ネイルの資格の種類を解説!ネイリストになるには資格は必要?独学でも取得可能?

「プロのネイリストになるために必要な資格は?」

「ネイルの資格は独学でも取得できるの」

社会人からネイリストになりたいと考えている方は、なるべく最短で資格を取得したいと思っているのではないでしょうか。

この記事では、ネイリストの資格の種類から取得しておくと就職に有利な資格、独学でも取得できるのかなど、ネイリストの資格について詳しく解説していきます。

まずは、自分がどの資格を目指せばいいのかを把握してから、資格取得に向けて準備を進めていきましょう。

 

INDEX
1 ネイル資格の種類
JNECネイリスト技能検定試験
JNAジェルネイル技能検定試験
ネイルサロン衛生管理士
JNAフットケア理論検定試験
JNA認定講師
2 ネイルの資格は独学でとれる?
3 学校に通うなら通信と通学どっちがいい?
通信と通学で資格取得にかかる期間と費用
4 ネイルサロンで働くのに資格は必要?
5 開業するのに資格は必要?
6 海外のネイルライセンス
人気!オーストラリアのネイルライセンス
アメリカのネイルライセンス
海外で働くにはビザの取得が必須
7  まとめ

ネイル資格の種類

ネイリストは国家資格ではなく民間資格です。ネイリストになるために資格は必須ではありません。ですが、資格を取得していた方が就職しやすくなったり、お客様の安心につながったりと、メリットが多いです。

まずは、ネイル資格の種類をそれぞれ解説します。

JNECネイリスト技能検定試験

JNECネイリスト技能検定試験は、日本ネイリスト試験センターのJNECが主催する検定試験です。試験は1〜3級に分かれており、1級を取得するには3級から順に受験する必要があります。

ネイリストの求人を見ると、「ネイリスト技能検定2級以上」の取得者を募集しているサロンが多くあります。

ネイリスト技能検定はジェルネイル検定よりも歴史が長く、ネイリスト検定の代表的な資格です。サロン就職を考えている人は、まず「JNECネイリスト技能検定2級」の取得を目指すと良いですよ◎

【JNECネイリスト技能検定試験3級】

試験内容 実技試験:70分、筆記試験:30分
実技試験の施術内容 ネイルケア、カラーリング、フラットアート
実技の採点方法 減点方式
筆記試験の出題方式 マークシート方式
受験資格 受験時に義務教育を修了しているすべての人
合格率 84.40%(※2021年秋期までの累計)
合格基準 実技試験:50点満点中35点以上
筆記試験:100点満点中85点以上
受験料 6,800円(税込)
実施時期 年4回(1月、4月、7月、10月)

出典:JNEC日本ネイリスト検定試験センター試験概要・合格率

JNECネイリスト技能検定試験3級は、ネイリストに必要な基本的な技術、知識を取得するための資格です。

ネイリスト検定の中でも初心者向けとなっており、実技試験ではネイルケアやポリッシュカラーリング、フラットアートが出題されます。

【JNECネイリスト技能検定試験2級】

試験内容 実技試験:前半35分、後半55分、筆記試験:35分
実技試験の施術内容 ネイルケア、カラーリング、チップ&ラップ、リペア、フラットアート
実技の採点方法 減点方式
筆記試験の出題方式 マークシート方式
受験資格 JNECネイリスト技能検定試験3級の取得者
合格率 41.78%(※2021年秋期までの累計)
合格基準 実技試験:50点満点中38点以上
筆記試験:100点満点中80点以上
受験料 9,800円(税込)
実施時期 年4回(1月、4月、7月、10月)

出典:JNEC日本ネイリスト検定試験センター試験概要・合格率

JNECネイリスト技能検定試験2級は、サロンワークで通用する知識や技術を取得するための資格です。

JNECネイリスト技能検定試験3級よりも、より専門的な技術が必要です。実技試験では、ネイルケアやポリッシュカラーリング、チップ&ラップ、フラットアートなどが出題されます。

【JNECネイリスト技能検定試験1級】

試験内容 実技試験:70分、筆記試験30分
実技試験の施術内容 スカルプチュア、チップオーバーレイ、ミックスメディアアート
実技の採点方法 減点方式
筆記試験の出題方式 マークシート方式
受験資格 JNECネイリスト技能検定試験2級の取得者
合格率 38.25%(※2021年秋期までの累計)
合格基準 実技試験:50点満点中38点以上
筆記試験:100点満点中80点以上
受験料 12,500円(税込)
実施時期 年2回(4月、10月)

出典:JNEC日本ネイリスト検定試験センター試験概要・合格率

JNECネイリスト技能検定試験1級は、トップネイリストとして必要な知識や技術を取得するための資格です。JNECネイリスト技能検定試験の中でも難易度が一番高く、累計合格率は38.25%ほどです。

実技試験では、スカルプチュアやチップオーバーレイ、ミックスメディアアートなどが出題されます。

 

 

JNAジェルネイル技能検定試験

JNAジェルネイル技能検定試験は、日本ネイリスト協会のJNAが主催する検定試験です。試験は初級、中級、上級の3段階に分かれており、上級を取得するには初級から順に受験する必要があります。

ネイリスト技能検定では、ネイルケアやカラーリング、イクステンションなど幅広い技術を求められましたが、ジェルネイル技能検定はジェルネイルの技術に特化した検定です。

ジェルネイル技能検定初級はネイリスト技能検定3級、ジェルネイル技能検定中級はネイリスト技能検定2級を取得していれば、第一課題が免除となるため、まずはネイリスト技能検定の取得がおすすめです。

【JNAジェルネイル技能検定試験・初級】

試験内容 実技試験:第一課題35分、第二課題60分、筆記試験:30分
実技試験の施術内容 ネイルケア、ポリッシュカラーリング、ジェルカラーリング、ジェルアート
実技の採点方法 減点方式
筆記試験の出題方式 マークシート方式
受験資格 受験時に義務教育を修了しているすべての人
合格率 70%
合格基準 実技試験:100点満点中80点以上
筆記試験:100点満点中80点以上
受験料 9,900円(税込)
実施時期 年2回(6月、12月)JNA認定校の場合、自校開催あり

JNAジェルネイル技能検定試験・初級では、ネイルケアやポリッシュカラーリングなどの基本的な技術とジェルカラーリングやジェルアートの技術が出題されます。

【JNAジェルネイル技能検定試験・中級】

試験内容 実技試験:第一課題30分、第二課題85分、筆記試験:30分
実技試験の施術内容 ネイルケア、ポリッシュカラーリング、ジェルグラデーション、ジェルイクステンション、ジェルフレンチカラーリング
実技の採点方法 減点方式
筆記試験の出題方式 マークシート方式
受験資格 JNAジェルネイル技能検定試験初級の取得者
合格率 約60%
合格基準 実技試験:100点満点中80点以上
筆記試験:100点満点中80点以上
受験料 13,200円(税込)
実施時期 年2回(6月、12月)JNA認定校の場合、自校開催あり

JNAジェルネイル技能検定試験・中級では、ネイルケアやポリッシュカラーリングなどの基本的な技術とジェルグラデーションやイクステンション、ジェルフレンチカラーリングなどの技術が出題されます。

【JNAジェルネイル技能検定試験・上級】

試験内容 実技試験のみ:85分
実技試験の施術内容 ジェルクリアスカルプチュア、ジェルチップオーバーレイ+デザイン、ジェルチップオーバーレイ+フレンチルック
実技の採点方法 減点方式
受験資格  JNAジェルネイル技能検定試験中級の取得者
合格率 約45%
合格基準 実技試験:100点満点中70点以上
受験料 16,500円(税込)
実施時期 年2回(6月、12月)JNA認定校の場合、自校開催あり

JNAジェルネイル技能検定試験・上級では、ジェルクリアスカルプチュアやジェルチップオーバレイ+デザイン、ジェルチップオーバーレイ+フレンチルックなどの技術が出題されます。

 

ネイルサロン衛生管理士

試験内容 理論講習:80分、筆記試験:20分
受験資格 18歳以上のすべての人
出題形式 20問択一方式
合格基準 100点満点中80点以上
合格率 非公開
受験料 10,560円(税込)
実施時期 JNA認定校で随時開催

ネイルサロン衛生管理士は、ネイリストがサロン運営に必要な、正しい衛生管理の知識を身につけるための資格です。試験当日に行われる講習を受けてから筆記試験を受験できるので、比較的難易度の低い資格といえます。

衛生管理の知識を持っていればお客様の安心にも繋がるため、独立を考えている人には特におすすめですよ。

 

JNAフットケア理論検定試験

試験内容 セミナー:120分、筆記試験:30分※公式テキスト持参
受験資格 次のいずれかの資格を取得している人
・JNECネイリスト技能検定試験3級以上
・JNAジェルネイル技能検定試験初級以上
・JNE国際ネイリスト技能検定試験3級以上
出題形式 マークシート方式
合格基準 100点満点中80点以上
合格率 非公開
受験料 8,800円(税込)、テキスト代3,300円(税込)
実施時期 JNA認定校で随時開催

JNAフットケア理論検定試験は2019年にスタートした新しい資格です。ネイリストがフットケアを正しく施術をするための知識を習得できます。

試験ではフットネイルに関するセミナーを受講後、筆記試験が行われます。合格率は非公開ですが比較的取得しやすい資格です。将来、JNA認定講師を目指したい人は必須資格ですので、必ず受験してくださいね。

 

JNA認定講師資格試験

試験内容 一次試験:実技試験(前半50分、後半75分)
二次試験:実技試験(45分)筆記試験(20分)
面接:グループ面接
受験資格 次のすべての資格を取得している人
・JNECネイリスト技能検定試験1級
・JNAジェルネイル技能検定試験上級
・ネイルサロン衛生管理士
・JNAフットケア理論検定試験
※その他、条件あり
出題形式 記述式
合格基準 非公開
合格率 約20〜30%
受験料 26,400円(税込)
実施時期 年2回(3月、9月)
※開催年によって変更あり

JNA認定講師資格は、ネイルスクールの講師として働くための資格です。JNAのメンバーとしてネイルイベントの運営やネイリスト試験の試験管なども行います。

JNA認定講師試験では、ネイルケアやカラーリング、ネイルイクステンションなど、レベルの高い技術が求められます。また、上記の受験資格以外にさまざまな条件が定められているため、受験するだけでもハードルが高い資格です。

取得しておけば、ネイリストとして活躍の幅が広がるので、ネイル業界で長年働きたいと考えている人は目指してみてください。

 

ネイルの資格は独学でもとれる?

ネイル独学

結論から言うと、ネイリストの資格は独学でも取得できます。しかし、まったくのネイル初心者が、独学で取得するのは難しいと考えておいてください。

独学での取得が難しいと言われる理由は次のとおりです。

  • 何からスタートしていいか分からない
  • モチベーションを保つのが難しい
  • つまずいた時に質問できる講師がいない
  • 間違った知識、技術を身につけてしまう可能性がある

独学での勉強には、費用を抑えられたり、自分のペースを抑えたりとメリットもあります。しかし、つまずいた時に教えてもらえる講師がいないので、間違った知識や技術を身につけてしまう可能性があります。

最短でネイリストを目指したい人には、ネイルスクールでの取得がおすすめです。

また、ネイリストになるのに資格は必須ではありませんが、取得していた方が就職に有利になるので持っていた方がいいでしょう◎

学校に通うなら通信と通学どっちがいい?

ネイリスト

ネイルスクールには、通信制のネイル講座通学制のネイルスクールがあります。どちらもネイルの資格が取得できますが、それぞれ学習スタイルや費用が異なります。

こちらでは、資格取得にかかる期間と費用を解説しますので、自分のライフスタイルや予算に合った方を選んでみてくださいね!

通信と通学で資格取得にかかる期間と費用

  通信 通学
資格取得の期間 1年程度 6ヶ月〜1年半程度
費用 5〜30万円前後 20〜100万円前後
特徴
  • 自宅で学習できる
  • 費用が安い
  • DVDや動画で繰り返し学習できる
  • 自分のペースで学習できる
  • 資格取得に時間がかかる
  • 直接指導してもらえる
  • 費用が高い
  • 資格取得までスムーズ
  • 的確なカリキュラム
  • 就職、合格サポート付き

通信のネイルスクールは、通学よりも費用が安く、自分のペースで学習しやすいのがメリットです。しかし、主に自主学習で進めていくため、モチベーション維持が難しく、技術を取得するまでに時間がかかってしまいます…。

また、通信のネイルスクールでは、「取得できるのはネイリスト技能検定試験2級まで」「ジェルネイル検定試験のみ」など、すべての資格に対応していないケースも多いです。

一方で通学のネイルスクールは、的確なカリキュラムで学習でき、講師から直接指導をしてもらえるので資格取得までがスムーズというメリットがあります。しかし、こちらは通信よりも費用が高く、学校に通う必要があるので時間の融通が効かないのはデメリットです。

このように、通信・通学それぞれにメリット、デメリットがあります。どちらの学習方法が良いか迷っている人は、ライフスタイルや費用を考えながら、自分に合った方を選択してみてください。

ただし、ネイリスト技能検定1級、ネイルサロン衛生管理士、JNAフットケア理論検定、JNA認定講師などの資格も取得したいと考えている人は、通学の方がおすすめです◎

JNA認定校を選べば、社会人でも通いやすいカリキュラムが組まれているので、検討してみてくださいね!

 

ネイルサロンで働くのに資格は必要?

ネイル資格

ネイルサロンの就職に資格は必ずしも必要ではありません。しかし、ネイルスクール卒業後は実務経験のないため、資格を取得していないとなかなか雇ってもらえません。

ネイリストの求人を見てみると、実務経験なしの初心者の場合は「ネイリスト技能検定2級」もしくは「ジェルネイル検定中級」が必須とされていることが多いです。

プロのネイリストとして活躍したいのであれば、最低でもこの2つの資格は目指すようにしましょう。

 

開業するのに資格は必要?

ネイルポリッシュ

ネイルサロンで働く時と同じように、開業する際は必ずしもネイルの資格が必要ではありません

しかし、本格的にネイルサロンとして開業したいのであれば、「ネイリスト技能検定2級」もしくは「ジェルネイル検定中級」を取得しておくことをおすすめします。さらに、「ネイルサロン衛生管理士」を取得しておくと、お客様も安心して来店できます。

ただし、資格を取得したからといって、お客様の施術ができるわけではありません。まずは、ネイルサロンで働き、サロンワークを学んでから開業した方が良いでしょう。

 

海外のネイルライセンス

ネイルカラー

海外のネイルサロンで働くことを視野に入れている人は、次のような海外ネイルライセンスの取得もおすすめです。

人気!オーストラリアのネイルライセンス

オーストラリアにも、日本と同じような民間のネイルライセンスがあります。ABQOという美容国際資格機構がスクールを開設しており、そこで知識や技術が認められればネイルテクニシャン「サーティフィケート」という資格が取得できます。

海外では認められている資格なので、ワーホリを利用して取得する日本人も多いです。海外で仕事をしたいと考えている人はチャレンジしてみてください。

アメリカのネイルライセンス

アメリカでは、国家資格であるマニキュアリストのライセンスがなければ働くことができません。取得するには、美容専門学校やネイルスクールでカリキュラムを修了する必要があります

さらに、ライセンスが使えるのは取得した州のみとなるので、働きたい地域を考えて取得しなければなりません。

日本のネイリストはアメリカで人気あるので、拠点を移して活躍するネイリストも多くいます。

海外で働くにはビザの取得が必須

海外でネイリストをするには、就労ビザの取得が必須です。

就労ビザはそれぞれの国が発行する就労許可証で、日本人が国外で働くには必ず必要になります。しかし、一般のネイリストが就労ビザを取得するのは難しく、取得するまでに時間がかかります。

海外で働きたいと考えている人は、ワーホリを使うか、就職先となる海外のネイルサロンを見つけてサポートしてもらいましょう。

 

まとめ

ネイルサロン

この記事では、ネイリストの資格の種類から取得しておくと就職に有利な資格、独学でも取得できるのかなど、ネイリストの資格について詳しく解説してきました。

ネイリストの資格の中で取得しておいた方が良い資格は、「JNECネイリスト技能検定試験2級」「JNAジェルネイル検定試験中級」です。プロのネイリストとして働くのであれば、最低でもこの2つの資格は取得した方が良いでしょう。さらに上の資格を目指せば、より就職に有利になります。

資格は独学でも取得できますが、まったくのネイル初心者が目指すにはハードルが高いと考えておいてください。

最短でネイリストになりたい人は、通信か通学のネイルスクールに通うことをおすすめします。