ネイリストの平均月収や年収はどのくらい?収入を上げる5つの方法も解説
「ネイリストとして働きたい」「好きなことを仕事にしたい」と考え、ネイリストとしての道を選ぼうと思っても、収入面が不安な方も多いかと思います。
そこで本記事では、ネイリストの給与・年収の相場をお伝えします。
働く場所、地域によってももちろん異なりますが、どのくらいの収入なのか知っておくと、今後の就職先選びに不安になることがありません。
また、ネイリストの収入を上げる方法もわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
本記事の内容は、下記のYouTube動画でも解説しています。
ネイルスクールのプロ講師が「ネイリストの給料・年収」についてお伝えしています。
ここでしか聞けないリアルな暴露話が気になる方は、ぜひコチラも併せてご視聴ください。
正社員|ネイリストの平均月収・年収はいくら?
正社員ネイリストの平均月収は、16〜30万円ほどで、年収にすると350万円だといわれています。
月収と年収について詳しく解説します。
【2024年最新】ネイリストになるには資格が必要?何年かかる?7つのルートと資格の種類を解説
ネイリストの平均月収:16〜30万円
ネイリストの平均月収は16〜30万円程度です。
ネイルサロンに20代未経験で入社した場合の目安月収は20万円前後といわれており、日本の平均と比較すると低い傾向にあります。
ネイリストは技術職であり、お客様が納得する施術を提供できなければ満足する給与は得られません。
経済的理由で短期離職を考えるネイリストも少なくないですが、辛抱強く下積み期間を耐えた30代に差し掛かると、あらゆる技術に対応できるようになります。
ネイリストとして一人前になれば必然的に給与も上がり、平均で25〜30万円前後の月収が期待できるでしょう。
30代からネイリストを目指す方法!主婦や社会人の未経験ネイリストが自宅ネイルサロン開業する方法を解説します◎
手取り額は歩合で変わる
ネイルサロンの給与システムは、大きく分けて3種類あります。
- 固定給制 :決まった金額が支払われる
- 完全歩合制:売り上げに応じて給与が変わる
- 一部歩合制:固定給+歩合給を組み合わせたシステム
固定給制は、毎月の給与が一定で支払われます。
売り上げが上がっても下がっても、受け取る給与は変わりません。
安定感を求める方にはおすすめですが、より高い給与を目指す方にとってはデメリットといえるでしょう。
完全歩合制は、売り上げに応じて給与が変わります。
業務委託やフリーランスの雇用形態に多く、出勤日数や勤務時間に縛られず自由な働き方を求める方におすすめです。
しかしサロンに出勤しても施術するお客様がいなければ、その日の収入はゼロになり、不安定な生活になります。
顧客を持っていないネイリスト初心者にはハードルが高く、注意が必要です
一部歩合制は、固定給と歩合制を組み合わせたシステムです。
多くのサロンではネイリストの指名制度を導入しており、指名数や売り上げに応じて歩合がつきます。
歩合額はサロンによって異なりますが「指名料全額バック」や「売り上げノルマ達成ごとに〇〇万円支給」など、給与とは別に毎月プチボーナスが受け取れます。
人気ネイリストになれば、比例して歩合も増えていくため、手取り月収30万円以上も目指せるでしょう。
手当や福利厚生はネイルサロンによって異なる
各種手当や福利厚生は、企業側が従業員に提供する待遇(サービス)です。
【各種手当・福利厚生の一例】
各種手当 | 福利厚生 |
家賃補助 | 雇用保険 |
社員寮完備 | 健康保険 |
役職手当 など | 厚生年金 |
労災保険 |
各種手当・福利厚生の提供は、サロンによって異なります。
特に、健康保険や厚生年金に未加入の場合は従業員が各自で支払わなければなりません。
大手サロンだと福利厚生などの待遇面が充実しているケースが高く安心です。
入社後に「こんなはずじゃなかった」とトラブルに発展しないためにも、求人欄に記載された「各種手当」「福利厚生」の内容を細かくチェックしてから面接を受けましょう。
ネイリストの平均年収:350万円
ネイリストの平均年収は350万円前後といわれています。
しかし実際のところ、地域によって平均収入は異なります。
ネイリストの平均収入は地域によっても違いあり
人口が多く、最低賃金が1,113円の東京都であれば、給与水準は高くなります。
反対に、人口が少なく最低賃金が低い地域は給与水準も下がります。
また、ネイルサロンの需要も地域によって大きく異なるため、将来的に独立を検討している方は出店エリアの選定も重要です。
自宅ネイルサロンの運営の仕方を解説します◎自宅サロンの集客方法はどうするのが正解?価格設定や材料の仕入れ方まで詳しく解説
パート・アルバイト|時給の相場はいくら?
パート・アルバイトネイリストの時給相場は1,094円前後といわれています。
しかし地域によって最低賃金が異なるため、人口密度の高い東京都と地方では大きな差が生じるでしょう。
一部地方では、時給1,000円以下のネイルサロンも少なくありません。
これからネイルサロンにパート・アルバイトで就業予定の方は、お住まいの地域の最低賃金と該当サロンを比較し、適切な時給かチェックしてください。
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ネイリストの収入を上げる方法5選
ネイリストの収入を上げる方法は、以下の5つです。
- 資格を取得する
- ネイル技術や接客技術のスキルアップ
- キャリアアップする
- 条件の良いネイルサロンへ転職する
- 独立開業する
上から順に解説します。
1.資格を取得する
ネイリストの収入をアップさせるため、以下の資格取得を目指しましょう。
- JNECネイリスト技能検定
- JNAジェルネイル技能検定
いずれネイル業界では最もメジャーとされる資格です。
試験は3段階に分かれており、プロネイリストとして働く条件として「JNECネイリスト技能検定2級以上」「JNAジェルネイル技能検定中級以上」の資格取得者のみ採用するネイルサロンも少なくありません。
中には、取得資格に応じて入社時の給与が決定するケースもあります。
自分の実力を証明できるよう万全に準備を整えておきましょう。
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2.ネイル技術や接客技術のスキルアップ
ネイリストは技術職であるため、常に向上心を持って仕事に取り組む姿勢が大切です。
特にネイルデザインの流行は移り変わりが早く、トレンドに合わせて技術のアップデートを繰り返さなくてはなりません。
さらに、施術中はお客様と対面で向き合い、デザインの提案やスムーズな会話など接客スキルが求められます。
確かな技術力と接客力を身につけることで、お客様から信頼されるネイリストへと成長します。
人気ネイリストになれば、サロンの歩合制で大きく稼いだり自宅サロンを開業して利益を得たり、大幅な収入アップも期待できるでしょう。
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3.キャリアアップする
ネイルサロンには、店長やチーフなど役職があります。
店長として働く場合は「役職手当」が付き、月収30〜40万円ほどの給与が見込めるため、ゆとりのある生活が期待できるでしょう。
ただし「技術があって上手いだけ」「売り上げが高いだけ」のネイリストには役職は与えられません。
もちろん技術や売り上げも大切ですが、同僚やお客様から信頼され愛される人間性が評価されます。
まずは1つのサロンに長く在籍し、周囲から認められるネイリストを目指しましょう。
さらに大きく収入アップを叶えるためには、ネイルサロンの店長経験を活かしてサロンオーナーに転身したりインストラクターや講師を目指したり、ステージを変えるのもおすすめです。
前進し続け、さらなる収入アップを叶えましょう。
【最新版】JNA認定講師とは?ネイル認定講師試験の合格率や難易度・取得するメリット・デメリットを解説!
4.条件の良いネイルサロンへ転職する
現在の職場より、条件の良いネイルサロンへ転職するのも1つの手段です。
ネイリストや美容師など技術を提供する職業は、どこのお店も経験者を求めています。
そのため、条件の良い職場への転職もスムーズに進められるでしょう。
ただし、転職する際は給与面だけでなく職場の雰囲気や立地などもしっかり確認してください。
ネイリストへの転職は他業種や未経験からでもできる?デメリットや転職方法・仕事のやりがいを解説
5.独立開業する
お客様からの指名が増え、技術や売り上げが安定してきたら独立開業を検討するのもよいでしょう。
実際に、サロンで下積みを重ねて最終的に独立開業を目指す方も多く、人気の高い働き方です。
自宅の空きスペースを活用することで、費用を抑えてネイルサロンを運営できる点も魅力です。
売り上げから経費を差し引いた金額が収入になるため、頑張り次第で高収入が狙えるでしょう。
自宅ネイルサロンの収入はどのくらい?開業資金や料金表など気になるお金のことを徹底解説!
ネイリストの収入に関するよくある質問
「ネイリストの収入」に関するよくある質問に回答します。
ネイリストの初任給はどのくらいもらえるの?
ネイリストの初任給は16〜25万円ほどで、地域によって金額は大きく異なります。
入社時に1〜3か月程度の試用期間を設定するサロンも多く、その間の給与は20万円前後となるケースもあります。
サロンワークに必要なスキルが身につくまでは下積み期間と割り切って、日々練習を重ねましょう。
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ネイリストにボーナスはある?
ボーナスの支給は、ネイルサロンによって異なります。
大手サロンだとボーナスが貰えることもありますが、現状ではまだまだ少なく稀でしょう。
ボーナスの有無に関しては、求人欄の記載内容をチェックした上で、面接担当者に直接確認してください。
ネイルサロンは大手と個人、どちらを選ぶべき?
結論として、どちらを選ぶべきかは人によります。
ネイルサロンの大手は、福利厚生が手厚く就業規則も整っているため安心して働けます。
しかし、系列店がある大手サロンの場合だと「他店にヘルプ要請」や「系列店での合同練習会に参加しなくてはならない」といったケースもあります。
他店のネイリストと交流する機会が増えることはメリットですが、移動時間を負担に感じデメリットと捉える人もいるでしょう。
個人のネイルサロンは、少人数でアットホームな空気感のサロンが多く、個性を活かしてのびのびと働けるメリットがあります。
しかし福利厚生や手厚い待遇は期待できないといったデメリットが生じます。
いずれもメリットとデメリットがあるため、自身が成長でき続けられそうな環境を選ぶことが大切です。
ネイリストでも収入アップは可能
ネイリストの平均収入は、やや低いといわれています。
しかし、ネイルサロンの歩合制で稼いだり独立開業を目指したり、働き方次第では大幅な収入アップも可能です。
日々技術向上に努めお客様から愛されるネイリストを目指しましょう。
収入アップを目指すには、基礎から確実なスキルが身につくネイルスクールがおすすめです。
ネイルスクールシンシアでは、収入につながる技術が学べるだけじゃなく、就職先選びのサポートも行っています。
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