自宅ネイルサロン開業に資格は必要?月収相場や開業後の注意点を解説

自宅ネイルサロンは、時間の融通が効く新しい働き方です。

「小さい子供がいる」「家事をしながら働きたい」「普段はOLだから週末だけ」など、女性特有の悩みを解消したい方にもピッタリだといえます。

そんな魅力的な自宅ネイルサロンはどのように開業するのでしょうか。

  • 自宅ネイルサロンの集客方法
  • 自宅ネイルサロンを開業するメリット・デメリット
  • 自宅ネイルサロンを開業する前に取っておくべきネイル資格
  • 自宅ネイルサロンの月収

このように多くの方が不安に思う項目について解説していきます。ぜひ参考にしてください◎

 

本記事の内容は、下記のYouTube動画でも解説しています。

ネイルスクールのプロ講師が「ネイリストの給料・年収」についてお伝えしています。

ここでしか聞けないリアルな暴露話が気になる方は、ぜひコチラも併せてご視聴ください。

 

自宅ネイルサロン開業とは?

ホームネイルサロン

自宅ネイルサロンとは、自宅リビングの一角や一部屋をネイルサロンとしてオープンする事を指します。

 

自宅の一部をネイルサロンとして使用するので、最初の準備資金が少額なのが魅力です。

ネイルサロンから独立を考えている方、子どもがいて自由に働く時間が少ないという主婦の方には、時間の融通がきく開業方法です。

 

なぜ自宅ネイルサロンが人気なの?

ネイリストだけではなくOLや主婦の方も自宅でネイルサロンを開業したいと考える方が増えています。

その理由としては以下があげられます。

 

◆独立して自由に働きたい。

◆副業として手軽に始められる。

◆子育てをしながらマイペースにお小遣いを稼ぎたい。

◆新しいことに挑戦したい。

など…。

 

自宅ネイルサロンを開業するメリットとしては『時間の自由』が大きなメリットとなっています。

時間の制約なく手軽に自身のネイルサロンを持てることが大きな魅力となっています。

 

30代からネイリストを目指す方法!主婦や社会人の未経験ネイリストが自宅ネイルサロン開業する方法を解説します◎

 

自宅ネイルサロン開業のメリットは?

自宅ネイルサロン開業のメリット

自宅ネイルサロンのメリットは、大きく分けて3つです。

  1. 手軽に始められる
  2. ライフスタイルに合わせた自由な働き方ができる
  3. 時間が節約できて通勤ストレスがない

それぞれ上から順に解説します。

 

自宅ネイルサロンのメリット①手軽に始められる

自宅ネイルサロンは、特別な資格が不要で、開業届を提出するだけで始められる手軽さが魅力です。

また、自宅の一角で開業することで少額の準備資金で開業できます。

 

物件を借りて開業するとなると、家賃やら敷金・礼金、改装工事代がかかります。

しかし自宅ネイルサロンであれば、これらの初期費用をかけずに開業可能です。

施術用テーブルや椅子などを買い揃える必要がありますが、3万~10万円あればオープンできるでしょう。

 

実際に自宅サロンをオープンしている方のお話によると、テーブル・椅子・必要最低限のカラージェル・装飾品など併せて5万円程度の費用に抑えたそうです。

その後オープンして落ち着いた頃に、マシーン・フット用椅子・撮影用のカメラ・追加でカラージェルなど購入をし、10万円程度の道具を追加購入したそうです。

ネイルスクールを卒業後、実際に自宅サロンを開業した人の準備にかかった費用は10万円前後が多く、テーブルや椅子、ジェルやパーツなど大きく費用がかかるものがないため少額で開業できます。

 

ネイルスクールシンシアでは、ホームサロンを開業するため様々なセミナーを開催しています。

将来は開業したい!という方や初心者の開業もサポートしています◎

 

【体験談あり】おすすめのネイルスクール|ネイルスクールシンシアの口コミ・評判

 

自宅ネイルサロンのメリット②ライフスタイルに合わせた自由な働き方ができる

自宅ネイルサロンは、ライフスタイルに合わせた自由な働き方ができます。

そのため 家事・育児などの両立も可能です。

特に、子育て中の方はお子様が自分の目の届くところで仕事ができるので安心して働くことができます。

 

営業日を自由に決定できるので、例えば別にお仕事をしている方はお休みの日だけの営業、また、家族と一緒にお住まいの方は家族がいない時間に合わせて営業するなど、柔軟に働けるでしょう。

 

主婦がネイリストになるには?子育て中ママの働き方や必要な資格・注意点を解説

 

自宅ネイルサロンのメリット③時間が節約できて通勤ストレスがない

自宅ネイルサロンは通勤時間がないので、時間を有効に使えます。

通勤ラッシュのストレスもありません。

 

「通勤がストレスで今の会社を辞めたい」「通勤時間は無駄だと思っている」などの不満を抱えているか方は、自宅ネイルサロンを開業することで理想の働き方が得られるでしょう。

 

自宅ネイルサロンのデメリット

東京のネイルスクールシンシアネイルアカデミーが紹介する自宅ネイルサロンのデメリット

自宅ネイルサロンのデメリットは、以下の3つです。

  1. 安全性
  2. 衛生面
  3. 集客

それぞれ上から順に解説します。

 

自宅ネイルサロンのデメリット①安全なの?

いくら知人の紹介だとしても、知らない人を自宅にあげるのはとても不安です。

そのため、実際に開業されている方の大半はネット上には住所を公開せず、予約が確定してから住所を伝えるなど対策を取っているようです。

 

自宅ネイルサロンは違法?実際に起きたトラブル事例と回避策

 

自宅ネイルサロンのデメリット②衛生面は大丈夫?

自宅がネイルサロンの為、お子様やペットがいる方はどうしても生活臭が出てしまいがちです。

特に夏場や湿気の多い梅雨の時期は、いくら気をつけても匂いが漂ってしまう場合があります。



実際に自宅でネイルサロンを運営している方は、やはり「掃除機がけ」「雑巾がけ」「壁拭き」「換気」「トイレ掃除」は特に徹底されているそうです。

また、ペットを飼っている方に比べて、飼っていない方はペット臭にはとても敏感です。

ペットなど動物全般が苦手なお客様もいるため、通常のネイルサロンに比べると気を配る必要がありそうですね。

 

自宅ネイルサロンのデメリット③集客はできる?

自宅ネイルサロンはネット上に住所を公開できないため、SNSなどを使って定期的にプロモーションをしていく必要があります。

安心して通って頂くには、サロンに関する情報を豊富に掲載しておく必要もあるでしょう。

 

個人ネイリストとお客様を繋ぐ集客アプリなどを利用すると、自宅の近くでネイルサロンを探しているお客様を効率的に集客できます。

自宅ネイルサロンの集客方法に関する解決策は、下記の記事でも解説しています。気になる方はぜひご覧ください◎

 

自宅ネイルサロンの運営の仕方を解説します◎自宅サロンの集客方法はどうするのが正解?価格設定や材料の仕入れ方まで詳しく解説

 

自宅をネイルサロンにするため準備すること

自宅をネイルサロンにするには、さまざまな準備が必要です。

これから開業を考えている方は、以下の項目について事前チェックしておきましょう。

 

商業利用が可能か物件に確認する

物件の中には、住居を店舗として利用することを禁止している場合があります。

許可を取らずに勝手に営業し続けると、契約違反として退去させられてしまったり罰金を課せられたりするなどリスクが高く危険です。

また、人の出入りが激しくなるため住民からのクレームやトラブルに発展するケースも考えられます。

 

賃貸・分譲に問わず、どんな物件であっても「ネイルサロンとして営業してもよいか」必ず管理会社に確認をしてから開業準備を始めましょう。

 

ネイルサロン開業で失敗する原因4つ!廃業率や失敗しないポイントを紹介

 

電話・ネット回線の契約

ネイルサロンは、電話やネット経由で予約をとります。

自宅ネイルサロンの中にはSNSのみで対応する店舗もありますが、施術中だとお客様からの連絡に気づきにくく対応が遅れてしまいます。

「電車が遅れていて予約時間に遅れそう」「体調不良で急遽キャンセルしたい」など、予約変更に関する連絡は電話対応の方がスムーズです。

 

プライベート用の電話番号とは別に、営業用の電話番号を契約しておくと安心でしょう。

 

ネイル商材や備品の購入

自宅ネイルサロンは、すべてのネイル商材・備品類を自分で準備しなくてはなりません

  • ネイルデスク
  • お客様用の椅子
  • ネイリスト用の椅子
  • デスク用ライト(照明)
  • ジェルネイル用ライト
  • アームレスト
  • 消毒用エタノール
  • キッチンペーパー
  • コットン
  • アルミホイル
  • その他 施術に必要なネイル商材

これらはあくまでも一例です。他にも必要に応じて用意しておきましょう。

 

自宅ネイルサロンの収入はどのくらい?開業資金や料金表など気になるお金のことを徹底解説!

 

ホームページ・予約システムの導入

多くのお客様に足を運んでもらいたい場合は、ホームページや予約システムの導入を検討しましょう。

 

しかしこれらのシステムを導入するには、費用が発生します。

最初は無料のSNSで宣伝活動を行い、軌道に乗り始めてから検討するのもよいでしょう。

 

▶「ホームサロン開業コース」が人気!ネイルスクールシンシアの見学を申し込む

 

融資を受ける場合は事業計画の作成も

自宅ネイルサロンを開業するにあたり、融資を受ける場合は事業計画書の作成が必要です。

「どのような方針で事業を行うのか」「利益を出すための施策」「返済計画」など、具体的に説明する必要があります。

 

事前にしっかりと計画を練ってから開業手続きを始めましょう。

 

ネイルサロン開業に使える助成金・補助金はある?活用時の注意点や資金不足を解消する方法を解説◎

 

自宅ネイルサロンの開業にネイルの資格取得は必要?

東京のネイルスクールシンシアネイルアカデミーが紹介する自宅ネイルサロンに必要なネイリストの資格

資格を取得しなくてもネイリストとして働くことは可能です。

また、開業届」を提出すれば誰でもネイルサロンを開業できます

 

それでも資格を取得される方が多いのは「自信をつけたい」「お客様に安心して頂きたい」というプロフェッショナルとしての意識です。

実際に資格なしで開業されている方でも「無資格で無知な私にお金を払ってくれているお客様にものすごく申し訳ない」という気持ちになり、資格取得のためにネイルスクールに入学する方もいらっしゃいます。

 

ネイリストの資格の種類

ネイル資格の種類

ネイリストの資格は大きく分けて「ネイリスト技能検定」と「ジェルネイル技能検定」があります。

その他に「ネイルサロン衛生管理士」「JNAフットケア理論検定」という資格があります。

一つ一つ解説をしていきます。

 

JNECネイリスト検定

JNECネイリスト検定(JNECネイリスト技能検定試験)は、ネイリストの総合的な技術力を求められる試験で、3級、2級、1級試験と順番に受験していきます。

試験内容は、3級、2級はケアとマニキュア(ポリッシュ)、アートなど、1級はアクリルという素材を使用した爪の形成の試験です。

ネイリスト検定はネイルの基本の技術を習得できます。土台の技術をしっかり学びたい方は取得することをおすすめします◎

 

詳しくは、各検定の詳細記事をご確認ください。

ネイリスト検定3級 〜実技試験手順・詳細〜 目指せ一発合格!ネイル検定

合格を掴み取る!ネイリスト検定2級~前半実技手順・ポイント~

目指せネイリスト検定1級合格!仕込みから実技手順詳細まで徹底解説☆

 

JNAジェルネイル検定

東京のネイルスクールシンシアネイルアカデミーが紹介する自宅ネイルサロンでできるジェルネイル
JNAジェルネイル検定(JNAジェルネイル技能検定試験)は、ジェルネイルに特化した技術試験で、初級、中級、上級試験と順番に受験していきます。

 

試験内容は、初級はネイリストの基本である赤マニキュアと基本のジェル塗り、中級はジェルグラデーションとフレンチ、リペアの長さだしの技術、上級はジェルでの長さ出しです。

ジェルネイルが人気の今はジェルネイルの資格を取得しておくと開業した際に役に立ちます◎

 

詳しくは、各検定の詳細記事をご確認ください。

ジェルネイル検定初級の合格ポイントは?試験概要と持ち物リストも紹介!

ジェルネイル検定中級とは?合格ポイントと試験概要を徹底解説

ジェルネイル検定上級合格のポイントを徹底解説[まとめ]

 

ネイルサロン衛生管理士資格

東京のネイルスクールシンシアネイルアカデミーが紹介する自宅ネイルサロンで使えるネイルサロン衛生管理士資格
「ネイルサロン衛生管理士資格」とは、JNAが制定する「ネイルサロンにおける衛生管理自主基準」を正しく理解し、適切な知識とスキルを修得したと認められる方に付与される資格のことです。

 

お客様に安全で安心なネイルサービスが提供できることはネイリストとしての基本です。

特にネイルサロンを開業したい方は取得しておきたい資格ですね!

 

ネイルサロン衛生管理士とは?資格取得のメリットや試験当日の流れ・更新手続きまで解説

 

参考:ネイルサロン衛生管理士資格詳細

 

フットケア理論検定

フットケア理論検定(JNAフットケア理論検定試験)は、ネイリストがサロンワークでフットケアを施術するために必要な専門的な理論を問われる検定です。

試験は全国のJNA認定校が主催しています。

 

120分のセミナーを受けた後、筆記試験に合格した人に資格が与えられます。

全国のJNA認定校で随時開催しているので、気軽に受けられるのが魅力◎

ネイリストにとって、足の爪やその周囲の肌に対するお手入れは重要。ネイリストとしてより活躍したい人におすすめの検定です。

 

フットケア理論検定とは|試験概要と合格率アップを狙う学習方法

 

自宅ネイルサロンの月収は?

東京のネイルスクールシンシアネイルアカデミーが紹介する自宅ネイルサロンのネイリストの給料

営業日数にもよりますが、お小遣い程度の収入を目指す方だと5万円~10万円程度、集客に力を入れて毎日営業しているネイリストだと20万円~100万円前後です。

 

ネイルサロンは、1日に施術できるお客様の人数が限られてしまいます。

1人にかかる時間は約2時間程度なので、8時間営業だと4人しか施術が出来ません。

 

そこで大切になるのが客単価です。

客単価を安く設定してしまうと、いくら施術をしても利益が残らないといったことになってしまいます。

そのため、客単価は少し高めに設定できるネイリストになることが重要です◎

「この技術は誰にも負けない」という売りポイントを作ることが大切です。

自分の得意分野を伸ばしていくと、ホームネイルサロンも成功しやすくなるでしょう◎

 

フリーランスネイリストは儲かる?メリットや必要な資格を紹介

 

材料費はどのくらい?

材料費は、お客様の単価の10~15%程度が目安です。

材料費を予算内で収めるには、メーカーや仕入れ先を選んで購入することをお勧めします。

できるだけ余分な在庫は持たないようにし、効率の良い材料の仕入れ方法を探っていくことも大切です◎

 

月収や気になるお金のことはこちらの記事もご覧ください◎

 

自宅ネイルサロンの開業届の出し方

自宅ネイルサロンの開業に唯一必要なのは開業届です。

開業届は、事業を開始した日から1か月以内に届け出が必要です。

 

開業届の提出が遅れてしまうと、提出までの期間に開業のために使った費用も経費として計上できないケースもあります。

事業を開始したタイミングで早めに提出を済ませておくことをおすすめします。

 

自宅ネイルサロンを開業する時に入っておきたい保険は?加入しないリスクやトラブルの事例も紹介

 

開業届提出の手順

1.開業届を入手する
開業届は、国税庁のページからPDFでダウンロードできます。

2.開業届を書く

3.税務署に郵送 or 持参で提出

開業届の提出先は、住所地を管轄する税務署となります。郵送の場合には、本人確認書類は「本人確認書類(写)添付台紙」にマイナンバーと身元を確認するための書類を添付して提出することになります。

 

税務署の所在地などを知りたい方(国税庁)のページから確認できますので確認してみてくださいね。

 

参考:国税庁「個人事業の開業・廃業等届出書」

 

自宅ネイルサロンを開業して自由を手に入れよう◎

今回は自宅ネイルサロンの開業について解説しました。

集客はやはりSNSが有効そうです!

好きなことを仕事にしていい時代◎自宅ネイルサロンを開業して時間の自由を手に入れてみませんか?

 

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