グリーンネイルは伸びたら治る?病院に行くべき?正しい治療法を解説!
「グリーンネイルは伸びたら治るの?」
「放置したままでも大丈夫?」
爪が緑色に変色するグリーンネイルは、自然治癒するのか、治ったらネイルを再開してよいのか気になりますよね。
この記事では、グリーンネイルは伸びたら治るのかという疑問について解説します。
グリーンネイルの正しい治療法や予防法についてもお伝えするので、ぜひチェックしてください。
グリーンネイル(爪の緑膿菌)の原因
グリーンネイルの原因は、カビではなく「緑膿菌(りょくのうきん)」です。
緑膿菌はバクテリアの一種で、爪の表面に繁殖すると爪先が緑色に変色します。
最初は薄い緑色ですが、症状が進行すると深い緑や黒色に変色するという特徴があります。
爪に「緑膿菌」が増殖する主な原因は、大きく分けて3つです。
- ジェルネイルやスカルプチュアの隙間に水分が入る
- 手汗をかきやすい
- 免疫力の低下
グリーンネイルは、ジェルネイルやスカルプチュアをしている方がなりやすい症状です。
日常生活における指先の圧力や時間の経過によって、自爪とジェルネイルなどの間にわずかな隙間ができます。
隙間に水分が入り込むと、緑膿菌のすみ処になってしまい増殖してしまうのです。
また、緑膿菌は湿気の多い環境を好むため、手汗をかきやすい方はこまめに手を拭いたほうが良いでしょう。
さらに免疫力が低下している方は緑膿菌に感染しやすいことが分かっています。
疲れやストレスがたまっている時は、特に注意が必要です。
グリーンネイルは伸びたら治る?放置しても大丈夫?
爪のごく表層部のみで症状が表れているような軽度のグリーンネイルであれば、爪が伸びて自然治癒するケースがあります。
しかし、感染症状が軽度と自己判断するのは非常に困難です。
また、他の指にも感染している可能性も考えられるため、原則として医療機関を受診すべきだといえるでしょう。
グリーンネイルを放置していると、感染した部分が悪化したり広がったりするケースがあり、最悪の場合は爪がボロボロと剥がれてしまうこともあり注意が必要です。
グリーンネイルの原因とは?爪がカビ・緑色になるのはジェルネイルのせい?治し方や対処法を解説!
グリーンネイルの治療期間は2週間〜最長1年!
グリーンネイルを完治するまでの治療期間は、症状によって異なりますが2種間程度です。
変色が起きていた部分が生え変わるまでには、2ヶ月から長くて1年近くかかることがあります。
手の爪が伸びる速度は1ヶ月で3~4ミリといわれているため、爪の根元部分に変色が起きている場合は生え変わるまで4~6ヶ月程度かかるでしょう。
グリーンネイルの症状が進行している場合は、すみやかに医療機関を受診し、医師の診断のもと治療に専念してください。
グリーンネイル初期症状の治し方は?軽度を悪化させないための治療法を解説!
グリーンネイルの正しい治療法
グリーンネイルを発見したら、原則として医療機関への受診をおすすめします。
グリーンネイルの治療方法は症状の度合いによって異なるため、今回は「軽度」「中度」「重度」の3段階に分けて解説していきます。
症状が軽度の場合
爪のごく表層部のみで症状が表れている場合は、軽度と考えられます。
軽度の場合は、爪表面をサンディングして感染している部分を削り落してしまう方法が有効です。
ただし、使用したネイルファイル(爪やすり)から二次感染につながるリスクがあるため、ネイルサロンによっては施術を断られてしまう場合もあります。
軽度であれば自分で削ることも可能ですが、進行度合いが分からない上に二次感染のリスクがあるので推奨できません。
グリーンネイルの進行度合いを確認するためにも、ネイルサロンではなく専門医の受診をおすすめします。
爪の先端に症状がある場合
症状が爪の先端にある場合、まずはグリーンネイルの部分を爪切りでカットして対処しましょう。
ただし、爪を深く切りすぎると巻き爪や炎症を起こす可能性もあるため注意が必要です。
爪の白い部分が残る程度のカットで抑えておきましょう。
とはいえ、爪が緑色になっている部分を取り除いた場合でも念のため専門医を受診するのがおすすめです。
ほかの指に感染していたり病変部が広がっていたりする可能性もあるためです。
爪の先端部分のみの症状であれば自然に治るケースもありますが、完治を確認するためにも専門医に診てもらうとよいでしょう。
症状が中度の場合
サンディングしても変色部を除去できない場合は、次の層までグリーンネイルが進行している中度と考えられます。
爪の内部まで緑膿菌が浸透してしまうと、削り落とす方法は向いていません。
ジェルネイルやスカルプを除去して消毒をし、爪が生え変わるまでネイルはお休みしましょう。
グリーンネイルの症状で医療機関を受診すると、飲み薬や塗り薬が処方されます。
患部を乾燥させて、抗カンジダの外用薬を塗布する方法が一般的です。
治療中も緑膿菌は繁殖するため、調理時にはビニール手袋を装着するなど二次感染の予防も必要となります。
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症状が重度の場合
爪が濃い緑色もしくは黒っぽく変色している場合は、重度と判断されます。
重度のグリーンネイルになると爪甲剥離症など他の爪の病気になるリスクもあるため、できるだけ早く専門医を受診しましょう。
治療法に関しては、中度と同じように飲み薬や塗り薬での治療となります。
グリーンネイルになったら皮膚科の治療薬で根本治療
症状が軽いうちに治療薬で治すほうが治癒も早いため、なるべく早く専門医を受診しましょう。
市販薬の塗り薬を使う方法もありますが、効果やコスパを考えると専門医を受診するほうが良いでしょう。
グリーンネイルの治療には、症状に応じて飲み薬や塗り薬が処方されます。
先ほども解説したように、抗カンジダの外用薬が処方されるのが一般的です。
進行してしまったグリーンネイルには、爪水虫と同じ飲み薬が処方されることもあります。
では、ネイルサロンでケアをしてもらうのはどうなのでしょうか。
初期であれば表面をサンディングしてからネイルをする場合もありますが、二次感染のリスクから断られるケースが少なくありません。
ネイリストは医師ではないため、正しく診断してもらうためには専門医に診てもらう必要があります。
グリーンネイルの予防法
グリーンネイルを発症すると見た目が悪く、進行度合いによってはネイルをしばらく休まなくてはいけません。
できればグリーンネイルにはなりたくないですよね。
そこでグリーンネイルの予防方法を紹介していきます。
ネイルが浮いてきたらすぐにオフする
ジェルネイルなどを施術して時間が経ち、ネイルが浮いてきたらすぐにオフしましょう。
自爪とネイルの隙間から水分が入り込むと、湿気を好む緑膿菌の格好の棲み処となってしまいます。
ジェルネイルは施術後3〜4週間でオフするのが一般的ですが、ネイルがリフトしてきたらすぐにオフするほうが安心です。
自宅で簡単なジェルネイルの落とし方!オフの手順とケア方法を紹介
水仕事の後は水分をしっかり拭き取る
緑膿菌は湿気が多く不衛生な環境を好むため、「水仕事」をしたら水分をよく拭き取る習慣を付けましょう。
日常的に行う「手洗い」や「入浴後」も同様です。
仕事や家事などで長時間水に触れなくてはいけない場合は、ゴム手袋の装着も検討してみてください。
規則正しい生活を送る
緑膿菌は免疫力が低下していると感染しやすいため、日頃から規則正しい生活を心掛けましょう。
とくに体が疲れていたりストレスを感じていたりすると、感染するリスクが上がります。
睡眠時間をしっかりと確保する、食事の栄養バランスに気を付ける、ストレスを溜め込み過ぎないなどを意識してみてください。
爪を清潔に保ち、負担をかけない
緑膿菌は爪の衛生状態が悪いと繁殖しやすい傾向にあるため、爪を清潔に保ったり爪に負担をかけたりしないことが大切です。
清潔で健康的な爪を保つには、以下の習慣を身に付けましょう。
- こまめに手を洗う
- 爪を歯で噛まない
- 過剰なネイルの付け替えをしない
- 水仕事をするときは手袋を付ける
- 定期的に爪を切り適度な長さを維持する
体の中でも指は特に酷使するため、汚れや負担が蓄積しやすくなっています。
基本的な手洗いはもちろん、適度な爪の長さに切りそろえるのも爪の衛生状態を保つには必要です。
頻繁なネイルの付け替えは爪の大きなダメージになるため注意しましょう。
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爪に栄養を与える
栄養を与え健康的な爪にするのもグリーンネイルの予防には効果的です。
爪に栄養を与えるためには、外側と内側の両方からのアプローチを意識しましょう。
外側からの栄養補給は、ネイルオイルやクリームなどで行います。
手洗い後や就寝前など、毎日決めたタイミングで塗る習慣を付けると継続しやすいでしょう。
爪の生え際に塗布して指先に塗り広げていき、爪周りの皮膚まで揉み込んでいきます。
ビタミンやケラチン(タンパク質)が配合されたものを選ぶと、健康的で丈夫な爪に成長するでしょう。
内側からの栄養補給は、バランスのよい食事が一番最適な方法です。
爪の健康によい食材の一例は、以下の通りです。
栄養素 | 食材 |
タンパク質 | 卵、赤身肉 |
ビタミンA | レバー、緑黄色野菜 |
鉄分 | ほうれん草、赤身肉 |
亜鉛 | 魚介類、豆類 |
食事で補えない場合は、サプリメントの服用もおすすめです。
ネイルオイルやクリームでの外側からのケアと、栄養バランスが取れた食事での内側からのケアで健康的な爪を目指しましょう。
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グリーンネイルが治る前のジェルネイル・マニキュアは危険?
グリーンネイルを発症したら、残念ながらジェルネイルやマニキュアはできません。
なぜならネイルをすると緑膿菌に蓋をした状態となり、緑膿菌がより繁殖してしまうからです。
軽度の場合は表面をサンディングしてネイルを施すサロンもあるようですが、多くの場合は断られてしまいます。
グリーンネイルになってしまったら、しばらくネイルは休んだほうが良いでしょう。
グリーンネイルに関する正しい知識・技術を身につけるならネイルスクール
軽度のグリーンネイルであれば、爪が伸びたら自然に治ることも少なくありません。
ただし、自分で進行度合いを判断するのは難しく、判断を間違ったまま放置するとさらに悪化する可能性があります。
最悪の場合は爪がボロボロになってしまうので、爪が緑色に変色したら医療機関を受診したほうが安心です。
ジェルネイルやスカルプチュアをしている方は、普段から爪を衛生的に保ち、体調を整えることでグリーンネイルの予防ができます。
ネイルケアの正しい知識・技術を身につけたい方は、ネイルスクールに通うのもおすすめです!
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