ソフトジェルのオフ方法!手順と準備する道具【簡単セルフ向け】
セルフジェルネイルを始めてみたけれど、オフの仕方が難しくて分からないと悩んでいませんか?
自分でジェルネイルを楽しむ人が増加している一方、正しいオフ方法を知らない人は意外と多いものです。
しかしオフのやり方を間違えると、最悪の場合はネイルができないほど爪を傷める可能性もあります。
今回ご紹介するオフ方法を参考にして、安全にセルフジェルネイルを楽しみましょう。
1 ソフトジェルネイルのオフ【爪が傷むNG行為】
2 ソフトジェルネイルのオフ【準備するもの】
3 ソフトジェルネイルのオフ【正しいやり方】
4 ソフトジェルオフの平均時間
5 ソフトジェルをオフした後【気をつけること】
6 ソフトジェルとハードジェルの違い
7 ソフトジェルのオフを正しく学ぶには
ソフトジェルネイルのオフ【爪が傷むNG行為】
誤ったネイルオフは、爪トラブルを引き起こす懸念があります。
それぞれのリスクを把握したうえで、正しくネイルをオフしましょう。
無理やり剥がす
ネイルが端から剥がれてきた際、爪をむしるように剥がしていませんか?
無理にネイルを剥がすと地爪の表層も一緒に剥がれ、爪が薄くなります。
爪が折れたり、ジェルネイルの硬化で熱を感じやすくなったりと、さまざまな爪トラブルを誘発するでしょう。
表面が白くカサついて見た目も悪くなるため、無理にネイルを剥がす行為はやめてください。
すべて削り落とす
溶剤が浸透するまでは10〜15分ほど待ち時間が必要です。
しかし、この工程を避けるためにすべてネイルファイルで削り落とそうとすると、高確率で地爪まで傷つけます。
ネイルマシーンであれば、力をかけずに削り落とせますが、地爪に近づくほど摩擦熱を感じやすく初心者には危険です。
ソフトジェルのオフは主にアセトンを使用し、表面を削る工程はサポート程度に行いましょう。
アセトン以外の溶剤を使用
マニキュアに使用する除光液ではジェルネイルを落とせません。
多少表面が柔らかくなることはありますが、ジェルを完全に浮かせることはできないでしょう。
ジェルネイルをオフする際は、アセトンの配合量が多い専用のリムーバーを使ってください。
ただし、ジェルを溶かすほどのパワーがあるアセトンは取り扱いにも注意が必要です。
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ソフトジェルネイルのオフ【準備するもの】
ソフトジェルをオフする際は、意外にも自宅にあるものを多用します。
ジェルネイルを始める際は、事前に以下の道具も準備しておきましょう。
ネイルファイル
ネイルファイルは100〜150グリット程度の目の粗いものと、240グリット程度の目の細かいものをそれぞれ1枚ずつ用意してください。
表面を削る際には目の粗いファイル、最後の仕上げには目の細かいファイルが適しています。
なお、ネイルマシーンを使用するという方法もありますが、初心者は削りすぎてしまう可能性が高いため要注意です。
取り扱いを誤ると爪に強い摩擦が加わるため、ネイルに慣れてから検討すると良いでしょう。
アセトン
ジェルのネイルオフには、アセトンの含有量が多いジェル用リムーバーを使用しましょう。
マニキュア用の除光液はアセトンの含有量が少ないため、ジェルネイルをオフできません。
ただし、アセトンは揮発性が高く、蒸発したアセトンを吸い込むとアセトン中毒を引き起こす恐れがあります。
換気で危険を回避できますが、ガスは下方に溜まりやすいため、ペットや小さな子どもがいる人は特に注意しましょう。
また、素手で触れたときに皮膚を傷めないよう、コットンに浸す際の取り扱いも要注意です。
コットン
アセトンを染み込ませるコットンは、厚みがあり毛羽立ちが少ないものがおすすめです。
薄いコットンでは十分にアセトンが染み込まず、爪に溶剤が浸透しません。
また、アセトンは爪や皮膚を乾燥させるため、必要以上に皮膚に当てないようにしてください。
コットンは爪より若干大きいサイズで、4等分に切り分けて使用すると良いでしょう。
アルミホイル
ネイルオフではコットンに染み込ませたアセトンが蒸発しないように、保湿性のあるアルミホイルで爪を包みます。
10cm四方程度のサイズにカットして、1枚ずつ指に巻いて使用しましょう。
プッシャーまたはウッドスティック
溶かしたジェルを落とすにはプッシャーかウッドスティックを使いましょう。
ウッドスティックは100円ショップでも大容量パックを販売しているため、使い捨てで気軽に使えます。
一方、メタル製のプッシャーは耐久性が高く、力をかけても折れ曲がらない点がメリットです。
ただし、力をかけすぎて地爪を傷つけないように注意してください。
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ソフトジェルネイルのオフ【正しいやり方】
ジェルネイルを安全に楽しむためには、正しいオフ方法を知ることも大切です。
どれも重要な工程のため、以下の7つの手順を改めて確認しましょう。
ジェルネイルの表面を削る
まずはジェルネイルの表面を100グリット程度のファイルで削っていきます。
このとき、深く削りすぎると地爪を傷つける恐れがあるため、ベースジェルまで削る必要はありません。
表面のツヤがなくなる程度かカラージェルの色が変わる程度を目安にしてください。
アセトンを含んだコットンを置く
アセトンはコットンがひたひたになる程度まで溶剤を染み込ませましょう。
リムーバーの量が不足すると、溶剤が爪まで浸透せずネイルが浮きづらくなります。
しかし、アセトンは皮膚にとってあまり良いものではありません。
コットンは爪の大きさに合わせてカットして、皮膚にはなるべく触れないように工夫しましょう。
アルミホイルで指先を包む
揮発性の高いアセトンは、コットンを乗せるだけではすぐに蒸発します。
ベースと地爪の間までしっかりアセトンを染み込ませるに、アルミホイルでしっかり指先を包みましょう。
少しでも隙間があるとリムーバーが漏れたり、蒸発したりするため、指にぴったり密着させるよう意識してください。
時間を置く(10〜15分)
アセトンを十分浸透させるために、10〜15分程度時間を置きます。
指先が冷えると浸透率が下がるため、温かい部屋で待つと良いでしょう。
ただし、アセトンは引火の恐れがあるため火に近づけてはいけません。
冷え性の人や寒い冬の時期は、カイロや湯たんぽなどで指先を温めることもおすすめです。
プッシャーで落とす
10〜15分経過したら、浮いたジェルをプッシャーで落とします。
アルミホイルを開いた状態で放置すると浮かせたジェルが再び固まってしまうため、1本ずつ開いてオフしましょう。
なお、プッシャーが引っかかるときは、無理に削ると爪を傷める原因になります。
浮ききらなかったジェルネイルは、再びコットンとアルミホイルを巻いて時間を置いてから、再度削りましょう。
ネイルファイルで爪の表面を整える
ジェルを浮かして落とした後の爪は、表面に小さな凸凹が残ることがあります。
240グリット程度の目が細かいネイルファイルで、凸凹をフラットに整えましょう。
このとき100グリット程度の目の粗いファイルを使うと地爪を傷つける恐れがあるため、代用は避けてください。
保湿
アセトンを使用した後の爪や周辺の皮膚は乾燥しやすいです。
オフした後は必ずネイルオイルを使用して爪を保湿しましょう。
ネイルオイルがない場合は、ハンドクリームで代用してもOKです。
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ソフトジェルオフの平均時間
サロンでのネイルオフは、平均的に30〜40分程度の時間がかかります。
慣れないセルフネイルでは更に時間がかかることも予想されるため、ネイルを落としたいときはある程度時間に余裕が必要です。
ソフトジェルオフはなぜ時間がかかる?
ジェルネイルはマニキュアよりも爪との密着度が高く、ジェルを溶かすまでに時間がかかります。
爪のダメージを最小限におさえるためには丁寧に時間をかけた施術が必要です。
また、サロンでのオフはネイルマシーンの使用が主流ですが、セルフではネイルファイルを使う人が多いでしょう。
手動で削る工程は手に疲れがたまるため、サロンよりもさらに時間がかかる傾向にあります。
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ソフトジェルをオフした後【気をつけること】
ジェルネイルはオフした後もいくつかの注意が必要です。
- 乾燥しやすい
- 爪が薄くなりやすい
- 爪が折れやすい
ジェルネイルをした爪は厚く耐久性がありますが、ネイルを落とすと強度はぐっと下がります。
ネイルをした爪と同じ感覚で日常生活を送っていると、不意に爪が折れてしまうこともあるでしょう。
また、保湿せずに放置していると爪や周辺の皮膚が乾燥してカサつき、見た目が悪くなってしまいます。
ネイルをしていない間も、指先の保湿ケアは怠らないようにしてください。
ソフトジェルとハードジェルの違い
ソフトジェル | ハードジェル | |
オフの仕方 | アセトンで溶かしてオフする | 削って落とす |
特徴 |
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ソフトジェルよりも強度が高いハードジェルは、スカルプチュアのような長さ出しで活躍します。
しかし、ソフトジェルのようにアセトンでオフできないため、ネイルを落とす際はマシーンかファイルで削り落とさなければなりません。
ギリギリまでジェルを削る行為はリスクを伴うため、初心者はソフトジェルで溶かして落とす方法がベターです。
はじめのうちは、ソフトジェルを使ってセルフネイルを楽しみましょう。
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ソフトジェルのオフを正しく学ぶには
最近ではセルフジェルネイルが一般化していますが、オフの仕方にによってはリスクが伴うことはあまり知られていません。
ネイルを長く安全に楽しむためには、ネイルスクールで正しいオフ方法を学ぶことがおすすめです。
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