二枚爪の原因は?ボロボロの爪の治し方や爪に良い食べ物を紹介◎
二枚爪は、誰にでも起こりうる爪トラブルの一つです。
二枚爪になってしまうと爪の表面がボロボロになり、見た目が気になるだけでなく、悪化すると痛みを伴うケースもあります。
「どうしたら治るの?」
「二枚爪は予防できるの?」と心配になりますよね。
今回は、二枚爪の原因や治療方法、そして二枚爪を予防するために必要な栄養や食べ物のことなどを詳しく解説します。
いつでも、健康で美しい爪であるために、ぜひ参考にしてくださいね。
二枚爪とは?
二枚爪は、正式には爪甲層状分裂症(そうこうそうじょうぶんれつしょう)と呼ばれます。
3層構造からなる爪にヒビが入り、これらの層が分離して剥がれてしまう症状が「二枚爪」です。
手の爪も足の爪も同じように、腹爪・中間爪・背爪の3層が重なり合い1枚の爪を形成しています。
一番下の腹爪(アンダープレート)はタンパク質が縦の形状を成し、中間層(ミドルプレート)は横に、そして表面の背爪(トッププレート)は腹爪と同じように縦の繊維から作られています。
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二枚爪の主な原因とは?ボロボロ爪になる5つの理由
ここでは、二枚爪になる主な原因を4つ紹介します。
中には、二枚爪の症状を繰り返す方もいるため、原因を把握して二枚爪になるのを防ぎましょう。
二枚爪の主な要因①外的衝撃
柔らかい指先を守ることは爪の大切な役割ですが、過度な衝撃を受けると爪そのものにヒビや割れ目ができます。
たとえば、扉に指を挟んだり、家具の角にぶつけてしまったりすると爪がダメージを受けます。
何気ない日常の動作で、気がつかないうちに爪がダメージを受けることもあるでしょう。
爪切りを使って爪を切るだけでも爪に負担がかかり、二枚爪のきっかけになるのです。
二枚爪の主な要因②栄養不足
爪の主成分は硬ケラチンと呼ばれるタンパク質です。
肌や髪の毛と同じように、食べ物からの栄養が爪の健康を左右します。
栄養が足りていないと爪がもろくなり、小さな衝撃でも二枚爪の原因になります。
健康で美しい爪を保つためには、極端なダイエットや偏った食生活はおすすめできません。
ツヤとハリのある美しい自爪を育てていくためにも、バランスのよい食事を心がけたいですね。
二枚爪の主な要因③乾燥(水分不足)
爪の中に水分は含まれていないように見えますが、健康な爪には10〜15%ほどの水分があります。
そのため、二枚爪は湿度の高い夏よりも冬に発症するケースが多く見られます。
二枚爪を予防するために、爪の乾燥には注意が必要です。肌や髪の毛を保湿するように、爪ケアも心がけていきましょう。
水分をこまめに摂り、ネイルオイルなどでの保湿が肝心です。
二枚爪の主な原因④ジェルネイルやマニキュアによる負担
爪の状態やネイルの使い方によっては、ジェルネイルやマニキュアも二枚爪の原因になります。
ジェルネイルやマニキュアを使用すると、ジェルネイルなどに含まれる有機溶剤が爪の隙間に入り込み、水分が押し出され、爪の乾燥を招きます。
乾燥が進むと爪自体が弱くなり、剥がれやすくなるのです。
そのため、マニキュアを落とすときの除光液にも注意が必要です。
脱脂効果の高い成分が使われていると、マニキュアを落とすたびに爪のうるおいも奪われ、乾燥します。
結果として、爪がもろくなり二枚爪になりやすい環境が生まれます。
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二枚爪の主な要因⑤血行不良
血行不良が原因で、二枚爪になるケースもあります。
血流の流れをスムーズに改善するには、「ビタミンE」の摂取が効果的です。
ビタミンEが多く含まれる「卵」「アーモンド」「大豆」などを積極的に摂取するよう心がけるとよいでしょう。
二枚爪の治し方・セルフケア方法
二枚爪の治し方は、エメリーボードなどのネイルファイルを使用して剥がれてしまった爪を削り落とすことです。
ボロボロになった爪をそのまま放置しておくと、割れた爪が引っかかり悪化する恐れがあります。
一度割れてしまった爪はもとには戻せないため、悪化を防止することが大切です。
ネイルファイルで削れないほど爪が薄くなっているときには、カラーポリッシュやトップコートなどを使用して爪を保護するのも1つの手段です。
爪は、日常の様々な動作でダメージや衝撃を受けています。
そのため、細心の注意を払っても二枚爪になってしまうことがあります。
ネイルオイルなどで爪を乾燥から守り、健康な爪になるように日々の育爪を意識しましょう。
二枚爪にならないための予防策・改善方法を紹介!
二枚爪になる原因は意外と身近にあるため、どのように対処したらいいのか戸惑ってしまうのではないでしょうか。
そこで、二枚爪を改善するポイントや予防する方法を解説します。
今まで見落としてきた爪ケアを心がけていくと、二枚爪を改善しつつ予防につながりますよ◎
ストレングスナーで自爪を補強する
爪にうるおいや水分を補給して、自爪の補強ができる「ネイル・ストレングスナー」が様々なメーカーから発売されています。
海藻エキスやアロエエキスなどのトリートメント効果の高い成分が含まれているため、爪そのものを健康にし、自爪にかかる衝撃を和らげる役割を果たします。
ストレングスナーとは?
ストレングスナーとは、爪を保護する強化剤です。
爪が弱い方や割れやすい方などが、自爪を保護する目的で使用します。
ストレングスナーはマニキュアタイプとなってり、ベースコートやトップコートとしても使用できます。
ストレングスナーの使用方法は次のとおりです。
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商品にもよりますが、2~3日に1度塗り直すことを推奨します。
1週間経ったらリムーバーで完全に落とし、再度塗り直すとよいでしょう。
ストレングスナーはドラッグストア、バラエティショップ、インターネット通販などで購入可能です。
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水分不足や乾燥を防ぐため保湿ケアを徹底する
化粧水や美容液で健康で美しい肌を保つように、ネイルオイルやネイルクリームを使用して爪の保湿ケアを心がけましょう。
とくにネイルをオフした後には、ネイルオイルなどで爪の乾燥を予防することが大切です。
ネイルオイルをつけてマッサージをすると、血行が良くなるため、より高い予防効果が期待できます◎
爪は日々の生活の中で、ダメージを受けています。
毎日のお手入れを心がけて、育爪をしていきましょう。
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爪切りでカットしない
二枚爪を予防するためには、爪切りではなく、ネイルファイルがおすすめです。
爪切りを使用すると爪がダメージを受けるだけではなく、断面がギザギザしてしまい二枚爪や爪が割れる原因になります。
ネイルファイルを45度の角度で当てて優しく動かしながら、爪の長さや形を整えましょう。
爪切りを使う場合には入浴後など爪が柔らかいときを選び、少しずつ切るようにすると爪への負担が軽減できます。
爪切りを使った後にも、ネイルファイルで断面を整えて仕上げると、爪のひび割れを予防できますよ。
ジェルネイルを無理やり剥がさない
ジェルネイルをオフする際も注意が必要です。
とくに、ジェルネイルが浮いてきたときに無理やり剥がすことは避けましょう。
爪に大きな負担がかかり、爪が割れたり剥がれたりする原因になります。
自爪を傷つけないように丁寧にオフすることが、二枚爪の予防につながります。
除光液を使いすぎない
多くの除光液には、脱脂力の高い成分が含まれています。
そのため、除光液を使ってマニキュアを新しく塗り替えるたびに、爪のうるおいが奪われ自爪が乾燥します。
除光液に使用されるアセトンは、有機溶剤の一種でマニキュアを落とす高い作用があります。
その一方で、爪のうるおいを奪い、乾燥を引き起こします。
除光液によるダメージを小さくするのなら、アセトンフリーと書かれている除光液がおすすめです。
また、アセトンフリーの除光液は独特の匂いが少ないため、除光液の香りが苦手な方でも使用しやすいでしょう。
爪に優しいジェルを使用する
通常のジェルネイルではネイルの持ちを長くするために、サンディングという下処理をします。
爪の表面を凸凹に削ると、ベースジェルが隙間に入り込みネイルが剥がれにくくなるのです。
ただしサンディングによってジェルネイルの持ちは長くなりますが、同時に爪にダメージが加わります。
パラジェルなどのノンサンディングジェルを使用すると、爪を削る下処理の必要はありません。
ノンサンディングジェルは爪への負担を軽減できる以外にも、オフがしやすく時短につながるなどのメリットもあります。
現在ではさまざまなメーカーからノンサンディングジェルが販売されているので、このような製品を試してみるのもよいでしょう。
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タンパク質やミネラル・亜鉛やビタミンも摂取する
爪はカルシウムからできていると思われがちですが、爪の主成分はケラチンと呼ばれるタンパク質の一種です。
二枚爪を予防して改善するためには、タンパク質を生成する食べ物を積極的に摂りましょう。
他にも、ミネラル・亜鉛・ビタミンなどの栄養素も不可欠です。
極端なダイエットや偏った食生活を続けてしまうと爪の健康が損なわれてしまい、二枚爪などの爪トラブルを引き起こす原因になります。
二枚爪を避けるためにも、バランスの良い食事を心がけましょう。
二枚爪に良い食べ物は?
きれいなネイルアートを楽しむためには、爪の健康が不可欠です。
ネイルオイルで爪にうるおいや水分を補うことも大切ですが、爪そのものを健康にするには毎日の食べ物が重要な役割を果たします。
二枚爪に良い食べ物は、爪だけではなく髪や肌、そして体そのものも健康にしていきます。
二枚爪を予防するために、タンパク質やビタミン、ミネラル、亜鉛などを日々の食事で積極的に摂るようにしたいですね◎
二枚爪に良い食べ物①タンパク質
タンパク質が含まれる食べ物の一例 |
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タンパク質と聞くと肉や魚と思われますが、動物性のタンパク質だけではなく、植物性のタンパク質も健康な爪づくりには欠かせません。
動物性タンパク質を摂ると爪に弾力性が生まれ、植物性タンパク質が爪を補強する作用があります。
大豆だけではなく、そら豆やそば、そしてアボカドにも豊富なタンパク質が含まれています。
肉や魚料理に加えて、納豆や豆腐、アボカドなども日々のメニューに取り入れましょう。
二枚爪に良い食べ物②ビタミン
ビタミンが含まれる食べ物の一例 |
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ビタミンAはケラチンの生成に必要な栄養素です。
にんじんやほうれん草などの緑黄色野菜、レバーや卵に多く含まれます。
また、皮膚や粘膜をつくる働きもあります。
爪が乾燥して、二枚爪になりやすい方は意識して食事に取り入れましょう。
アーモンドやうなぎなどの多く含まれるビタミンB2には、爪の細胞を活性化する働きがあります。
「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEには、血行をよくする作用がありますので、新陳代謝を高めます。
代謝が上がり、毛細血管の血流が改善されると爪に十分な栄養が行きわたり、ツヤのある爪づくりが期待できますよ◎
ビタミンEは、アーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類や大豆などの豆類、ツナやイワシなどに含まれる栄養素です。
二枚爪に良い食べ物③鉄
鉄が含まれる食べ物の一例 |
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健康な育爪には、コラーゲンも必須栄養素です。
そして、体内でコラーゲンを生成するときに欠かせないのが鉄です。
また、体の隅々にまで血液を送り、細胞と活性化する働きもあります。
鉄には、レバーなどに含まれる「ヘム鉄」と納豆や小松などに多く含まれる「非ヘム鉄」があります。
どちらも大事な栄養素ですので、バランスよく摂りたい成分でしょう。
タンパク質やビタミンCと一緒に摂ると、鉄の吸収が高まります。
二枚爪に良い食べ物④
亜鉛が含まれる食べ物の一例 |
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亜鉛は、爪の縦じわや乾燥を予防する大切な栄養素です。
亜鉛が不足すると新陳代謝が低下して、爪が欠けたり、炎症を起こしたりします。
タンパク質の生成に不可欠な栄養素なため、爪を丈夫にするために亜鉛を含む豚肉や卵、ごま、プロセスチーズなどを食事に取り入れましょう。
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二枚爪の原因に関するよくある質問
「二枚爪の原因」に関するよくある質問について解説します。
足の爪が二枚爪になった!原因は?
足の爪が二枚爪になる原因として考えられるのは、「乾燥」や「血行不良」です。
手元の爪と同様に、十分な保湿を心がけたりビタミンEが含まれる食べ物を摂取するとよいでしょう。
二枚爪と二重爪の違いって?原因はなに?
二枚爪は、爪の表面が薄く剥がれる状態を意味します。
「乾燥」や「血行不良」が主な原因であるといえるでしょう。
二重爪は、爪が二重になって伸びた状態のことを指します。
症状が発生する原因は、外的ダメージや圧迫、感染症などが考えられます。
外的ダメージが原因である場合は、爪先に負荷がかかりやすい靴(ハイヒール・ミュールなど)の着用を避けるよう心がけましょう。
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二枚爪になったら病院に行くべき?
二枚爪を無理やり剥がすと、症状が悪化するケースもあります。
症状がひどいと感じた場合は、すぐに皮膚科を受診しましょう。
皮膚科の中でも、爪疾患に精通した医師のいる病院を選ぶとよいでしょう。
正しい知識で二枚爪を予防して健康な爪を手に入れよう!
二枚爪は、小さな衝撃や爪の乾燥、栄養不足などから起こる爪トラブルです。
そのため、日々のお手入れやケア、毎日の食事に気をつけることが、二枚爪の予防と改善につながります。
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