ささくれの原因ってなに?予防策や簡単ケア方法|NG行為について解説

毎年冬になると、ささくれに悩まされる方は多いのではないでしょうか。

ささくれとは別名「ささむけ」ともいい、爪周りの皮膚が部分的に剥がれてしまっている状態を指します。

指先にささくれができると、痛いだけではなくネイルの見栄えも悪くなってしまいますよね。

どんなに気をつけていても、知らず知らずにささくれができていてお手上げ状態の方もいるかもしれません。

そこで今回は、ささくれの原因や予防策、ケア方法を紹介していきます。ささくれに悩まされている方はぜひチェックしてみてください。

 

INDEX
1 ささくれは2種類ある
2 ささくれの原因ってなに?
3 ささくれのケア方法
4 ささくれケアにおすすめのネイルアイテム
5 ささくれの予防策と改善方法
6 ささくれが出来たときのNG行為
7  ささくれの原因に関するよくある質問
8 保湿やマッサージでささくれを予防しよう
 
 

ささくれは2種類ある

ささくれは2種類ある

ささくれの種類は2つに分類され、「指先」「爪周り」にできるものがあります。
それぞれの違いについては、以下のとおりです。

 

指先のささくれ

指先のささくれは、乾燥した皮膚が剥がれあがった状態のことをいいます。

主な原因は「皮膚の乾燥」です。
このほかにも、指先は日常生活で頻繁に使用する部位のため「摩擦」や「外的刺激」を受けやすいことも要因の1つだといえるでしょう。

 

爪周りのささくれ

爪周りのささくれは、別名「小爪」とも呼ばれています。
触ると芯のような硬さがあり、爪と指の溝部分にできるケースが多いです。

爪周りのささくれ(小爪)も、指先同様に「皮膚の乾燥」や「外的衝撃」が主な原因だといわれています。

爪が小さく割れて分裂した状態であり、無理やり引き抜くと出血する可能性もあります。
小回りが効く「ネイル用シザー」や「キューティクルニッパー」を使用し、カット処理するのが理想的です。

 

 

ささくれの原因ってなに?

ささくれの原因ってなに?

ささくれは本人に心当たりがなく、いつの間にかできていますよね。

ささくれの主な原因は、「指先の乾燥」「外部刺激」「栄養バランス」の3つです。それぞれ詳しく解説していきます。

 

指先の乾燥

ささくれができる1つ目の原因は、指先の乾燥です。

ささくれは秋から春先にかけての寒い時期にできやすいため、寒さや乾燥と深く関係していることは想像できるでしょう。

ささくれが寒い時期にできやすい理由は、気温が低下したことで空気が乾燥するからです。

爪は「ケラチン」というタンパク質からできていますが、ケラチンは3層構造でできっていて硬くなっています。爪は薄い爪(ケラチン)が3枚重なって構成されていると考えてください。

空気の乾燥によってケラチンの間の水分と油分のバランスが崩れると、爪周りの皮膚がめくれてしまい、ささくれができやすくなるのです。

 

>爪の乾燥のさらに詳しい原因についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

参照元:「ネイルぷるん」https://nail-purun.com/

 

外部刺激

ささくれができる2つ目の原因は、指先や爪に加わる外部刺激です。

手洗いや洗髪、食器洗いなどで使用する水や洗剤の刺激によって、爪周りの皮膚を刺激を受けてささくれができやすくなります。

最近は感染症予防で手洗いやアルコール消毒をする機会が増えたため、とくに注意が必要です。

また、パソコンのキーボードを打ったりスマートフォンの画面をタップしたりすると、指先に刺激が加わりささくれの原因となります。

 

栄養バランス

ささくれができる3つ目の原因は、栄養バランスです。

栄養のバランスが偏ると肌荒れが起こるのと同じように、爪や爪周りにもトラブルが起こる可能性があります。

健康な爪や爪周りのために必要な栄養素は、タンパク質、ビタミンA、鉄分などです。これらの栄養素が不足すると、ささくれができやすくなります。

 

ささくれのケア方法

ささくれのケア方法

ささくれを放置していると、症状が悪化する可能性があります。かといって、無理やり引っ張るのは避けましょう。

ささくれのケア方法はシンプルで、根元からカットして保湿するだけです◎

 

根本からカット

ささくれを見つけたら、まずは根元からカットします。

ささくれをそのままにしておくと、洋服や下着などに引っ掛けて悪化する可能性があるからです。

ささくれをカットする際は、爪切り、眉用のハサミ、キューティクルニッパーなどを使いましょう。これらのアイテムを使うと、根元ギリギリでカットできます。

普通のハサミでカットすると、ささくれの根元が残ってしまう可能性があります。

根元が少しでも残ってしまうと、そこからささくれが広がってしまうため注意してくださいね。

 

日常的な保湿

ささくれを根元からカットしたら、あとは日常的な保湿を心掛けるだけでOKです。

爪周りが乾燥するとささくれが悪化する可能性があるため、乾燥が気になるときはハンドクリームを用いて保湿しましょう。

ハンドクリームは保湿力が高いものを選び、マッサージをするように丁寧に塗り込んでいきます。

とくにささくれができている指は、1本1本丁寧に塗り込んでください。

日常で乾燥が気になったときはもちろん、水やお湯に触れた後は入念に保湿するようにしましょう。水仕事や入浴の後は爪周りが乾燥しやすいからです。

 

二枚爪の原因は?ボロボロの爪の治し方や爪に良い食べ物を紹介◎

 

ささくれケアにおすすめのネイルアイテム

ささくれケアにおすすめのネイルアイテム

ささくれケアにおすすめのネイルアイテムを紹介します。

 

キューティクルニッパー

「キューティクルニッパー」は、爪周りのささくれや甘皮処理する際に使用するネイル専用アイテムです。

小回りが利きやすいため、根本からささくれをカットするのに適しています。

価格は1,000〜30,000円程度と幅広く、「素材」「刃の厚み」「扱いやすさ」によって金額は異なります。

 

ネイル用シザー

「ネイル用シザー」は、通常のハサミを小さくした形状で販売されています。

100〜1,000円程度で購入できるため、初心者でも取り入れやすいネイルアイテムだといえるでしょう。

ささくれのカットが目的であれば、アイブロウ用シザーでも代用可能です。

 

 

キューティクルリムーバー

「キューティクルリムーバー」は、甘皮周りの皮膚を柔らかくするネイルケア用のアイテムです。

キューティクルリムーバーには、皮膚を軟化させる成分「水酸化ナトリウム」や「水酸化カリウム」が含まれているため、「厚み」「硬さ」のあるささくれケアに適しています。

ささくれの処理を行う前にキューティクルリムーバーを塗布することで、皮膚や角質が柔らかくなりカットしやすい状態になります。

サラッとした液状のものを始め、クリームやジェルなどメーカによってさまざまな種類のテクスチャーがあるため、好みに応じて製品を選ぶとよいでしょう。

 

ささくれの予防策と改善方法

ささくれの予防策と改善方法

ささくれはできてしまったらカットや保湿をして、ひたすら治るのを待つしかありません。できることなら、ささくれはできてほしくないですよね。

続いては、ささくれの予防策と改善方法を解説します。

 

ハンドクリーム・オイルを使用し乾燥予防

ささくれの予防策として有効なのは、ハンドクリームやネイルオイルを用いた保湿ケアです。

ささくれの大きな原因に乾燥があるため、手指をしっかりと保湿してささくれを防ぎます。

ハンドクリームを選ぶ際は、油分が多くて保湿力の高いものを選びましょう。

具体的には、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が配合されているハンドクリームを選ぶのがおすすめです。

乾燥がひどいときは、ヘパリン類似物質、シアバター、ワセリンといった成分が配合されているハンドクリームも検討してみてください。

店頭で試供できる場合は、こってりしたテクスチャーのハンドクリームを選ぶとよいでしょう。

 

ハンドマッサージで血行促進

血行をよくするために、ハンドマッサージを取り入れるのもおすすめです。

血行不良もささくれの原因の1つなので、ハンドマッサージを行うことで血行を促進してささくれを予防しましょう。

ハンドマッサージを行うタイミングは、就寝前がおすすめです。就寝前にハンドクリームを塗るのと同時に、ハンドマッサージを行っていきます。

ハンドクリームを手に取ったら、手と指にまんべんなく馴染ませていきましょう。

その後、指1本1本を揉みほぐしていきます。力を入れる必要はなく、気持ちよいと感じる力加減で丁寧にマッサージしてください。

 

ネイルオイルの正しい使い方は?塗ったあとはどうする?クリームとの違いや効果まで解説◎

 

ささくれに効果的な食べ物を摂取

ささくれは「皮膚の乾燥」や「栄養不足」が原因で発症しやすくなります。
そのため、皮膚を作るタンパク質やビタミンを積極的に摂取するとよいでしょう。

 

具体的な食べ物は、以下のとおりです。

 

  • 大豆
  • 乳製品
  • レバー
  • うなぎ
  • 緑黄色野菜
  • フルーツなど

 

ささくれが出来たときのNG行為

ささくれが出来たときのNG行為

最後に、ささくれが出来たときにやってはいけないNG行為を2つ紹介します。ささくれを悪化させる行為なので、ぜひチェックしてくださいね。

 

無理やり引き抜く

ついやってしまいがちですが、指などでささくれを無理やり引き抜くのは絶対NGです。

ささくれを無理やり引き抜くとささくれが余計に広がり、最悪の場合は患部が化膿してしまう可能性もあります。

ささくれをむしった部分から細菌感染し、炎症を起こす「ひょう疽(ひょうそ)」になるリスクもあるため要注意です。

ひょう疽(ひょうそ)になると強い痛みを感じます。また、皮膚科を受診して、膿の排出と抗生剤の投与などの治療を行わなくてはいけません。

ささくれは引き抜くのではなく、必ず根元からカットするようにしてください。

 

刺激を与える

ささくれが出来たら、刺激を与えないように注意しましょう。

ポリッシュリムーバー、アセトン、洗剤などの薬品による外部刺激により、ささくれが悪化する可能性があるからです。

先ほど解説したように細菌感染のリスクもあるため、ささくれができている間はマニキュアやジェルネイル、リムーバーの使用は避けたほうがよいでしょう。

また、水仕事の際はゴム手袋を使う、洗髪の際は洗髪用ブラシを使うなど工夫してみてください。

 

ささくれの原因に関するよくある質問

ささくれの原因に関するよくある質問

「ささくれの原因」に関するよくある質問について回答します。

 

ささくれの原因はストレス?

ささくれは、「皮膚の乾燥」「栄養不足」「血行不良」などが主な原因だといわれています。

ストレスによる不眠症状偏った食生活は、血行不良の要因にもなり得ます。

このことから、ストレスを軽減させることで根本的な解決に繋げることも期待できるでしょう。

 

ささくれの原因は食事によるもの?

偏った食生活は、ささくれの原因にもつながります。

たんぱく質やビタミンなど、満遍なく摂取することは生活習慣病の予防としてもおすすめです。

ネイルオイルやハンドクリームを使用した表面上のケアだけでなく、体内環境も整えて美しく綺麗な指先を目指しましょう。

 

ささくれが悪化した場合はどうすればいい?

ささくれを無理やり引き抜いたり引っ張ったりすると、傷が深くなり危険です。
傷口から雑菌が入り、症状が悪化する可能性も十分に考えられます。

「炎症」「腫れ」「化膿」などの症状がみられる際には、皮膚科または整形外科を受診しましょう。

 

ささくれの原因を理解して日頃のケアを心がけよう

ささくれの原因を理解して日頃のケアを心がけよう

ささくれは、知らず知らずのうちにできている厄介な存在です。

もしささくれができてしまったら、無理やり引き抜かずに目元からカットし、日常的な保湿を心掛けましょう。

ささくれの予防策としては、日常的な保湿やハンドマッサージが有効です。

 

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