ネイル検定モデルの選び方は?上手な探し方と注意点について

ネイル検定の実技試験では、実際にモデルの爪に課題を施します。

しかし「モデルを頼める人がない」「モデルの選定方法が分からない」などの悩みを抱えている受験者は少なくありません。

 

そこで本記事では、ネイル検定モデルの選び方を解説します。

「頼める人がいない」対処法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

ネイル検定モデルの選び方

モデルにネイルケアを施す女性

ネイリスト技能検定試験の試験要項によると、検定モデルになるためには以下の規定を満たしている必要があります。

  • 15歳以上(性別不問)
  • モデルの爪および爪周りの皮膚に疾患が認められない
  • ナチュラルネイルをベースとする
  • 実技試験 1週間前からファイルおよびキューティクルクリーンなどの手入れをしない

 

 

ネイル検定モデルを選ぶ際は、上記の規定を満たしたうえで相性の良さを重視しましょう

施術しやすいと感じる爪は人それぞれ異なるため、依頼する前に一度試してみるのもおすすめです。

 

また、実技試験は長時間に渡るため「協力的であるか」「マナーを守れるか」などもネイル検定モデル選びのポイントです。

 

参照:ネイリスト技能検定試験 試験要項

 

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ネイル検定モデルを選ぶときのポイント

女性の手

ネイル検定モデルは誰でもよいわけではありません。

検定規定を満たしていることはもちろん、その他にもチェックすべきポイントがあります。

ネイル検定モデルを選ぶときのポイントを6つ紹介します。

 

爪に癖がないか

1つ目のポイントは、爪に癖がないかです。

 

爪に以下のような癖があると、施術の難易度が高くなります。

  • Cカーブが強すぎる
  • 表面が平らすぎる
  • 爪が薄い
  • 爪のサイドラインが末広がりになっている
  • 巻爪
  • 反り爪 など

 

モデルの爪に癖があると、予想以上に時間がかかったり仕上がりに影響したりする可能性があります。

依頼前にモデルの爪に癖がないかを必ず確認しておきましょう。

 

指が曲がっていないか

2つ目のポイントは、指が曲がっていないかです。

 

指が曲がっていると、左右対称にファイルをかけるのが難しくなります。

また、チップラップの課題でチップ装着やハイポイントを作る際にも苦労する可能性があります。

 

爪を伸ばせるか

3つ目のポイントは、爪を伸ばせるかです。

 

ネイル検定モデルには、最低でも2~3mmの爪の長さが必要となります。

職業や体質などの事情で爪を伸ばせない方はネイル検定モデルには不向きです。

 

また、普段から力仕事や水仕事が多く、が折れやすい環境にいる方も避けたほうがよいでしょう。

 

皮膚疾患がないか

爪および爪周りの皮膚に疾患がないことは、検定規定に記載されているため必須です。

 

外見からは疾患に気づかないケースもあるため、必ず依頼前にモデル本人に確認してください。

試験当日に試験管が「異常あり」と判断した場合は、試験を受けられなくなる可能性があります。

 

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15歳以上であるか

15歳以上であることも検定規定に記載されているため年齢確認は必須です。

 

自分の子どもに依頼したくても、15歳以下はネイル検定モデルになる資格がないため注意しましょう。

 

ネイル検定モデルは性別不問なので、パートナーや男友達に依頼しても問題ありません。

 

ネイルの練習に協力的か

最後のポイントは、ネイルの練習に協力的かです。

 

試験当日は丸一日スケジュールを空けてもらいますが、その前に何度も練習に付き合ってもらう必要があります。

本番と同じ爪で練習しておくことで、当日スムーズに施術しやすくなります。

 

本番前の練習はモデル側にとって負担となりますが、可能な限り付き合ってくれる相手を選びましょう。

 

ネイル検定モデルの見つけ方

スマートフォンを見る女性

ネイル検定モデルを探すにあたって、「近くに頼める人がいない」「ネイル検定モデルに理解を得られない」と悩んでいませんか。

ネイル検定モデルの主な見つけ方を4つ紹介します。

 

家族や親しい友人に協力してもらう

最もおすすめの方法は、家族や親しい友人に協力してもらうことです。

 

気心の知れている相手のほうが何かと安心できます。

練習を頼みやすいだけでなく、遅刻やドタキャンのリスクも減らせるでしょう。

 

特におすすめなのは、いつでも練習に付き合ってもらえる同居家族です。

 

知人に紹介してもらう

家族や親しい友人に頼めない場合は、知人に紹介してもらうのも1つの手です。

 

家族や友人、恋人などの信頼できる人にネイル検定モデルを紹介してもらいましょう。

第三者を挟むことで「紹介者のメンツを潰してはいけない」という心理が働き、遅刻やドタキャンのリスクも減らせます。

 

SNSなどインターネットを通じてネイル検定モデルを集うのはリスクが高いため、信頼できる知人に紹介してもらったほうが安心です。

 

ネイリスト仲間にお願いする

ネイリスト仲間にお願いするのもおすすめの方法です。

 

相手が受験する際は自分がモデルを引き受けるなど、交換条件をつけることで依頼しやすいでしょう。

また、ネイルに精通している方のほうが検定当日や練習時の立ち回りがスムーズなため、施術しやすい点も大きなメリットです。

 

ただし、同じ階級を受けるネイリスト仲間だと日程が被ってしまうため注意してください。

 

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ネイルスクールのマッチングサポートを利用する

ネイルスクールに通っている場合は、各スクールのマッチングサービスを利用するのおおすすめです。

 

生徒がモデル探しに困らないように、モデルを紹介するマッチングサポートを導入しているネイルスクールは少なくありません。

多くのマッチングサービスでは、あらかじめモデルへの依頼内容や報酬額が決まっています。

 

ネイルスクールのマッチングサポートなら、金銭トラブルやドタキャンなどが起こりにくく安心です。

 

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ネイルスクールシンシアの検定モデルマッチングサポート

女性と会話するネイリスト

ネイルスクールシンシアでは、検定試験で必要なハンドモデルの紹介を行っています

モデル探しの不安がなくなることで、安心して練習に集中できると好評です。

 

ハンドモデルの紹介を希望する場合は、電話やメールではなく直接スタッフに希望の旨を伝えましょう。

自身でハンドモデルの方に直接交渉する必要がありますが、マッチング(お試し練習)はスクール側がセッティングします。

 

マッチングが成立した場合は次回の練習より謝礼が発生し、試験本番前もしくは終了後に支払いを行います。

 

謝礼額もしっかりと決まっており、トラブルが起こりにくいシステムとなっているため安心です。

 

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ネイル検定モデルに関する注意点

注意点

検定前から検定当日にかけて、ネイル検定モデル側には注意してもらうことが何点かあります。

 

以下の注意点を守ってもらえるかを事前に確認してから依頼することをおすすめします。

  • フリーエッジを5mm程度に保つ
  • 爪切りは使用しない
  • サイドラインを削らない
  • 爪や爪周辺を保湿する
  • 遅刻しない
  • 私語厳禁
  • 毛の抜けやすい服装は控える
  • 手回りのアクセサリーは避ける
  • 爪や爪周辺を触らない
  • 道具を触らない
  • 体調不良の場合は申し出る

検定前

検定当日

 

ネイル検定モデルには、「時間を守る」「できる限りレスポンスを早くする」なども求められます。

検定当日は受験者とモデルの共同作業となるため、人として信頼できる方に依頼しましょう。

 

トラブルが起きた際の対処法

悩む女性

慎重にネイル検定モデルを選定しても、トラブルが起こる可能性はあります。

 

検定前や検定当日に予期せぬトラブルが起こったら、どのように対処するのが正しいのでしょうか。

トラブルが起きた際の対処法を3つのシチュエーション別に解説します。

 

爪が欠けた・折れた

爪が欠けたり折れたりしても、検定当日まで時間がある場合は伸びるのを待つことで対応できるケースがあります。

 

検定当日まで時間がない場合は、別の方にネイル検定モデルを依頼するのが理想的です。

トラブルが起きた際に備えて、モデルとなってくれそうな方1~2名に声をかけておくことをおすすめします。

 

ただし、検定当日に爪が欠けたり折れたりした場合は、代理モデルに依頼できないケースが多いでしょう。

そのまま施術するとモデルの指を出血させてしまう恐れがあり、失格対象になってしまう可能性があります。

 

そのため、リペアでカバーする必要がありますが、リペアできる本数は2本までに限定されています。

3本目は減点とになり、4本以上は失格となってしまうため要注意です。

 

リペアを施した場合は、事前審査の際に試験官に申告してください。

 

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指先を怪我した

検定前日までに指先を怪我した場合は、別の方にネイル検定モデルを依頼しましょう。

 

爪および爪周りの皮膚に疾患がある場合は、ネイル検定モデルにはなれないことが定められているためです。

検定当日に怪我をした場合は、ギリギリまで代わりのモデルを探し、どうしても見つからない場合は試験前に申告してください。

 

ささくれなど怪我に含まれない症状であれば受験可能なケースもあります。

諦めずに試験官に判断を委ねましょう。

 

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検定モデルをキャンセルしたいと言われた

検定当日まで時間がある場合は、別の方にネイル検定モデルを依頼することをおすすめします。

 

キャンセルの理由は人それぞれ異なりますが、「急用ができた」などの物理的な事情なら説得はほぼ不可能です。

「気が変わった」などの心理的な事情の場合、乗り気でない方に無理にお願いしてもトラブルになる可能性があります。

 

ただし、検定当日に心理的な事情でキャンセルしたいと言われ、代わりのモデルが見つからない場合は説得するしか手段がありません。

無理強いはおすすめできませんが、なぜキャンセルしたいのか事情を聞き、解決策がないか話し合うとよいでしょう。

 

ネイル検定モデルに対して不安がある場合は、相手が安心できる解決策を提案してみてはいかがでしょうか。

 

ネイル検定モデルに関するよくある質問

封筒に入った謝礼金

ネイル検定モデルに関する3つの質問に回答します。

 

ネイル検定モデルは彼氏や旦那でも大丈夫?

ネイル検定モデルは性別不問なため、彼氏や旦那でも問題ありません

 

ただし、「15歳以上」「モデルの爪および爪周りの皮膚に疾患が認められない」などの検定規定を満たしている必要があります。

 

ネイル検定モデルに謝礼は払うべき?

ネイル検定モデルには謝礼を払うことをおすすめします

 

ネイル検定モデルを引き受けると、検定当日は丸1日拘束されてしまいます。

また、複数回に渡って練習にも参加してもらう必要があるため、謝礼という形でお礼をしたほうが望ましいです。

 

交通費を別途支払うのかも含め、モデルを引き受けてくれた方とよく相談して金額を決めましょう。

 

ネイル検定モデルがいない時はハンドで受験できる?

ネイリスト技能検定試験では、2023年秋期より「JNEC認定モデルハンド」での受験が可能となりました。

 

受験者は従来通りモデルを帯同して受験するか、JNEC認定モデルハンドで受験するかを選択できます。

 

JNAジェルネイル技能検定試験では、感染症対策としてモデル同伴からトレーニングハンドの使用に変更されています(2023年12月時点)。

 

参照:JNEC認定モデルハンド

参照:JNAジェルネイル技能検定試験 | NPO法人 日本ネイリスト協会

 

検定モデルが見つからなくても根気強く探そう!

ネイル検定受験者を悩ませるモデル探しですが、「頼める人がいない」と諦める必要はありません。

ネイルスクールに通っている場合は、各スクールのマッチングサポートを利用するのがおすすめです。

 

ネイルスクールシンシアでは、信頼できるハンドモデルの紹介を行っています。

契約前にマッチング(お試し練習)があり、事前に相性を確認できる点が魅力です。

また、謝礼額の目安も決まっているため、トラブルになる可能性も低くなっています。

あなたがネイル検定モデル探しに不安を感じているなら、ぜひネイルスクールシンシアへの入学を検討してみてください◎

 

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