ネイルリペアとは?ジェルネイルが折れた時の対処法や自爪の亀裂補強について解説!
ネイルをした爪が割れたり折れたりした経験はありませんか?
諦めて爪を切ってしまう人も少なくありませんが、亀裂部分は切らずに修復可能です。
そこで今回は、3パターンのネイルリペア方法と自爪が折れた時の対処方法をご紹介します。
シルクラップやグルー、アクリルを使用した方法を解説するため、ぜひ参考にしてください◎
目次
ネイルリペアとは
ネイルリペアとは、亀裂が入ってしまった爪やリフトした爪を修復することです。
ネイルをしていても、オフせず爪を補強して負担を軽減できます。
割れた爪は放置するとケガや深爪のリスクがあるため、亀裂部分は折れる前に修復しましょう。
またジェルネイルの場合、頻繁なネイルオフは爪が薄くなる原因となります。
ネイルの施術から3週間が経たないうちに爪が割れた際は、リペアでの対処がおすすめです。
シルクとグルーを使う方法やアクリルを使う方法など、補強方法は複数ありますが、いずれも正しい工程を把握した上で施術してください。
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ネイルリペアに必要なもの
まずは亀裂補強に必要な基本アイテムを5つご紹介します。
シルク
シルクラップは亀裂部分を覆うもので、上からグルーやジェルで固めて使います。
基本的に裏面がシール状になっており、貼り付けは簡単です。
密着性と柔軟性が高く、薄い製品を選ぶと初めてでも使いやすいでしょう。
レジン
ハンドメイドに使用されるレジンはシルクラップに浸透しやすく、リペア部分をしっかり固定してくれます。
粘度が低いため取り扱いやすいことが利点ですが、硬化に時間がかかることは難点です。
時短で仕上げたい場合はアクティベーターを活用すると良いでしょう。
グルー
通常はネイルチップやストーンを貼り付ける際に使用するグルーは、ネイルリペアにも使用可能です。
粘度が高く扱いにはコツが必要ですが、レジンよりも硬化時間が短い点がメリットです。
なお、ネイル以外の目的で用いられるグルーでは、仕上がりが汚くなる恐れがあります。
リペアには必ずネイル専用のグルーを使用してください。
ネイルファイル
レジンやグルーが固まったら、最後にネイルファイルで表面の形を整えます。
表面を削りすぎないよう、やや目の細かい180グリッド程度のネイルファイルがおすすめです。
最後に表面をツヤツヤに仕上げたい場合は、スポンジバッファーも用意すると良いでしょう。
ベースコート・トップコート
爪の形を整えたら、ベース・トップの両方を使用して仕上げます。
修復部分とトップコートの密着度を高めるため、ベースコートも忘れずに用意しましょう。
なお、ベースとトップはジェル・ポリッシュどちらも使用可能です。
自分のネイルスタイルに合わせて、アイテムを揃えてください。
ネイルリペア方法|爪の亀裂補強(セルフ向け)
こちらでは、グルー・レジンを使ったネイルリペア方法をご紹介します。
マニキュア派の方も挑戦できるため、爪に亀裂が入った際は以下の手順で補強しましょう。
1:シルクラップを装着
はじめに、亀裂部分よりもやや大きめにカットしたシルクラップを爪に貼り付けます。
爪からはみだした部分はハサミでカットし、爪に密着するように上からしっかり押さえましょう。
ただし、指で直接シルクラップに触れると指先の油分が爪に付着して、剥がれの原因になり得ます。
シルクラップを押さえる際は、サランラップやビニールを被せた上から触れるようにしてください。
2:グルーorレジンを塗布
次に、グルーまたはレジンをシルクラップよりやや広い範囲に塗布します。
やや厚みをもたせるように塗り、シルクラップの目に押し込むように意識してください。
早めに仕上げたい場合はリッジフィラーを用いて乾燥を早めても良いでしょう。
3:重ね塗りする
グルー・レジンを塗る工程は2〜3回程度繰り返し行いましょう。
手間がかかる工程ですが、乾燥前にグルーやレジンを重ねるとダマができやすくなってしまいます。
筆が固まる懸念もあるため、完全に乾燥するまで待ってから重ね塗りしましょう。
4:爪の形・表面を整える
重ね塗りしたレジンやグルーが固まったら、ネイルファイルを使用して表面を削ります。
180グリッドのファイルで全体の形を整えますが、表面をなめらかにするにはネイルバッファーも使用してください。
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5:トップコートでコーティング
最後に、ベースコート・トップコートで表面をコーティングします。
艷やかなネイルを長持ちさせるため、どちらのアイテムも忘れずに使いましょう。
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ジェルネイルを使用したネイルリペア方法
グルー・レジンが無い場合でも、ジェルネイルならシルクラップがあれば修復可能です。
以下ではジェルを代用したリペア方法を解説します。
1:シルクラップを装着
ジェルでネイルリペア(亀裂補修)する場合も、シルクラップを装着します。
先述した方法と同様に、亀裂部分よりやや大きめにシルクラップをカットして爪表面に貼り付けてください。
2:爪全体にベースジェルを塗布
グルー・レジンの代用品にあたるのは、ベースジェルです。
ジェルでリペア(亀裂補強)を行う際は、亀裂部分だけでなく爪全体にベースジェルを塗ります。
シルクラップの目に押し込むように塗り込んでから、UVライトまたはLEDライトでジェルを硬化しましょう。
3:ベースジェルを重ね塗り
厚みをもたせるようにベースジェルを重ね塗りします。
1度で厚く塗って硬化させたくなる気持ちも分かりますが、大量のジェルは硬化熱を感じやすく火傷の原因にもつながるため注意が必要です。
安全に施術するためにも、2〜3回程度に分けて薄く塗り重ねると良いでしょう。
4:爪の形・表面を整える
ベースジェルを硬化したら、ネイルファイルで形を調整します。
爪表面の厚みを削る場合は、180G(180グリッド)のアクリルファイルがおすすめです。
厚みを削りすぎないように、丁寧に削って爪表面の凹凸をフラットに整えましょう。
爪先端部分を整えたい場合は、エメリーボードを使用してください。
5:トップジェルでコーティング
最後に、トップジェルを塗って完全硬化させ、未硬化ジェルを拭き取ったら完成です。
ノンワイプトップジェルの場合は、拭き取りは不要です。
アクリルを使用したネイルリペア方法
ネイル上級者はアクリルを使ったリペア方法も検討しましょう。
以下ではアクリルでのリペア方法と使用するアイテムを解説します。
準備するもの
- プライマー
- ブラシ
- アクリルリキッド
- アクリルパウダー
- ネイルファイル
- トップジェル
アクリルで爪を修復する場合、シルクやグルーは不要です。
代わりにアクリルリキッド・パウダーやプライマーが必要になるため、事前に忘れず用意してください。
1:爪表面をサンディング
アクリルの場合、自爪との密着度を高めるためにサンディングをする必要があります。
ネイルファイルを使用して、爪表面に軽く傷をつけておきましょう。
2:プライマーを塗布
さらに密着度を高めるため、プライマーも使用します。
サンディングしたあとのホコリを除去してから、爪全体に塗布してください。
3:アクリルボール(ミクスチュア)を広げる
続いて、ネイルブラシにアクリルリキッドをつけてからアクリルパウダーを取ります。
このとき、アクリルパウダーをつけすぎるとボールが大きくなりすぎるため、そっと触れる程度に取りましょう。
ボール状になったアクリルは、亀裂部分から爪先に向かって塗り広げてください。
その後、爪の根元側にも小さなアクリルボールを乗せて、根元から先端までしっかり塗ることが大切です。
4:爪の形・表面を整える
全体の形を整える際に使用するネイルファイルはサンディングに使用したもので構いません。
180G(180グリッド)程度のもので、爪表面の凹凸をなめらかにしていきましょう。
5:トップコートまたはトップジェルでコーティング
最後にトップジェルでしっかりコーティングしていきます。
未硬化ジェルが出る場合は、ワイプと専用クリーナーで全体を拭き取ってください。
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ジェルネイルが折れやすくなる原因
ジェルネイルが折れるよくある原因と防止策をご紹介するので、ぜひチェックしてください。
缶の蓋を開ける
指を入れるスペースのない缶の蓋は、つい爪で開けてしまいがちです。
ジェルネイルで補強していても折れるリスクは十分あり、根元から折れて深爪になる懸念もあります。
缶を開ける際は爪で開けようとせず、薄く強度の高いアイテムを活用しましょう。
- スプーン
- フォーク
- コイン
- 鍵
屋外でも、コインや鍵を使えば蓋を開けることは可能です。
最近では爪を傷めない専用オープナーも販売されているため、よく缶飲料を購入する方は検討してみてください。
引き出しを開ける
引き出しを開けようとしてフチを掴み損ね、爪を折ってしまう人は意外と多いものです。
デスクの引き出しは予想以上に重量があり、爪だけの力で開こうとすると重さに負けて爪が折れてしまいます。
ものを探して焦っているときや、引き出しに大量の書類を入れている人は特に注意してください。
ダンボールの開封
ダンボールの開封時、長い爪をカッター代わりに使用していませんか。
もちろんこれは爪に大きな負担がかかる行為で、折れるリスクも高いため今すぐ辞めましょう。
また、指先の水分を奪うダンボールはネイルの大敵です。
頻繁にダンボールに触れる人は、爪周りも乾燥しやすくネイルが剥がれやすい傾向にあります。
爪周りは常に保湿し、爪の亀裂だけでなく剥がれも防止しましょう。
ジェルネイルが浮いた場合のリペア方法【セルフネイル向け応急処置】
ジェルネイルに浮きが生じると、取れやすくなったりグリーンネイルの原因になったりするため、すばやく修正を行う必要があります。
ここでは、セルフネイル向けのリペア方法を解説します。
紹介する方法はあくまでも応急処置であるため、なるべく早めに付け替えることを心掛けましょう。
1:ジェルネイルが浮いた部分を除去
まずは、浮いた部分のジェルネイルをアクリルファイルで削って取り除きます。
目の粗いネイルファイルだと扱いが難しいため、セルフネイル初心者さんは180G(180グリッド)程度のものがおすすめです。
キメの細かいファイルを使うと、自爪を削ってしまったときのダメージを最小限に抑えられます。
細部はスポンジバッファーを使うときれいに取り除けるため、大きなファイルで削りにくい部分と使い分けるのもよいでしょう。
削る際は、ベースジェルが残らないように注意してください。
2:自爪とジェルの段差をサンディングし、なだらかに整える
浮いた部分を除去したら、次はサンディングに取り掛かります。
ジェルネイルを取り除いたことでできた自爪との段差を、サンディングで滑らかに整えていきましょう。
段差がある状態でリペアすると、爪表面に凹凸ができ、見栄えが悪くなるためです。
サンディングするときは、削りすぎないように横からバランスを見ながら丁寧に行いましょう。
3:甘皮周りをケア
次に塗るベースジェルが浮きにくくなるように、爪表面に張り付いているルースキューティクルを除去します。
ルースキューティクルの上にベースジェルが乗ると浮きやすくなるためです。
また、甘皮周りがきれいに処理されていると見栄えもよくなります。
始めにキューティクルリムーバーで甘皮をふやかしたら、ルースキューティクルをプッシャーで押し上げます。
浮いたルースキューティクルをニッパーで切り取るか、ガーゼや綿棒で円を描くようにマッサージすれば甘皮ケアの完了です。
根本にもしっかりベースジェルを塗れるとリペアが長持ちするため、甘皮周りのケアはしっかり行いましょう。
4:油分除去し、爪の根本からベースジェルを塗布
甘皮処理までおわったら、クリーナーで油分を取り除きます。
油分が残っているとジェルが密着せず剥がれやすくなるため、爪全体を丁寧に拭き取りましょう。
油分の除去ができたら、爪の根元から爪先まで爪全体にベースジェルを塗布して硬化していきます。
ベースジェルを塗るときは、爪の中央に置いてから根本→爪先と塗り広げていきましょう。
爪表面に凹凸のない均一な仕上がりになります。
爪のサイドは塗り残しやすい部分になるため、いろんな角度から見て満遍なく塗れているかチェックします。
爪の先端を覆うようにしっかり塗布すると、浮きが生じにくくなるため、次の付け替えまでリペア後の状態を維持できるでしょう。
なお、ここで紹介したやり方は根元がクリアなデザインにのみ適用できます。
ベースのあとにカラージェルを塗るのは、色ムラを防ぐ高度なテクニックが必要になるため初心者の方は避けるのが得策です。
ネイル初心者がセルフリペアするときは、根本がクリアデザインの場合に行うとよいでしょう。
5:トップジェルでコーティング
最後は、仕上げのトップコートに取り掛かります。
ベースジェル同様、爪の根本や先端までしっかり塗るのがポイントです。
爪からはみ出したトップコートは、硬化前にすべて取り除きます。
硬化が終わり、クリーナーで未硬化ジェルを拭き取ったらリペアの完了です。
硬化が足りないとベタつきや曇りの原因になるため、硬化時間をしっかり守りましょう。
ジェルネイルが折れて出血してしまったら
十分に注意していても、ふとした瞬間にネイルが折れてしまうことはあるでしょう。
万が一ジェルネイルが折れた際は、以下の手順で応急処置をしてください。
- 出血と痛みが落ち着くまで待つ
- 出血と痛みが引いたら、余分な爪を切る
- 消毒液で出血部分を消毒する
- 患部に絆創膏を巻く
出血時はまず衛生的な対処が重要です。
肉が見えるほど深く爪が折れた際は、患部が治癒してからネイルリペアを行いましょう。
ネイルリペアに関するよくある質問
ネイルリペアに関するよくある質問をまとめました。
ジェルネイルが2週間経ったらネイルリペアした方がいい?
ジェルネイルをしてから2週間経つと、根元に1〜1.5mm程度の隙間が生じます。
見た目の美しさが気になるときの対処法として、伸びた部分にカラージェルやマニキュアを塗布する方法が挙げられます。
しかし、リペア時にカラーを重ねるのは色ムラや凹凸が生じやすいため、ネイル初心者には難しい技術といえるでしょう。
手を加えることで不自然な見た目になってしまうおそれも考えられます。
亀裂や浮きが生じてなければ、付け替え時期が来るまで待つのがおすすめです。
フィルインってなんですか?ネイルリペアとの違いは?
フィルインとは、ベースジェルだけ残してネイルオフする施術を指します。
アセトンを使うことなくネイルマシンを使用して付け替えするため、爪へのダメージを最小限に抑えられます。
また、フィルインの場合は残したベースジェルを再び利用できるため、伸びた根本部分だけのサンディングです。
ただし、フィルインは高度なネイルテクニックが必要なため、セルフネイルで行うのはお勧めできません。
正しい知識や技術を伴ったプロネイリストのもとで施術を受けましょう。
フィルインとネイルリペアの違いは以下の通りです。
フィルイン |
ベースジェルだけを残しカラージェルとトップコートをオフする施術。 ネイルの付け替え時に行う施術です。 |
ネイルリペア |
亀裂や浮きなどのネイルトラブルを修復する施術。 |
フィルインはネイルを付け替えする際に行う施術で、ネイルリペアは折れた爪や欠けた爪を修復する施術です。
ネイルリペアをネイルサロンで行う場合の値段はいくら?
ネイルサロンでリペアを行う場合の料金相場は、1本あたり300〜500円程度です。
ただし、亀裂の状態によって料金は異なります。
わずか数ミリ程度の亀裂であれば、上からシルクラップやアクリルで補強して強度を出すのみで対応できますが、亀裂の範囲が大きい場合は一度自爪を短くカットし、長さだしを行います。
長さだしが必要なネイルリペアの場合だと、500〜1,200円程度の金額に変わるため注意しましょう。
また、ネイルサロンや地域によって料金相場は異なるため、気になる方は利用しているネイルサロンに直接確認しておくと安心でしょう。
ネイルリペアの技術を正しく学ぶならネイルスクールシンシア!
今回はネイルリペアの方法を3つご紹介しましたが、いずれも専門的な知識が必要になります。
セルフではなかなか難しく、誤った施術で爪トラブルを引き起こすリスクもゼロではありません。
しかし、ネイルリペアはプロのネイリストには必要不可欠なスキルのひとつです。
ネイリストを目指す人は、ネイルスクールで正しい知識と技術を身につける必要があります。
ネイルスクールシンシアでは、トップクラスのネイリストが直接指導を行っており、知識ゼロの初心者も1から学習可能です。
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