ネイリスト検定3級アート・フラワーの描き方とおすすめのお花を紹介
ネイル検定(JNECネイリスト技能検定試験)の実技試験では、ネイルアートが出題されます。
ネイル検定3級のテーマは「フラワー」です。
ネイル検定3級を受験するにあたって、「フラワーをきれいに描くコツは?」「花の種類は何でもよいの?」などの悩みを抱えている方もいるでしょう。
この記事では、ネイル検定3級の実技試験課題であるネイルアート「フラワー」について解説します。
描きやすい花のデザインやきれいに仕上げるコツを紹介するため、ぜひチェックしてみてください。
目次
ネイル検定3級のアートとは?
ネイル検定3級(JNECネイリスト技能検定試験3級)では、実技試験と筆記試験を行います。
実技技能試験課題のネイルアートは、「フラワー」です。
ネイル検定3級|実技試験の内容
ネイル検定3級(JNECネイリスト技能検定試験3級)の実技試験では、10分間の事前審査の後、65分間の実技試験を行います。
出題内容は「ネイルケア」「カラーリング」「ネイルアート」の3つで、50点満点のうち38点以上で合格です。
ネイル検定3級のネイルアート「フラワー」では、赤に映えるフラットアートを描きます。
アクリル絵の具を用いて筆で描き、仕上げにはトップコートを塗布します。
試験1週間前からファイルやキューティクルクリーンなどの使用は控えましょう。
2023年秋期(10月)よりJNECネイリスト技能検定試験の試験内容が変更になりました。
実技試験の変更点は、以下のとおりです。
級 | 変更前 | 2023年秋期以降の変更点 | |
全級 | モデル同伴 | モデル同伴 またはJNEC認定モデルハンド使用 |
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3級 | 実技試験 |
70分間 ■両手10本
■右手中指 |
65分間 ■両手10本
■右手中指 |
【3級の変更点】
実技試験:70分→65分に変更
実技試験でポリッシュオフを行いません。
事前にカラーポリッシュの塗布は不要です。
ネイリスト検定3級 〜実技試験手順・詳細〜 目指せ一発合格!ネイル検定
ネイル検定3級|必要な道具
ネイル検定3級の実技試験「ネイルアート」に必要な道具は以下の通りです。
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ネイル検定3級|禁止されている道具
ネイル検定3級の技術試験では、以下の道具の使用を禁止しています。
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これらの道具をセッティングした場合、失格となるため注意してください。
ネイル検定3級アート|フラワーの描き方(手順)
こちらは、JNA認定講師が教えるネイリスト検定3級アートの動画です!
解説付きでお花の書き方を詳しく説明します。
【手順1】
ベースコートを塗ります。
【手順2】
赤ポリッシュを2度塗りします。
【手順3】
白い絵の具で、5枚花を描いていきます。
【手順4】
水色の絵の具で、5枚花を白い5枚花より小さく描きます。
【手順5】
ピンクの絵の具で5枚花を水色の花よりさらに小さく描きます。
【手順6】
白い5枚花にピンクの絵の具で花芯を入れます。
【手順7】
水色の5枚花に青色の絵の具で花芯を入れます。
【手順8】
すべての花の中心に黄色の絵の具で花粉を描きます。
【手順9】
黄緑色の絵の具で葉を描きます。
【手順10】
濃い緑色の絵の具で葉脈を描きます。
【手順11】
バランスを見ながら空いている隙間に白い絵の具でドットを打ちます。
【手順12】
トップコートを塗り完成です。
※ベース、赤ポリッシュ塗布のシーンは割愛しています。
ネイル検定3級のアートで不合格になる原因
ネイル検定3級(JNECネイリスト技能検定試験3級)のアート施術中で不合格になる行為は、以下のとおりです。
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モデルとの私語や参考資料の持ち込みはカンニングをみなされます。
また、禁止されている道具を使用すると失格となるため注意しましょう。
不器用でもネイリストになれる?働くまでのステップや適正について解説
ネイル検定3級アートにおすすめ!描きやすいお花デザイン
ネイル検定3級のアートテーマ「フラワー」では、お花の種類は問われません。
今回は描きやすいお花のデザインとして、「5枚花」「ひまわり」「ハイビスカス」「桜」「バラ」の5つを紹介します。
5枚花
お花のデザインの中で、最もベーシックなのが花びらが5枚ある「5枚花」です。
ネイルスクールでも最初に習うフラットアートなため、描き慣れている方も多いでしょう。
5枚花の描き方は以下の通りです。
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5枚の花びらが均等になるよう、位置と花びらの大きさのバランスを確認しながら描きましょう。
ひまわり
ほぼ同じ長さの小さい花びらが描くのが得意な方には、ひまわりをおすすめします。
ひまわりの描き方は以下の通りです。
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モデルの爪が小さい場合、花が大きくならないように注意しながら描きましょう。
ハイビスカス
ハイビスカスは5枚の花びらをバランスよく描かなくてもよいため、ベーシックな5枚花よりも簡単といわれています。
華やかで立体感が出しやすい点が魅力です。
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花びら間の隙間を1mm程度開けるのがポイントです。
桜
5枚花をマスターできたら、桜に挑戦してみてはいかがでしょうか。
薄いピンクは赤いポリッシュによく映えるため、色味が少なくても華やかに仕上がります。
桜の描き方は以下の通りです。
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周りに花びらを散らしてもよいでしょう◎
バラ
一見複雑そうに見えるバラですが、コツを掴めば難易度はそれほど高くありません。
バラは派手で見栄えがするデザインのため、マスターすると役立ちます。
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花びらを描く際は、花びら同士が重なり合わないように注意してください。
ネイル検定3級アートをきれいに仕上げるコツ
お花の描き方が分かったところで、続いてはフラワーアートをきれいに仕上げるコツを紹介します。
フラワーアートに苦手意識を持っている方はぜひチェックしてみてください。
赤ポリッシュに生える色を選ぶ
フラワーアートをきれいに仕上げるには、ベースの赤ポリッシュに映える色を選ぶことが重要です。
具体的には白、ピンク系、イエロー系、ブルー系などを選ぶと、コントラストがはっきりと出て見栄えがよくなります。
赤ポリッシュと同系色は避けましょう。
爪に対してアートの割合に気をつける
フラワーアートを描く際は、爪に対してアートの割合を気をつけましょう。
爪に対してフラワーアートが小さすぎると見栄えせず、逆に大きすぎると上品さがなくなります。
ネイル検定では、モデルの爪1/2程度のボリュームを意識することをおすすめします。
トップコートを塗る前にアートをしっかりと乾かす
仕上げのトップコートを塗る前に、アートをしっかりと乾かしましょう。
アートが乾く前にトップコートを塗ると、まだ乾いていない絵の具がよれてアートが崩れてしまう可能性があります。
乾かす時間を考慮して作業を進め、乾かしている間ははみ出し部分の修正や最終チェックを行うと時間を有効活用できます。
ネイル検定3級アートに関するよくある質問
ネイル検定3級(JNECネイリスト技能検定試験3級)を受験するにあたって、不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
続いては、ネイル検定3級に関する疑問に回答していきます。
ネイル検定3級の難易度はどのくらい?
ネイル検定3級(JNECネイリスト技能検定試験3級)の合格率は、2024年夏期が90.3%、2023年秋期までの累計合格率は84.98%です。
全体の合格率が高いため、難易度は比較的低いといえるでしょう。
参考:技能検定試験 概要
ネイリスト技能検定とは?試験内容と合格率・2024年の日程を公開
ネイル検定3級のアートを施す指は?
ネイル検定3級(JNECネイリスト技能検定試験3級)でアートを施す指は、右手中指です。
ネイル検定3級の実技試験では両手10本に赤ポリッシュを施しますが、そのうち右手中指のみにフラワーアートを施します。
ネイル検定3級アートは何分で仕上げるべき?
ネイル検定3級(JNECネイリスト技能検定試験3級)のネイルアートは、長くても10分程度で仕上げるようにしましょう。
ネイル検定3級実技試験の制限時間65分間です。
ネイルケアやカラーリングに時間がかかるため、ネイルケアにかけられる時間は10分程度となります。
アートを完成させないと失格となるため、時間がなくても必ず描くようにしましょう。
ネイリストおすすめのアート筆は?
ネイリストがおすすめするアート筆は、ブルーシュというメーカーの「401」や「701」です。
401はさまざまな用途に使用できるオールマイティーな筆で、ソフトな弾力とまとまりが特徴となっています。
401のみでも問題はないものの、花びらの線を繊細に描きたい場合はさらに細い701があると便利です。
筆にホコリやゴミが付かないように、同メーカーのブラシキャップもあわせて購入することをおすすめします。
JNECネイリスト検定ネイルアートの出題傾向
JNECネイリスト技能検定試験における実技試験のネイルアートは、出題傾向が決まっています。
最近の出題傾向を級ごとに解説するため、ぜひチェックしておきましょう。
ネイル検定3級アート「フラワー」
ネイル検定3級(JNECネイリスト技能検定試験3級)では、フラワーアートが出題されるケースがほとんどです。
ネイル検定3級では、ネイルケアやネイルアートに関する基本的な技術・知識を問われます。
3級の実技採点基準は、「テーマにふさわしいデザインであること」や「筆のみで描かれていること」です。
個性的なデザインに挑戦するよりも、テーマにふさわしく、かつバランスの取れた仕上がりを心掛けましょう。
【2024対策】ネイル検定3級に一発合格するには?試験内容や時間配分・必要な道具を紹介
ネイル検定2級アート「試験によって異なる」
ネイル検定2級(JNECネイリスト技能検定試験2級)のテーマや審査基準は、開催回によって変わる傾向にあります。
ネイル検定2級では、サロンワークで通用する技術・知識を問われます。
よって、3級と比較すると求められるレベルも高い点が特徴です。
アートテーマに関しては、過去には「気球」「ネコ」「松竹梅」「こいのぼり」などが出題されています。
季節に合ったテーマが出題される傾向にあるため、受験する季節も意識しておいたほうがよいでしょう。
ネイル検定1級アート「ミックスメディアアートが追加」
ネイル検定1級(JNECネイリスト技能検定試験1級)では、2級・3級にはなかったミックスメディアアートが追加されます。
ミックスメディアアートとは、3Dアートにフラットアートもしくはエンボスアートを組み合わせて施す技術です。
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ミックスメディアアートは2種類以上の技術を組み合わせて施すため、高い技術が求められます。
アートテーマに関しては、過去には「鳥」「いちご」「こいのぼり」などが出題されています。
目指せネイリスト検定1級合格!仕込みから実技手順詳細まで徹底解説☆
ネイリスト検定1級課題「ミックスメディアアート」とは?過去の出題課題や簡単にできる作り方
ネイル検定3級に一発合格したい方はネイルスクールがおすすめ!
ネイル検定3級(JNECネイリスト技能検定試験3級)を一発で合格したい方は、ネイルスクールに通うことをおすすめします。
ネイル検定3級は独学でも可能ではあるものの、「正しいやり方ででているのか」を自分では判断しにくい点がデメリットです。
ネイルスクールで講師から直接教えてもらえば、正しい知識・技術が身につき、分からない点もその場で確認できます。
3級に限らず、検定取得を目指すならネイルスクールに通って講師から直接指導を受けたほうが効率的です。
ネイルスクールとは?短期でネイルの資格取得ならフリータイム制のネイルスクールがおすすめ◎ネイルスクールのカリキュラムとネイルスクールの選び方をご紹介!
ネイルスクールは個人に合わせた少人数制がおすすめ!ネイルスクールも紹介
ネイルスクールシンシアで資格合格を目指そう!
ネイル検定3級(JNECネイリスト技能検定試験3級)に効率的に合格したい方は、検定対策コースがあるネイルスクールシンシアがおすすめです。
例えば「JNAジェルネイル検定対策3級取得コース」は、試験管を務めたことがある講師陣が3級の合格ポイントを解説します。
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