ジェルネイルのやり方・手順と必要なものを解説【初心者セルフ向け】
「ジェルネイルはネイルサロンでやってもらうもの」と思っていませんか?
セルフネイルといえばマニキュアをイメージする人も多いですが、近年は自分でジェルネイルを楽しむ方も増えています。
「サロンの予約を毎月取るのは大変」
「安く華やかなネイルを楽しみたい」
このような悩みも、セルフジェルネイルが解決してくれるでしょう。
そこで今回は、初心者向けのセルフジェルネイルの手順や必要な道具について詳しく解説します。
ジェルネイルとは?
ジェルネイルとは、樹脂をライトで固めるネイルのことです。
マニキュアよりも華やかなネイルができることから、幅広い世代で支持されています。
マニキュア |
ジェルネイル |
|
乾燥・硬化時間 |
色を重ねる度に15〜30分程度かかる |
UV/LEDライトで15〜30秒 |
持続期間 |
長くても1週間〜10日程度 |
3〜4週間程度持続 |
アート |
乾燥に時間がかかるため難しい |
アートの幅が広く、華やかなデザインが多数 |
手軽さ |
用意する道具が少なく始めやすい |
用意する道具が多い |
ジェルネイルは用意する道具が多く、オフに時間がかかる点はデメリットです。
しかし、乾かし方や持続力を考慮すると、ジェルネイルのほうが楽に感じる人もいるでしょう。
アイデア次第でさまざまなデザインを楽しめるため、色数が少なくても毎月異なるネイルが楽しめます。
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ジェルネイルに必要な道具・準備するもの
ジェルネイルを始めるにあたり、用意すべき道具は多岐にわたります。
しかし、なかには日用品で代用できるアイテムもあるため、初期費用を抑えることも可能です。
以下ではセルフジェルネイルに必要な道具について解説します。
《準備・ケアに必要な道具》
- エタノール
- ワイプ(キッチンペーパーで代用可)
- エメリーボード
- キューティクルプッシャー(ウッドスティックとコットンで代用可)
- キューティクルニッパー
- フィンガーボウル(洗面器で代用可)
- キューティクルリムーバー(ない場合はお湯で代用可)
- スポンジバッファー
プレパレーション(下準備)に必要な道具は、代用品で試してから買い足しても良いでしょう。
エメリーボードやスポンジバッファーは目の細かい製品を選ぶと、削りすぎを防止できます。
《カラーリングに必要な道具》
ベースジェル |
カラージェルと自爪の密着度を高めるために使用 |
カラージェル |
自分の好きなカラーを用意 |
トップジェル |
ノンワイプタイプなら硬化後の拭き取りが不要 |
ネイルブラシ |
ラウンド筆なら根本のカーブに沿って塗りやすい |
ワイプ |
油分・水分除去やトップジェルの拭き取りで使用 |
UV/LEDライト |
UVライト・LEDライト・UV/LEDライトのなかから、使用するジェルに対応するものを用意 |
キッチンペーパー |
ネイルブラシに付着したジェルを拭き取るために使用 |
ジェルにはボトルタイプとコンテナタイプの2種類があります。
100均で主に取り扱われるボトルタイプは筆が付属しており、ネイルブラシの購入は不要です。
マニキュア感覚で塗布できるため、初心者も使いやすいでしょう。
しかし、アートを施すならコンテナタイプを選んでください。ネイルブラシを分けて使用することは上達への近道です。
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ジェルネイルのやり方|準備・ケア(所要時間30分)
ジェルを塗る前に、まずはプレパレーションという下準備の工程が必要です。
完成度を高めるために、以下の工程は欠かさず行いましょう。
手順1:手指消毒を行う
プレパレーションにあたり、爪表面はきれいな状態が理想です。
ワイプにエタノールを浸透させ、指先の油分・水分やダストを除去しましょう。
手順2:爪の形を整える
エメリーボードを使用して、爪を自分好みの形に整えます。
形状 | 特徴 |
ラウンド |
最もナチュラルな形状 耐久性が高く 比較的折れにくい |
オーバル |
指先を自然に長く見せる 清潔感がありオフィスネイルにおすすめ |
スクエア |
四角形でクールな印象 フットネイルにおすすめ |
スクエアオフ |
モードにもかわいらしいデザインにも似合う スクエアよりも柔らかい印象 |
ポイント |
指先が長く見える 上品で女性らしい手元になるが、折れやすい点は要注意 |
初心者はラウンド型やオーバル型がおすすめです。
二枚爪を防止するため、ネイルファイルは爪先から側面に向かって一定方向に削りましょう。
手順3:甘皮周りのルーススキンを処理する
フィンガーボウルで指先を温め、甘皮をふやかしましょう。
お湯のみの対応も可能ですが、キューティクルリムーバーを使うと隅々まで処理しやすくなります。
水分を拭き取ったあとは、プッシャーでルースキューティクルを押し上げてください。
余分な甘皮はニッパーでカットすることで、仕上がりが一段ときれいになります。
手順4:爪の表面を整える
目の細かいスポンジバッファーを使って、爪の表面を軽く削りましょう。
細かい傷をつけることで、自爪とジェルの密着度が高まります。
手順5:爪表面の油分を拭き取る
最後に、エタノールで爪表面に付いた油分やダストを拭き取ります。
ジェルネイルで爪がボロボロ!原因はなに?対策とケア方法を紹介
ジェルネイルのやり方|塗り方(所要時間60~90分)
下準備がしっかりできたら、爪にジェルを塗布しましょう。
今回はベーシックな単色塗りの方法について解説します。
手順1:ベースジェルを塗布する
ベースジェルを甘皮のラインに沿って塗る際は、ラウンド筆が使いやすいでしょう。
先端のエッジ部分まで、ベースの段階からしっかり塗ってください。
手順2:UV・LEDライトで硬化する
平均的に、UVライトの場合は2〜3分程度、LEDライト・UV/LEDライトの場合は15〜30秒程度で硬化できます。
使用するジェルが対応するライトを選んで、硬化させましょう。
手順3:カラージェルを塗布する
自分の好きなカラーリングを選択して、カラージェルを塗布します。
手順4:UV・LEDライトで硬化する
片手を塗り終えてから10秒程度時間をおいてから硬化させましょう。
セルフレベリングを行うと、全体が馴染んで凹凸がなくなります。
手順5:カラージェルを塗布する
塗りムラを防ぐため、カラージェルは2度塗りが基本です。
手順3と同様に、ジェルを塗りましょう。
手順6:UV・LEDライトで硬化する
手順4同様に、再びライトで硬化します。
手順7:トップジェルを塗布する
カラージェルが固まったら、トップジェルを塗りましょう。
通常のトップジェルは艷やかに仕上げてくれますが、マットに仕上げたい場合はマットジェルを使う手もあります。
手順8:UV・LEDライトで完全硬化する
最後の完全硬化はジェルに記載されている時間を参考に行いましょう。
UV/LEDライトの場合は30〜1分程度が目安です。
手順9:未硬化ジェルを拭き取る
ワイプにエタノールを含ませ、未硬化ジェルを拭き取ります。
ネイルのくもりを避けるため、一度使用した面は他の指で使わないようにしましょう。
手順10:爪を保湿して完成
繰り返しエタノールをつけた指先は乾燥しやすい状態です。
ジェルネイルが終わったら、必ず手指を保湿しましょう。
ネイルオイルの使用が望ましいですが、手元にない場合はハンドクリームで代用してください。
ジェルネイルのやり方|注意点
自分でジェルネイルに挑戦する場合は、以下のポイントに注意しましょう。
硬化時間を守る
硬化時間が短いと、内側が固まりきらず柔らかい状態になることがあります。
ジェルを固めるには、ライトの光をしっかり当てて目安の硬化時間を守ることが大切です。
また、硬化時間を守ってもジェルが固まらない場合は、ライト自体が劣化している可能性があります。
UVライトの場合は電球交換、LEDライト・UV/LEDライトの場合は本体の買い替えを検討してください。
素手でジェルを触らない
硬化状態を確認したいときも、素手でジェルに触れてはいけません。
未硬化ジェルにダストがつく原因になります。
1度に大量のジェルを乗せすぎない
大量のジェルを一気に硬化すると、熱を帯びて痛みが出ます。
1度に塗る量は少量にして、複数回塗り重ねてください。
ジェルネイルのやり方に関するよくある質問
こちらでは、セルフジェルネイルに関するよくある質問に回答します。
ジェルネイルを綺麗に塗るコツ・やり方はある?
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皮膚へのはみ出しを防ぐため、ジェルを取る量は筆先の1/3程度にして爪の中央からのせましょう。
なお、爪の形やアート方法に適した筆を使うと、イメージ通りのデザインに仕上げやすくなります。
ジェルネイルを剥がれにくくする方法・やり方はある?
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ジェルネイルを剥がれにくくするためには、下処理が何よりも重要です。
爪先からネイルが剥がれやすい人はエッジの塗り方を丁寧にするよう心がけてください。
また、日常生活で指先の保湿を意識すると、ジェルネイルが浮きにくくなります。
ジェルネイルオフのやり方は?
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ジェルネイルは無理やり剥がすと爪が薄くなり、ネイルができなくなる恐れがあります。
手間のかかる作業ではありますが、上記の手順を必ず守りましょう。
ジェルネイルのやり方をマスターするにはネイルスクール!
ジェルネイルの楽しさを知ると、毎月のネイルチェンジだけでは物足りなさを感じるでしょう。
しかし、友人や家族などにネイルをする場合は、自分以上に安全面や衛生面への配慮が重要です。
周囲の人に施術をするなら、ネイルスクールで正しい知識を身に着けましょう。
また、デザインの技術を高めたい場合は、講師の質も重要です。
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