記のポイントがチェックされます。
・ファイリングはスムーズで滑らかなファイルストローク、ラウンドの統一感と形の精密さ

・ケアではメタルプッシャーの角度や強さ、ニッパーワークのスムーズさと支えの安定感、刃の角度とクリーンナップ後のキューティクルが整っているか

・カラーリングではトップコートのツヤ、キューティクル周り、ポリッシュのムラ、はみ出しがないか、など

※モデルの右手5本に赤のジェルが塗布されている状態から試験開始となります

◆手指消毒


コットンに消毒液を含ませ、自身の両方の手のひら、手の甲、指間、指先までしっかりと拭き取ります(擦式清拭消毒)。

次に、新しいコットンに消毒液を含ませ、モデルの両手も同様に拭き取ります。


手指消毒はあらゆる感染病対策の基本です。
手指に付着している病原微生物を除去し、感染力をなくすことは安全なネイルサービスに最も重要です。

擦式清拭消毒とは
消毒用エタノールなどの消毒剤をコットンまたはガーゼに十分含ませ、手指の全体面と指間、爪先にいたるまで汚れを除去しながら消毒剤を浸透させることです。手に直接噴霧(スプレー)する事は禁止されています。ただし落とした物を消毒する場合など、擦式消毒を行なえない場合は、試験会場という限られた場所での対応として噴霧(スプレー)しても構いません。

<<時短ポイント>>
手指消毒はできるだけ時短を計りたい工程です。だた適当にやってはいけません。
モデルさんに事前にどのような順番で拭いてどのように手を動かしてもらいたいかなどをきちんと伝えておきましょう。そうすることでかなりスムーズになります。
 
 <<ワンポイントアドバイス!>>

コットンを容器に入れる際は、1枚1枚交互に重ねて入れておくと、取る時に1枚ずつ取れるのでとても便利です。スムーズに動作できることで、時間にも余裕ができストレスなく試験を受けることができます。


◆左手ファイリング


エメリーボードでモデルの左手親指から小指まで順に、ラウンド(*注)の形で爪をファイリングしていきます。

自身の親指、人差し指、中指の腹でエメリーボードの端を軽く持ちます。強く握りすぎないように注意しましょう。

爪にダメージを与えるのを防ぐため一方向に動かします。往復がけは禁止されています。

自身の指を支えにしてエメリーボード安定させながらファイリングします。

モデルの皮膚にファイルが当たっていると摩擦で痛みを感じる場合もあるので注意しましょう。

正しくファイリングすると、エメリーボードに残った削り跡が一直線になります。

フリーエッジは長い場合でも5mm程度までにします。ラウンドの形も5本揃えるようにしましょう。

ラウンドとは

側面がストレートで、先端が円周の一部のようなカーブで、中心から同じ角度ずつコーナーに向かって丸くなる角がない形です。

長さ、側面をストレートに整えた、角から中心に向かってカーブを作り滑らかなカーブに整えます。

反対側も側面から中心に向かって、滑らかなカーブにし左右対称に整えます。

ラウンドの形がとれたら、さらに手を返して逆向きから形を最終確認し、ブラシでダストを取り除きます。

爪の裏にバリが残っていた場合はモデルの手を返し(モデル手の平が上向きの状態)、バフで取り除きます。

バフを使用する場合、バフを持っている反対の手でモデルの爪を支え、軽い力で取り除きます。

◆キューティクルクリーム塗布


ファイリングが終わったらモデル左手キューティクル周りにキューティクルクリームを塗布しなじませたら、適温に調整したフィンガーボールのお湯の中にモデル左手指先を入れます。

自身の指先にキューティクルクリームが残っていたらコットン、ワイプ等で拭き取ります。

<<時短ポイント>>
フィンガーボールには試験開始直前にお湯を入れておきましょう。
モデルの指を入れる頃には程よく温度が下がって、適温に近くなっています。


◆ブラシダウン


数分待って、モデル左手をフィンガーボールから出し、ケア用ブラシで余分なキューティクルクリームを指先に向かって落とし(ブラシダウン)、軽くタオルで水分を拭き取ります。

◆プッシュアップ


メタルプッシャーの先端をケア用水入れの中の水に軽くつけたら、キューティクル周りを軽く押し上げていきます。

中央からコーナー、サイドと放射状にプッシュアップしていきます。

その際、プッシャーを持つ手の人差し指はプッシャーに触らないようにすると、力が抜けてより良いでしょう。

力が入ってしまうと爪の表面を凹ませてしまったり、皮膚を傷つける原因になりますので気をつけましょう。

爪のカーブやキューティクル周りの皮膚に合わせてプッシャーの角度も変えていきます。

立てすぎたり、寝かせすぎないようにします。

◆キューティクルクリーン


ニッパーを持ち、親指にガーゼを巻き付けます。

ガーゼがテーブル面を引きずらないように注意しましょう。

親指のガーゼの先に水を軽くつけて湿らせたら、モデル左手親指から、押し上げたルースキューティクルをガーゼでくるくると取り除きます。

一緒に爪の裏の汚れりゃバリも除去します。次に、爪横の角質、固くなった甘皮など不要な箇所をカットしていきます。

角質を切る時以外はニッパーの刃先はあまり開かないように気をつけましょう。

またニッパーを持っていない手を必ずニッパーの支えとします。

ルースキューティクルが少なくても5本全ての指に必ずニッパーを当てます。

ニッパーを当てていない場合やメタルプッシャーを使用していない場合は失格対象になりますので気を付けましょう。

万が一試験中に出血させてしまった場合はすぐに止血(*注)を行ないます。

止血の仕方

出血してしまった場合はコットンに消毒液を染み込ませて傷の部分を親指で血が止まるように強くしっかりおさえ、出血が止まるまで30秒程度(出血の度合いによっておさえる長さは変わります)強くおさえます。
強くおさえないと出血は止まらないことが多いのでしっかりおさえましょう。

<<注意ポイント>>
キューティクルクリーン中に、万が一モデルの皮膚を傷つけてしまった場合、試験終了までに出血が止まり赤みを帯びる程度であれば減点で済みますが、出血が続いている状態だと失格対象となりますので注意が必要です。

 


◆左手油分除去


左手爪表面にプレプライマーを塗布して油分除去を行ないます。

◆左手ベースコート


モデルの左手を返し、爪のエッジ(爪先端の厚みの部分)5本に薄くベースコートを塗布します。

手を戻し、左手親指から小指へ順に表面にベースコートを塗布します。

爪の中心、左、右の順番でやや筆圧をかけ薄く塗るようにします。ただしムラにならないよう注意します。

◆カラーポリッシュ1回目


モデルの左手を返し、爪の先端(エッジ)に薄くカラーポリッシュを塗布して手を戻し、表面にポリッシュを塗布します。

爪の中心、左、右の順番で筆圧をかけずふわっと軽く塗布します。ムラにならないよう注意しましょう。

ポリッシュを塗る際は自身の肘をテーブルに付けて固定をすると手の震えも抑えられ綺麗に塗る事ができます。

さらにモデルの指を支える方の手に、ポリッシュを持つ手の小指を置き固定するとより安定します。

<<キレイに修正するコツ!>>
ポリッシュがはみ出した場合は、乾く前にウッドスティックでその都度拭き取るようにします。
皮膚と爪とのキワにはみ出したポリッシュはコットンを巻き付けていないウッドスティックにリムーバーを染み込ませて取り去ります。

爪から離れている皮膚に付着したついた時はコットンを巻き付けたウッドスティックを使用した方が素早く拭き取りができます。

 

<<ワンポイントアドバイス!>>
爪の大きなモデルさんや、どうしてもキューティクル周りのラインのガタつきが修正できないという方には、「オリエン」という空のボトルにカラーポリッシュを詰め替えて使用してみるのもオススメです。


◆カラーポリッシュ2
回目


1回目に塗ったポリッシュをえぐらないように、軽いタッチで2回目を塗布します。

1回目と同様の塗り方で塗布します。ポリッシュの表面だけを触るようなイメージで塗っていきます。

筆を持っている手だけでなくモデルの手を支えている方の手も爪と筆が平行になるように動かすとより綺麗に塗る事ができます。

◆左手トップコート


ごく軽くふわっとトップコートを塗布します。

筆圧が強いとカラーポリッシュを凹ませてしまい美しい仕上がりにならないためできる限り軽く塗ることを心掛けましょう。

表面に塗布した後さっとエッジにも塗布しましょう。

5本塗布した状態で、トップコート表面に艶がでている事が大切です

◆左手チェック

 
最後に左手のチェックを行ないましょう。

はみだし、皮膚へのポリッシュの付着などがないのか良く見て確認します。

はみ出しなどがあった場合は、ポリッシュリムーバーを含ませたウッドスティックで綺麗にしましょう。

【インターバル5分】

ここで第二課題で使用が禁止されている用具・用材(キューティクルクリーム、シャイナーなど)をすべて鞄の中にしまいます。

テーブルの上に出したままにしないようにします。

使用禁止の用具・用材が第二課題開始時にテーブルにセッティングしてあった場合は失格となるため細心の注意を払いましょう。

 

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