未硬化ジェルネイルの拭き取り方!ノンワイプトップジェルの紹介と失敗する6つの原因
「未硬化ジェルを拭き取りしたのにツヤがでない」
「ジェルネイルはベースジェル・カラージェル・トップジェルの全てを拭き取るべき?」
アートの幅が広いことが魅力のジェルネイルですが、未硬化ジェルの取り扱いは意外と見落としがちなポイントです。
毎回拭き取るべきなのか、拭き取りに間違いはあるのかなど、疑問を持っている方もいるでしょう。
そこで今回は、未硬化ジェルの正しい拭き取り方について徹底解説します!
未硬化ジェルとは?
未硬化ジェルとは、ジェルをライトで硬化したあとも表面に残っているベタついたジェルのことです。
一般的に、ジェルネイルはライトに入れて硬化しても表面が乾くわけではなく、メーカーを問わず多少のジェルが残ります。
未硬化ジェルは自然乾燥や水で落ちることはなく、必ず専用の拭き取りリムーバーで拭き取らなくてはなりません。
放置するとベタついたりホコリが付着したりして、ネイルの見た目にも影響が出てしまいます。
また、誤った拭き取り方をするとネイル表面のツヤが失われ、くもる原因になるため正しい手順を把握することが必要です。
未硬化ジェルの役割
未硬化ジェルは、上に重ねるジェルとの密着度を高める役割を果たしています。
そのため、ベースとカラーの未硬化ジェルは、基本的に拭き取る必要はありません。
ここで未硬化ジェルを拭き取ってしまうと、ジェル同士の密着度が弱まるため、ネイルが剥がれやすくなってしまいます。
未硬化ジェルの拭き取りはトップジェルの仕上げで行うものと覚えておきましょう◎
ジェルネイルのベースなしはNG?ベースを塗らないとどうなるのかを徹底解説
ジェルネイルの拭き取りに使用するもの
ジェルネイルの拭き取りに使用するものは、以下の2つです。
- ワイプ
- 拭き取り溶剤(ジェルクリーナー・消毒用エタノール)
ワイプはキッチンペーパーやコットンでも代用できますが、ホコリの付着を避けるために毛羽立ちの少ないものを選んでください。
大きさは4つ折りにしたときに爪1本分の大きさになるものがおすすめです。
5〜6cm四方のサイズなら折りたたんで使えて、使い勝手が良いでしょう。
ワイプは爪1本につき1枚使用するため、少なくとも10枚は用意してください。
初心者がセルフネイルで揃えるべき道具とは?基本の一式やジェルネイルの塗り方まで紹介◎
未硬化ジェルネイルの拭き取りに使える代用品
ここからは、未硬化ジェルの拭き取りに使える代用品について詳しく解説していきます。
代用品を使用すれば消耗品にかかる費用を抑えられますが、商品によってはネイルの仕上がりに悪影響を及ぼすものもあります。
代用するときのメリット・デメリットを把握し、うまく取り入れていきましょう。
ワイプの代用品
ワイプの代用品には、以下のアイテムが挙げられます。
- 不織布
- コットン
- キッチンペーパー
いずれもセリアやダイソーなどの100円ショップで購入でき、大幅なコスト削減が可能です。
しかし、コットンやキッチンペーパーは吸水性が高いため、拭き取り溶剤を過剰に消費してしまう可能性があります。
また、毛羽立ちが目立つ商品を購入してしまうと拭き取り時に繊維が付着し、ネイルの見た目が悪くなるケースもあります。
代用品の使用は、商品選びを間違えるとネイルの仕上がりに悪影響を与える場合もあるため注意しましょう。
メリット | 費用が安い |
デメリット | 商品によってはネイルに繊維が付着する |
初心者でも簡単!セルフネイルがうまくいく可愛いデザインのやり方を解説!おすすめネイルデザインと100均で揃うセルフネイルアイテムをご紹介します
拭き取り溶剤の代用品
拭き取り溶剤は、ノンアセトンリムーバーで代用が可能です。
ノンアセトンリムーバーは除光液の一種で、主にネイルを除去するために用いられますが、未硬化ジェルの拭き取りにも使用できます。
100円ショップで購入できるため、費用を抑えられる点がメリットの一つです。
肌が敏感な人やエタノールの刺激が苦手な人にとって使いやすいアイテムといえます。
購入の際は、必ず「ノンアセトン」のものを選びましょう。
「アセトン」はネイルを溶かす作用があるため、アセトン配合のリムーバーを使用してしまうとネイル表面が傷つき、くもる原因につながります。
未硬化ジェルの拭き取りにノンアセトンリムーバーを使用する場合は、ネイルへの仕上がりも考慮することをおすすめします。
メリット | 費用が安い 肌や爪にやさしい |
デメリット | 表面がくもる、未硬化ジェルが残る場合がある |
【独学は危険?】趣味でネイルスクールに通ってもよい?!趣味の延長でうまくいけば開業したい人必見
未硬化ジェルの拭き取り【正しいやり方】
こちらでは、仕上げのトップジェルを硬化し終わった状態から拭き取り終了までを解説します。
- ワイプに拭き取り溶剤を染み込ませる。
- ワイプを爪の根元に当て、先端に向かってサッと拭き取る
- ワイプを二つ折りにして、もう一度根元から先端に向かって拭き取る
上記の1〜3の工程を指1本ずつ繰り返していきます。
汚れたワイプは繰り返し使わず、常に新しくきれいなものを使用しましょう。
最後に爪の裏まで意識して拭き取りができると、細部まできれいに仕上がります◎
▶︎初心者でもサロン並みのジェルネイルを再現!ネイルスクールシンシアの見学に申し込む
未硬化ジェル拭き取りに失敗する6つの原因
「未硬化ジェルを拭き取ったのに、なぜか綺麗に仕上がらない…」
そんな時は以下のいずれかが原因として考えられます。
自分がどれに当てはまるかチェックして、しっかり対策していきましょう!
失敗例1:拭き取り溶剤が少ない
ジェルネイルの仕上がりがくもっている場合は、拭き取り溶剤の使用量が足りないことが原因かもしれません。
拭き取り溶剤は、ワイプ全体がしっかり湿る程度まで染み込ませましょう。
また、ワイプによっては吸水量が少なく、拭き取り溶剤をしっかり含ませることができない場合もあります。
そのため、ティッシュのように吸水量が少ないものは代用品として使わないでください。
失敗例2:汚れたワイプを使用している
もったいないからといって、同じワイプを繰り返し使用してはいけません。
拭き取ったワイプにはすでに未硬化ジェルが付着しているため、他の指に使用するとネイルがくもる原因になります。
ワイプは指1本につき1枚を目安にして、汚れたワイプは使い捨てましょう。
失敗例3:ジェルネイルの硬化時間が正しくない
未硬化ジェルの量が多いと感じた時は、硬化時間を間違えている可能性があります。
硬化時間はジェルやライトのメーカーによって異なりますが、一般的にUVライトは約2分、LEDライトなら10〜30秒程度が目安です。
なお、厚み出しのようにジェルの量が多い場合は、目安時間よりもやや長めに硬化しましょう。
失敗例4:拭き取り溶剤とトップジェルの相性が悪い
拭き取り溶剤によっては、トップジェルやワイプと相性が悪く、十分に未硬化ジェルを拭き取れないことがあります。
トップジェルと拭き取り溶剤は、メーカーが推奨している商品を使うと間違いないでしょう。
なお、以下の商材を拭き取り溶剤と思い込み、誤って使用している人もいます。
- ネイルクレンザー
- エタノール
- 無水エタノール
拭き取りはエタノールなら何でも良いわけではなく、ネイルには消毒用エタノールと記載された商品を選びましょう。
また、ネイルクレンザーは本来ネイル前の爪に付着した油分や汚れを拭き取るものです。
クリーナーと混同されることもありますが、拭き取りに適したジェルクリーナーを購入してください。
商材の特性や違いを理解し、正しい拭き取り溶剤を使用しましょう。
【2024年】ネイリストが選ぶジェルネイル5選!セルフ向き人気トレンドメーカーは?
失敗例5:表面にダストが付着している
未硬化ジェルを拭き取るのは基本的にトップジェルのみですが、ベース・カラーでもダストが付着した際は拭き取りを行いましょう。
ダストが付いたまま次の工程に入ると、ネイルに凹凸ができて仕上がりが汚くなってしまいます。
ただし、ベース・カラーの未硬化ジェルを拭き取った際は、次の層との密着度が弱まることが難点です。
密着度を高めてネイルを長持ちさせるためには、ベースジェルを一層重ねてから次の工程に入ると良いでしょう。
失敗例6:ライトの故障により硬化不良が起きている
ジェルが全体的に硬化しづらいと感じた時は、ライトが故障している可能性があります。
新しくライトを購入するのであれば、ワット数が大きいライトを選ぶと硬化不足になりません◎
また、UVライトの場合は電球の交換忘れも原因として考えられます。
通常UVライトの電球は、半年〜1年程度で寿命を迎えるため、長く取り替えていない場合は新しい電球に付け替えましょう。
▶︎初心者でもジェルネイルが得意になる!ネイルスクールシンシアの見学に申し込む
拭き取り不要のノンワイプトップジェルとは?
ノンワイプジェルとは、ジェルの拭き取り作業が不要なトップジェルのことです。
ワイプで1本ずつ拭き取る手間が省けるため、時短かつネイルがくもらないという点で注目を集めています!
メリット | デメリット | |
従来のジェル |
・粘度があり、厚みが出る ・熱を感じるリスクが低い |
・拭き取り作業に時間がかかる ・拭き取り溶剤の準備が必要 ・拭き取りに失敗する可能性有り |
ノンワイプトップジェル |
・拭き取り溶剤が不要 ・時短で仕上げられる ・ネイルがくもらない |
・粘度が低く、広がりやすい ・硬化熱を感じやすい |
基本的に便利なノンワイプジェルですが、サラッとしたテクスチャーの商材が多く、広がりやすい点は注意が必要です。
ジェルが皮膚に付着するのを防ぐために、1本ずつ仮硬化しながら仕上げると良いでしょう。
また、ジェルを完全硬化させるために硬化熱を感じやすいという特徴もあります。
爪が薄い人は、痛みを避けるために薄く塗って硬化するのがおすすめです。
ジェルネイルを正しく拭き取りツヤのある指先に
普段セルフジェルネイルを楽しんでいる人にも、正しい拭き取りのやり方は意外と知られていません。
同じワイプを使用したり、拭き取り溶剤の使用量を間違えていたりすることが多々あります。
しかし、ネイルを美しく見せるためには拭き取りも重要なポイントです。
これを知っているか否かで仕上がりに大きな差が出るため、今回ご紹介した内容をもとにツヤのあるネイルを叶えましょう!
なお、ネイルスクールシンシアでは、初心者からプロまでネイルの知識を深められるレッスンを行っています。
ネイリストの仕事が気になっている人は、ぜひこの機会にお問い合わせください◎
【2024年最新】東京都内のネイルスクール選びの体験談!安くても失敗しないネイルスクールの選び方
【体験談あり】おすすめのネイルスクール|ネイルスクールシンシアの口コミ・評判