ハードジェルとソフトジェルの違いは?どっちが良いの?使い分けやそれぞれの特徴を解説!
ジェルネイルはネイル業界の主流になりつつありますが、「ハードジェル」と「ソフトジェル」の2種類があることを知っていますか。
「2つの違いがよく分からない」という方もいるかもしれません。
ハードジェルとソフトジェルには明確な違いがあり、おすすめしたいシーンやオフ方法が異なります。
そこで今回は、ハードジェルとソフトジェルそれぞれの特徴や使い分けについて解説していきます。
ハードジェルとソフトジェルの違い
ハードジェルとソフトジェルは、それぞれジェルの固さが異なります。
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ソフトジェルは、ジェルが柔らかく扱いやすい点が特徴です。
扱いやすくカラーバリエーションが豊富なことから、現在ソフトジェルがジェルネイルの主流となっています。
一方のハードジェルは、ソフトジェルと比較するとジェルが固くて強度があります。
強度の高さを生かして、ハードジェルは長さ出しや自爪の補強に使われるケースが多いことが特徴です。
ハードジェルの特徴
ハードジェルは、硬い材質のジェルネイルです。
ジェルネイルが開発された当初からあるため、ソフトジェルよりも長い歴史があります。
ハードジェルの特徴を見ていきましょう。
強度やツヤがあり長さ出しに向いている
ハードジェルネイルは強度があるため、ネイルの長さ出しに向いています。
ヒビが入ったり折れたりしにくく、1cm以上の長さ出しも可能です。
大きなストーンを使ったデザインでもしっかりとコーティングできるため、数週間でもそのままの状態で維持できます。
派手なデザインが好きな方にとくにおすすめです。
また、ハードジェルには光沢があり、ソフトジェルと比較するとツヤのある仕上がりになります。
自爪の折れやすさをカバー
ハードジェルは強度があるため、自爪の折れやすさをカバーしてくれます。
「自爪が薄く、すぐに割れたり折れたりする」という方は多いのではないでしょうか。
爪が薄い方や爪が傷んでいる状態で爪を伸ばそうとすると、爪が折れてしまうリスクがあります。
固くで強度のあるジェルネイルを施すことで、自爪を補強して折れにくくすることが可能です。
アセトン(溶剤)では溶けずオフに手間がかかる
ハードジェルの大きなデメリットは、アセトン(溶剤)では溶けずにオフに手間がかかる点です。
ハードジェルをオフする際は、ファイルやマシーンで削りきらなくてはいけません。
一方のソフトジェルは、表面を軽く削った後はアセトン(溶剤)で溶かせます。ソフトジェルのほうが手軽にオフできておすすめです。
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ソフトジェルの特徴
現在ジェルネイルの主流となっているのはソフトジェルです。
ソフトジェルの特徴を見ていきましょう。
ハードジェルよりも柔軟性があり爪が弱い人でも浮きにくい
ソフトジェルは、柔らかい材質のジェルネイルです。
爪にしっかりとフィットするため、爪が弱くても浮きにくいメリットがあります。
また、柔らかくて扱いやすいため、セルフでも挑戦しやすいでしょう。
アセトンで溶かせるのでセルフでもオフがしやすい
ソフトジェルはアセトン入りのリムーバーでオフできるため、ファイルで削りきらないといけないハードジェルよりも手軽にオフできます。
セルフオフする場合は、ソフトジェルを選んだほうが楽でしょう。
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自爪のダメージ負担が少ない
ソフトジェルは、ハードジェルよりも自爪にダメージがかかりにくい点も魅力です。
ジェルネイルで爪が痛む一番の原因はオフの瞬間といわれています。
ハードジェルはファイルで削りきるため、どうしても爪に負担がかかってしまいます。
その点、ソフトジェルはアセトン入りのリムーバーでオフでき、自爪への負担を抑えられるのです。
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ハードジェルとソフトジェルの比較まとめ!
ハードジェル | ソフトジェル | |
---|---|---|
性質 | 強度が高い | 柔らかい |
扱いやすさ | 扱いにくい | 扱いやすい |
ツヤ | 出しやすい | ハードジェルよりも劣る |
折れにくさ | 折れにくい | ハードジェルよりも劣る |
長さ出し | 出しやすい | 可能 |
持ち | 1ヶ月 | 3〜4週間 |
オフの方法 | 爪を削る | アセトン |
向いている爪 | 爪が丈夫な人 | 爪が弱い人 |
強度・ツヤ・折れにくさ・持ちなどにおいては、ハードジェルに軍配が上がります。
ただし、初心者には扱いにくく、オフの際に自爪に負担がかかる点がデメリットです。爪が丈夫な人に向いています。
扱いやすさや自爪への負担の少なさを重視する方は、ソフトジェルのほうがおすすめです。
ソフトジェルも、トップジェルなどの種類によっては長さが出せるため、多少の長さ出しであれば対応できます。
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ソフトジェルの使用がおすすめな時
ソフトジェルとハードジェル、それぞれおすすめなのはどのような場面でしょうか。
ソフトジェルの使用がおすすめなシーンは以下の3つです。
セルフネイル
セルフでジェルネイルを楽しみたい方には、ソフトジェルをおすすめします。
ソフトジェルの場合、オフの際に特別な技術が必要ないからです。
ソフトジェルはアセトン入りリムーバーで簡単にオフできるため、技術がなくても自爪を傷つける心配がありません。
初心者にとってもハードルが低いでしょう。
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自爪に優しいネイルがしたい
ソフトジェルは、自爪に優しいネイルがしたい方に向いています。
ソフトジェルはアセトン入りリムーバーで簡単にオフできるため、自爪を傷つけにくいからです。
また、ソフトジェルは材質が柔らかく、塗ったときの締め付け感がほとんどありません。
ジェル自体の爪への影響はほとんど変わりませんが、爪の締め付け感が苦手な方はソフトジェルを選んだほうが良いかもしれません。
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色やデザインにこだわりたい
ソフトジェルはカラーバリエーションが豊富なため、色やデザインにこだわりたい方におすすめです。
そのときの気分に合わせたカラーを楽しむことができるでしょう。
また、ソフトジェルは見た目が薄づきなため、ナチュナルな仕上がりになります。
自爪に近い自然な見た目に仕上げたいときも、ソフトジェルが活躍してくれますよ。
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ハードジェルの使用がおすすめな時
続いては、ハードジェルの使用がおすすめな時を3つ紹介します。
初心者にはハードルの高いハードジェルですが、以下の3つに当てはまった方は挑戦してみてはいかがでしょうか◎
大きめのパーツを爪に乗せたい
大きめのネイルストーンなどをたくさん爪に乗せたい場合は、ハードジェルを選んだほうが良いでしょう。
ハードジェルには強度があるため、大きめのパーツでもしっかり留めることができるからです。
ソフトジェルでもパーツを乗せることはできますが、ハードジェルと比べると強度がなく、ちょっとした衝撃で落ちてしまう可能性があります。
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長さのあるデザインがしたい
ハードジェルは爪の長さ出しに向いており、長さのあるデザインがしたい方に向いています。
ハードジェルは強度があるため、1cm程度までの長さ出しであれば可能です。
ソフトジェルでもトップジェルなどの種類によっては長さを出しやすいものの、やはりハードジェルには敵いません。
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アセトンを使用したくない
アセトンの使用に抵抗がある、もしくはアレルギーがある方は、アセトン不要でオフできるハードジェルを選びましょう。
とくにアセトンアレルギーがある場合は、アセトンは使用できないためソフトジェルを選ぶ選択肢はなくなります。
アセトンアレルギーではなくても、爪や皮膚にダメージを与える可能性があります。
また、アセトンを使用すると乾燥しやすくなるため、二枚爪になってしまうリスクもあるのです。
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ハードジェルとソフトジェルは結局どっちがいいの?
「結局、ハードジェルとソフトジェルはどっちがいいの?」と悩んでいませんか。
ハードジェルとソフトジェルどちらにすれば良いのか分からない方のために、選び方のポイントを解説します。
目的やデザインに合わせた使い分けが大切
ハードジェルとソフトジェルは、目的やデザインに合わせて使い分けることをおすすめします。
それぞれ適した目的やデザインについてまとめました。
ハードジェル | ソフトジェル | |
---|---|---|
目的 |
・強度を出したい |
・セルフでジェルネイルを楽しみたい ・爪への負担を抑えたい ・手軽にオフしたい |
デザイン | ・大きいパーツを乗せる ・長さ出し |
・カラーバリエーションの豊富さ ・自爪に近い自然な仕上がり |
ハードジェルとソフトネイルのどちらかだけでなく、両方を組み合わせる方法もあります。
たとえば、ベースにハードジェルを使って強度を高め、カラーとトップをソフトジェルにしてカラーのバリエーションを増やします。
また、ハードジェルはフィルインでも用いられる方法です。
ファインとは、一番下の層(ベース)だけを残し、カラーとトップのみを落としてデザインをチェンジしていきます。
ベースジェルを削りきる必要がないため、爪への負担を抑えられますよ。
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ジェルネイルを長持ちさせる方法
ジェルネイルを施したら、少しでもきれいな状態を保ちたいですよね。
ハードジェルとソフトネイル、どちらにも使えるネイルを長持ちさせる方法を紹介します。
水仕事をする時はゴム手袋をつける
ジェルネイルは水に弱いため、水仕事をする時はゴム手袋をつけることをおすすめします。
手が水に直接触れる機会を少しでも減らすためです。
洗剤はジェルネイルを変色させる原因にもなり、ネイルの発色も悪くなる可能性もあります。
食器洗いやお風呂掃除など、洗剤を使うシーンではゴム手袋は必須です。
指先の使い方に気をつける
指先に衝撃が加わるとジェルネイルにヒビが入ったり折れたりしやすくなるため、指先の使い方には細心の注意を払いましょう。
爪先に負担がかかりやすい行為は、爪先で髪の毛を洗う、缶のフタを開ける、ガムテープを剥がすなどです。
髪の毛は指の腹を使って洗う、オープナーなどのアイテムを使うなど、なるべく爪先に負担がかからないように工夫してみてください。
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爪切りはNG!やすりを使用する
ジェルネイルをしたまま爪切りで爪を切るのはNGです。
爪切りを使うとジェルネイルにヒビが入る可能性があるからです。
また、爪を切る衝撃によってジェルネイルが浮いてしまうリスクもあります。
爪の長さが気になったときは、180〜240グリッドの爪やすりで少しずつ削るのがおすすめです。
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ハードジェル・ソフトジェル|セルフオフのやり方
「ネイル代を節約したい」「忙しくてネイルサロンに行けない」などの理由で、セルフオフしたいときもあるでしょう。
最後に、ハードジェルとソフトジェルそれぞれのセルフオフの方法を解説します。
ハードジェルのセルフオフ方法
ハードジェルのセルフオフ方法は以下の通りです。
- チップやフォームで長さを出している場合、アクリルニッパーで短くカットする
- 100Gのファイルで爪の長さを整える
- 表面のジェルを削る
- バッファーで磨き、爪の表面に残ったジェルを落とす
- キューティクルオイルを塗って仕上げる
表面のジェルを削るときは、自爪まで削らないように注意してください。
ハードジェルのオフには技術が必要で、自爪を傷つけてしまうリスクもあります。
できる限りサロンでネイリストにオフしてもらいましょう。
ソフトジェルのセルフオフ方法
ソフトジェルのセルフオフ方法は以下の通りです。
- コットンとアルミホイルをカットする
- 80~100Gのファイルを使ってカラージェルを軽く削る
- コットンにリムーバーを含ませて爪の上に置く
- 上からアルミホイルを巻き、10〜15分程度待つ
- アルミホイルとコットンを外して、ジェルが柔らかくなっているかを確認する
- 柔らかくない場合はさらに放置する
- 柔らかくなっている場合は、ウッドスティックでジェルを剥がす
- 240Gのバッファーを使って表面を整える
- キューティクルオイルを塗って仕上げる
ソフトジェルはセルフオフがしやすいため、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ハードジェルとソフトジェルを使いこなしてネイルをより楽しもう◎
ハードジェルとソフトジェルには、それぞれメリットとデメリットがあります。
どちらが優れているということはないため、目的やデザインに合わせて使い分けてみてください。
とくにハードジェルには技術が必要なため、セルフで行うならネイルスクールで正しい技術を身につけるのもひとつの手です。
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