ネイルコンテストとは?種目競技・参加メリットについて解説
ネイルコンテスト(ネイルコンペ)は、ネイリストとしての実力を試す場所です。
「ネイルコンテストの出場は、誰でも可能なの?」
「ネイルコンペに出場すると何かメリットはあるの?」
このような疑問を浮かんだ方もいるのではないでしょうか?
本記事では、ネイルコンテストの種類・種目競技・出場方法・参加するメリットについて解説します。
ネイルコンテスト(ネイルコンペ)とは
ネイルコンテストとは、現役ネイリストがネイルの技術やデザイン力を競う大会です。
ネイルコンペティションを略し「ネイルコンペ」と呼ばれる場合もあります。
ネイルコンテストは会場で競うものと、あらかじめ制作したネイルチップや写真などを審査する2パターンに分かれます。
多数の競技種目がありますが、最もメジャーなのは「フレンチスカルプチュア部門」や「フレンチネイルケアカラー部門」です。
入賞者には、賞金・トロフィー・ディプロマ(証明書)などが授与されます。
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ネイルコンテストの種類
国内で開催される代表的なネイルコンテストを4つ紹介します。
JNA主催 全日本ネイリスト選手権(地区大会)
全日本ネイリスト選手権(地区大会)は、NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)が主催するネイルコンテストです。
次世代ネイリストの育成と地域ネイル業界の活性化を目的に開催されます。
コンテスト未経験のスクール生からベテランネイリストまで参加可能です。
コンテストは全国各地で行われ、優勝者は東京ネイルエキスポ 全日本ネイリスト選手権の出場権を得られます。
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東京ネイルエキスポ 全日本ネイリスト選手権
東京ネイルエキスポ 全日本ネイリスト選手権は、東京ビッグサイトで開催される「東京ネイルエキスポ」で行われるコンテストです。
出場部門は「プロフェッショナル部門」「ジュニア・スチューデント部門」「フリー部門」の3つです。
参加対象者は以下の通り(一部例外あり)です。
プロフェッショナル部門 |
フリー |
---|---|
ジュニア・スチューデント部門 | 申込時にネイル専門学科、理美容ネイル学科、理美容ネイル専攻学科の在校生であること |
フリー部門 | 過去の全日本ネイリスト選手権プロフェッショナル部門フレンチスカルプチュアのセミファイナル審査、ファイナル審査(ノービス、地区大会、オンラインの大会は除く)に進出したことがない方 |
参加希望者は、公式ホームページから申し込みます。
アジアネイルフェスティバル 全日本ネイリスト選手権
アジアネイルフェスティバル 全日本ネイリスト選手権は、NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)が主催するネイルコンテストです。
西日本最大級のネイルイベント「アジアネイルフェスティバル」内で行われ、「プロフェッショナル部門」「ジュニア・スチューデント部門」「フリー部門」の3部門に分かれています。
参加対象者は以下の通り(一部例外あり)です。
プロフェッショナル部門 |
フリー |
---|---|
ジュニア・スチューデント部門 | 申込時にネイル専門学科、理美容ネイル学科、理美容ネイル専攻学科の在校生であること |
フリー部門 | 過去の全日本ネイリスト選手権プロフェッショナル部門フレンチスカルプチュアのセミファイナル審査、ファイナル審査(ノービス、地区大会、オンラインの大会は除く)に進出したことがない方 |
アジアネイルフェスティバルでは、他にも「アジアカップ」や「アートチップアワード」などのネイルコンテストが開催されます。
全日本ネイリスト選手権 オンライン地区大会
2021~2023年の全日本ネイリスト選手権(地区大会)は、感染症対策としてオンラインで開催されました。
出場部門は「プロフェッショナル部門」「ジュニア・スチューデント部門」「フリー部門」の3つです。
ミーティングアプリZoomを使い競技が行われましたが、2023年9月現在は通常の対面式に戻っており次回開催は未定です。
ネイルコンテストの種目競技
ネイルコンテストの種目競技について解説します。
プロフェッショナル部門ネイルケア(フレンチカラーリング)
プロフェッショナル部門ネイルケアでは、モデルの両手(10本)にネイルケアとフレンチカラーリングを施します。
ネイルケアの競技時間は、ネイルケア30分、インターバル1分、カラーリング30分の計61分です。
プロフェッショナル部門ネイルケアの出場料は、1種目あたり6,600円(税込)で、JNA会員価格は4,950円(税込)となります。
プロフェッショナル部門フレンチスカルプチュア
プロフェッショナル部門フレンチスカルプチュアでは、モデルの両手(10本)にフレンチスカルプチュアを施します。
競技時間は120分で、フォーム装着やサンディングは競技時間内に行う必要があります。
事前にサンディングをしていた場合は減点となるため注意しましょう。
プロフェッショナル部門フレンチスカルプチュアの出場料は、1種目あたり6,600円(税込)で、JNA会員価格は4,950円(税込)となります。
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ジュニア・スチューデント部門カラーリング
ジュニア・スチューデント部門カラーリングでは、トレーニングハンドの片手(チップ5枚装着)をラウンドにファイリングをし、カラーポリッシュを塗布します。
わずか30分ほどの制限時間内で、美しい仕上がりが求められます。
ジュニア・スチューデント部門カラーリングの出場料は、1種目あたり4,400円(税込)でJNA会員価格は2,750円(税込)です。
ジュニア・スチューデント部門ナチュラルスカルプチュア
ジュニア・スチューデント部門ナチュラルスカルプチュアでは、トレーニングハンドの片手(チップ5枚装着)にナチュラルスカルプチュアを施します。
競技時間は90分で、チップの事前仕込みは⾧さのカットまで許可されています。
サンディングは必ず競技時間内に行いましょう。
ジュニア・スチューデント部門ナチュラルスカルプチュアの出場料は、1種目あたり4,400円(税込)でJNA会員価格は2,750円(税込)です。
フリー部門フレンチデビュー
フリー部門フレンチデビューでは、トレーニングハンドの片手(チップ5枚装着)にフレンチスカルプチュアを施します。
競技時間は75分で、チップの事前仕込みは⾧さのカットまで許可されています。
フリー部門フレンチデビューの出場料は、1種目あたり6,600円(税込)で、JNA会員価格は4,950円(税込)です。
フリー部門ジェルフレンチ&デザイン
フリー部門ジェルフレンチ&デザインは、自分の片手またはモデルの片手にジェルフレンチとデザインを施します。
競技時間は35分で、事前のネイルケアやサンディングが許可されています。
フリー部門ジェルフレンチ&デザインの出場料は、1種目あたり6,600円(税込)で、JNA会員価格は4,950円(税込)です。
参照:全日本ネイリスト選手権2023オンライン地区大会 募集要項
ネイルコンテストの参加方法・出場資格
ネイルコンテストの参加方法と出場資格は以下のとおりです。
参加方法
ネイルコンテストの参加方法は、インターネット受付のみです。
申込は先着順で、定員に達した場合は受付終了となるため注意しましょう。
出場資格
ネイルコンテストの出場資格は、種目競技によって異なります。
全日本ネイリスト選手権の出場資格は以下のとおりです。
部門 | 出場資格 |
プロフェッショナル部門 |
フリー ※世界ネイリスト選手権チャンピオン、全日本ネイリスト選手権プロフェッショナル部門グランドチャンピオン受賞歴がある方、地区大会で「TOKYO NAIL EXPO」に招待実績がある方は出場不可 |
ジュニア・スチューデント部門 |
申込時にネイル専門学科、理美容ネイル学科、理美容ネイル専攻学科の在校生であること ※全日本ネイリスト選手権ジュニア部門グランドチャンピオン受賞歴がある方、地区大会で「TOKYO NAIL EXPO」に招待実績がある方、ネイルサロンやネイルスクールでの勤務経験がある方は出場不可 |
フリー部門 |
フレンチデビュー:過去の全日本ネイリスト選手権プロフェッショナル部門フレンチスカルプチュアのセミファイナル審査、ファイナル審査(ノービス、地区大会、オンラインの大会は除く)に進出したことがない方 ※過去のフレンチデビュー上位3名、過去のプロフェッショナル部門(ノービス)フレンチスカルプチュア上位10名は出場不可 ジェルフレンチ&デザイン:フリー |
ネイルコンテストの難易度はどのくらい?
ネイルコンテストは各地から実力のある参加者が集まるため、入賞の難易度は高いといえるでしょう。
全日本ネイリスト選手権 オンライン地区大会では、各部門1~10位までが入賞となります。
そのうち本選への出場資格が与えられるのはプロフェッショナル部門とジュニア・スチューデント部門それぞれの総合グランドチャンピオンのみです。
定員は種目競技につき120名となっているため、本選出場の難易度が高いことが分かります。
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ネイルコンテストに参加するメリット
ネイルコンテストに参加する4つのメリットをお伝えします。
知識・技術の向上
ネイルコンテストには各地から実力のあるネイリストが集まるため、入賞に向けて根気強く練習を重ねる必要があります。
本番に向けて練習に励むうちに、自然と知識・技術が向上します。
刺激やプレッシャーのある環境に挑戦することで、さらなるスキルアップが見込めるでしょう。
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就職に有利
ネイルコンテストで入賞した場合、就活面接の際に実績としてアピールできます。
また、コンテストに参加するサロン関係者との繋がりを通して、就職活動を行わずに雇用先が見つかるケースもあります。
たとえ入賞できなかったとしても積極性や向上心を評価してもらえるため、ネイルコンテストに参加して損はないでしょう。
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JNA認定講師試験の受験資格を得る
全日本ネイリスト選手権のプロフェッショナル部門の種目に出場すると、JNA認定講師試験の受験資格を得られます。
JNA認定講師試験に合格した場合、検定試験の試験官やコンテストの審査員など活躍の場が広がります。
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贈呈品・賞金が貰える
ネイルコンテストで入賞すると、贈呈品や賞金が貰えるメリットもあります。
自宅ネイルサロンを経営している場合、トロフィーやディプロマ(証明書)を飾っておくことでお客様の信頼度アップにつながります。
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JNA認定校のネイルスクールシンシアでは、ネイルコンテスト対策を実施しています。
ネイルコンテストの出場を検討している方は、技術向上や技術を見直すための「テクニシャンコース」がおすすめです。
他にも「スキルアップコース」や「認定講師・コンテスト対策コース」など、コンテストに向けてきめ細かい指導が受けられます。
また、コンテスト受賞歴のある講師が多く在籍しています。
シンシアネイルアカデミーに在籍する講師の受賞実績は以下のとおりです。
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ネイルコンテスト入賞を目指すならネイルスクールシンシア
ネイルコンテストは、ネイリストが技術を競い合い入賞を狙います。
入賞に向けた練習を繰り返し行うことで、ネイリストとしてのモチベーションも高まるでしょう。
また、全国から素晴らしいネイリストたちが集結するため、他では得られない刺激や体験が得られる貴重な場であるともいえます。
ネイルコンテストの入賞を目指すなら、東京・新宿にあるネイルスクールシンシアがおすすめです。
入賞実績のある講師も在籍しており、間近で一流技術が学べます。
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