ジェルネイルした自爪が割れた!自宅で簡単なセルフ応急処置を紹介
自爪が薄く、強度を持たせるためにジェルネイルをしている人も多いでしょう。
しかし、ジェルネイルをした爪でも強い衝撃を受けると亀裂が入ったり、割れたりすることもあります。
今回ご紹介するジェルネイルをした爪が割れたときの対処法をチェックして、自分でリペアに挑戦しましょう。
ジェルネイルで爪が割れた【今すぐできる応急処置】
ジェルネイルをした爪は硬く、割れた部分は尖って危険です。
ケガや雑菌繁殖などの二次災害を防ぐため、すぐにできる対処法を把握しておきましょう。
割れた部分を爪切りでカット
硬く凸凹した爪先は、爪切りでカットしてラウンド状に整えましょう。
ジェルネイルを施した分厚い爪は、一度に広い範囲をカットしてはなりません。
深爪する恐れがあるため、少しずつ丁寧にカットしてください。
爪への負担を軽減するには、エメリーボードの使用がおすすめです。
エメリーボードとは?ネイルファイルの使い方や粗さの種類を解説
絆創膏で爪全体をカバー
外出先でジェルネイルが割れてしまった際は、応急処置として絆創膏で爪全体をカバーしましょう。
尖った爪先を覆うことでケガのリスクを低減するほか、傷口からの雑菌繁殖を防ぐ役割も果たします。
絆創膏で一日過ごし、自宅に帰ったら爪切りやベースコートで処置してください。
ベースコートを上から塗って保護
爪が折れてネイルが剥がれてしまったら、ベースコートで爪を補強しましょう。
ジェルネイルを施していない爪は薄く、伸ばしている途中で割れてしまうことも多々あります。
ネイルサロンに行くまでの間や自分でジェルネイルを施すまでは、ベースコートで自爪を保護してください。
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ジェルネイルをつけているのに爪が割れる・折れるのはなぜ?
「そもそも補強のためにジェルネイルをしているのに、なぜ割れてしまうの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
こちらでは、ジェルネイルが割れる主な5つの要因を解説します。
自爪を伸ばしすぎている
爪のピンク色の部分(ネイルベッド)と白色の部分(フリーエッジ)の境目はストレスポイントと呼ばれ、亀裂が入りやすい部分です。
長く伸ばした爪でものを開けようとしたり、重いものを引っ掛けたりすると、ストレスポイントからぱっくり割れてしまいます。
たとえジェルネイルをしていても、爪は長いほど折れやすいことは把握しておきましょう。
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自爪に対して負担のかかる装飾品をつけている
ビジューやパーツを多くつけたネイルは、フラットなネイルよりも割れやすい傾向にあります。
特に、フレンチラインにビジューを並べたネイルや、爪先に重いパーツをつけたネイルは要注意です。
厚みに差がある部分から折れ、深爪してしまうこともあるでしょう。
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爪の形を細くしすぎている
爪の形状は先が細く長くなるほど強度が下がります。
ポイントネイルやオーバルネイルは上品な見た目ではありますが、ベーシックなラウンド型に比べると割れやすい形状です。
爪に強度を求める人は、ラウンド型のほか、スクエア型やスクエアオフ型がおすすめです。
ジェルネイルのコーティングが薄い
近年は薄めのネイルがトレンドですが、コーティングが薄すぎると期待したほどの強度は得られません。
ジェルネイルで爪に強度を与えるには、ある程度の厚み出しが必要です。
セルフジェルネイルを行う際は爪の中央にやや厚みを持たせ、野暮ったさのない強度の高いネイルに仕上げましょう。
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ジェルネイルの付け替え時期を守っていない
付け替えの適正期間である3〜4週間を超えてジェルネイルを放置することはとても危険です。
固いジェルが爪先まで伸びた状態で衝撃を受けると、爪が根本付近から折れて大きなダメージを与えます。
付け替え時期にセルフネイルの時間が取れない場合も、オフだけはしておきましょう。
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ジェルネイルが割れた!亀裂の治し方【セルフリペア(補強)のやり方】
完全に折れた爪はスカルプチュアで形成する必要がありますが、爪の一部に亀裂が入った状態は自宅で修復可能です。
日頃からセルフジェルネイルをしている人は、以下の方法でセルフリペアに挑戦しましょう。
用意するもの
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ネイルファイルは爪の形状修正用のエメリーボード、表面を整えるアクリルファイルとバッファーの3種類があるとよいでしょう。
今回はジェルを使用していますが、自爪の亀裂修正のみ行う場合はベースコートやトップコートでの代用も可能です。
爪表面を削るため、使用中のカラージェルも用意してください。
1:割れた部分をカットする
亀裂部分に凹凸ができている場合は、つながりが良くなるようにファイルで削りましょう。
爪切りでの代用も可能ですが、ガタつきを避けるためにもネイルファイルの使用が望ましいです。
2:亀裂箇所にグルーを塗布し乾かす
シルクを貼り付ける前に、グルーを塗布すると亀裂部分とシルクの密着度が高まります。
グルーを持っていない場合はベースジェルで代用も可能です。
3:シルク(ティッシュ)を貼り付ける
シルクラップは通常シール状になっており、爪にすぐ貼り付きます。
亀裂部分よりも少し大きめにカットして貼り付け、上からしっかり押さえましょう。
グルーをのせる前に、爪からはみ出した部分はカットしてください。
ティッシュでの代用
自宅にシルクがない方はティッシュでも代用可能です。
2枚重なったティッシュを1枚に剥がします。
シルクと同様に亀裂より少し大きいサイズにカットしてください。
4:グルーまたはレジンで厚みを出す
シルクを固定させるために、上からネイルグルーやレジンを乗せます。
繊維の間に染み込ませるよう意識しながら、シルクよりやや広い範囲に塗りましょう。
クリアジェルでも代用できるため、自分が扱いやすいと感じるものや手持ちのものを使用してください。
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5:爪の形・表面を整える
グルーやレジンが乾燥したら、厚み出しをした部分が爪に馴染むよう表面の凹凸を整えます。
180G程度の目の細かいアクリルファイルで軽く削ってから、スポンジバッファーで滑らかにすることがおすすめです。
6:トップジェルでコーティングする
元のネイルカラーを再現したい場合は、ベースジェル・カラージェル・トップジェルの順で塗布と硬化を繰り返しましょう。
クリアネイルの場合は、ベースジェルとトップジェルのみで構いません。
未硬化ジェルが出る場合はクリーナーをワイプに染み込ませ、しっかり拭き取って仕上げてください。
ジェルネイルで爪が割れたと焦る前に【日頃のケア方法】
爪の亀裂や折れを防ぐためには、日頃のネイルケア習慣が大切です。
以下の3つをチェックして、安全にジェルネイルを楽しみましょう。
ネイルオイルで保湿する
爪が割れやすくなる原因のひとつが乾燥です。
手洗いや食器洗いの後、寝る前など、こまめにネイルオイルを使用して爪周りを保湿しましょう。
ネイルオイルの使用が理想的ですが、手元にない場合はハンドクリームでの代用も可能です。
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割れにくい爪の形に整える
先端が尖った細長いネイルは爪先の面積が小さく、衝撃が集中して割れやすい形状です。
衝撃に強く割れにくい爪にしたい場合は、爪先まで横幅が長い形状に整えましょう。
ラウンド・スクエア・スクエアオフなど、長方形に近い形がおすすめです。
生え癖がない爪→スクエアオフorラウンド
爪を横から見た際に指に対して平行な爪や、皮膚側に向かってゆるやかにカーブしている爪は、強度が高い傾向にあります。
そのため、幅広い選択肢から好みの形を厳選できますが、割れづらさを重視する場合は爪先の面が広いスクエアオフ・ラウンド型がおすすめです。
これらの形状は爪先に負担がかかったときの衝撃を分散し、厚みのある爪の強度をより高めてくれます。
反り爪タイプ→ラウンドorオーバル
反り爪の方は、厚みがなく爪が割れやすい傾向にあります。
スクエアオフのような形状は角から欠けることがあるため、丸みのある形に整えましょう。
ベーシックなラウンド型や、爪が華奢に見えるオーバル型がおすすめです。
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ジェルが付いている間は爪切りを使用しない
基本的に、ジェルネイルをした爪には爪切りを使いません。
爪の長さはジェルネイルを落とした状態で整えるため、長さが気になり始めたらジェルネイル自体を落としてください。
また、そもそも爪切りは爪に負担がかかり、ネイルファイルよりも二枚爪や深爪になる確率が高いアイテムです。
ジェルネイルをした爪は自爪よりも厚みがある分、爪にかかる負担も増大します。
あくまでも亀裂や割れの応急処置で使用するものと考えておくと良いでしょう。
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「ジェルネイル爪が割れたとき」に関するよくある質問
こちらでは、ジェルネイル初心者に聞かれるよくある質問にお答えします。
爪が割れたら伸びるまで何日かかる?
手の爪は1ヶ月で約3mmほど伸びるといわれています。
ストレスポイントから横に割れた爪は、1〜2週間ほどでネイルができる状態になるでしょう。
しかし、根本に近い部分から割れてしまった場合は、完治までに時間がかかります。
1本だけ短い爪は見た目の悪さが気になりますが、安全面を考慮してフリーエッジが見えるまでジェルネイルは避けましょう。
その後、早く見た目を改善したい場合は、スカルプチュアネイルで折れた部分を形成してください。
ネイルサロンで割れた爪は補強してもらえる?費用はいくら?
ネイルサロンはカラーリングだけでなく、折れた爪のリペアも行っています。
亀裂修正の相場は1本あたり500〜1,000円程度、長さ出しの相場は1本あたり700〜1,500円程度です。
サロンによって金額は異なりますが、本数が多いほど費用もかさみます。
少しでも亀裂が入ったら、完全に折れる前にネイリストへ相談しましょう。
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爪が縦に割れる原因はなに?
爪の縦割れは爪甲縦裂症と呼ばれ、化学物質の反応や爪下にできた腫瘍が原因と言われています。
自然治癒する可能性は低いため、症状が出た際はすぐに皮膚科で診断を受けましょう。
ジェルネイルが割れた時は焦らず冷静に対処を
ジェルネイルが一箇所割れたからといって、焦る必要はありません。
自宅やサロンで修復できるため、まずは冷静に応急処置を施しましょう。
しかし、リペアの強度が低いと、再度同じ部分から亀裂が発生することもあり得ます。
長くジェルネイルを続けていくには、強度を保てる技術力をつけることも大切です。
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