ネイル資格取得にかかる費用はいくら?通信・スクール・独学の相場を公開
一生身になるネイルの資格は貴重ですが、ネイルスクール通学や資格取得までにかかる費用で不安を抱えていませんか?
ネイリストを目指したいものの、金額面の不安から一歩踏み出せずにいる人は少なくありません。
そこで今回は、ネイル資格を安価に取得できる方法をご紹介します。
通信講座・スクール・独学での学習内容や費用を比較検討するため、ぜひ参考にしてください。
本記事の内容は、下記のYouTube動画でも解説しています。
ネイルスクールのプロ講師が「ネイルスクールの費用っていくらかかるの?」という疑問について、分かりやすく回答します。 ぜひコチラも併せてご視聴ください。
ネイル資格取得にかかる費用
資格取得までにかかる費用は、およそ10万円~100万円前後です。
独学とスクール通学のどちらにするのか、何級までの資格を取得するのかによって、予算は大きく変動します。
また、必要な金額はスクールでの学習費用だけではありません。
ネイル道具代や資格試験受験料が必要になるため、トータルで予算を検討する必要があります。
一概にいくらとはいえないため、学び方・試験受験・道具代にかかる費用をそれぞれ見積ってから合計した金額を目安にしましょう。
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【通信・ネイルスクール・独学】それぞれ費用相場はいくら?
まずは学び方による費用の違いを確認しましょう。
最近ではネイルスクールが開講しているオンライン講座を受講する手段もあります。
通信・オンライン講座
ここ数年で需要が拡大したオンライン講座は、通学のネイルスクールよりも安価に知識と技術を学べます。
自分の好きな時間に受講できる講座も多く、スクールと独学の良いとこどりができる選択肢です。
通信・オンライン講座の相場は10~30万円程度と、取得する資格によって幅があります。
ネイリスト検定3級やジェルネイル検定初級のみを取得する際は、学習費用だけで10万円前後が相場価格です。
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全日制ネイルスクール
全日制のネイルスクール(専門学校)は、これからネイリストを目指す高校生の志望先としておすすめです。
毎日スクールに通学し、1~2年かけてじっくり学習できる点や、仲間と一緒に高めあえる点が魅力といえるでしょう。
全日制のネイルスクールでかかる費用は1年間で100万円程度です。
他の選択肢と比較すると高額に感じますが、一般的な専門学校として平均的な価格帯でしょう。
小規模のスクールであればさらに安価なこともありますが、講師が誰なのか、認定校であるか否かは事前にチェックしておきましょう。
長くじっくり学ぶ学校選びは、費用だけでなく質が大切です。
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フリータイム制ネイルスクール
仕事をしながら資格取得を目指す人は、まずフリータイム制のネイルスクールが選択肢にあがります。
自分で時間を決めて通学できるため、ライフスタイルに合わせて通える点がメリットです。
フリータイム制のネイルスクールに通った場合、かかる費用は30万円~100万円程度です。
オンライン講座と同じく、受験する資格によって価格が変動します。
しかし、全日制のネイルスクールよりも比較的安価に学習できる環境が整っている点は魅力といえるでしょう。
通いやすい価格かつ、プロの講師から対面で学べることは大きな利点です。
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独学
最も費用がかからないのは、独学で資格取得を目指す方法です。
受験料と道具代さえ支払えば、学習にかかる費用はほとんどありません。
対象のテキストさえ用意すれば、気軽に始められます。
独学での資格取得にかかる費用は約15万円程度です。
受験料と道具代込みでの価格と考えると、かなりのお手頃価格といえるでしょう。
しかし、少しでも費用をおさえたいからといって、安価な道具をそろえることはおすすめできません。
ネイルは道具の品質で仕上がりが変化するため、はじめからお金をかけて揃えると良いでしょう。
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ネイル資格取得にかかる受験費用
続いては資格取得にかかる費用を見てみましょう。
以下ではこれからネイリストを目指す初心者が確認すべき3つの検定試験について解説します。
JNECネイリスト技能検定試験
JNECネイリスト技能検定試験は27年の歴史が続く検定試験です。
ネイリストを志望するなら、まずは取得を目指したい資格試験のひとつで、各ネイルスクールでも試験対策が行われています。
級 | 試験内容・求められる技術 | 金額 |
3級 | ネイリストベーシックのマスター。ネイルケア、ネイルアートに関する基本的な技術及び知識 | 6,800円(税込) |
2級 | サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する技術及び知識 | 9,800円(税込) |
1級 | トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術及び知識 | 12,500円(税込) |
級があがるほど予算が必要ですが、1級を取得していればネイリストとしての信頼性もアップします。
これから本格的にネイリストを目指すなら、1級取得までを検討しましょう。
JNAジェルネイル技能検定試験
JNAジェルネイル技能検定試験は、JNECネイリスト技能検定試験と同じくネイリストになるために持っておきたい資格です。
ポリッシュよりもジェルネイルが定番化した現代では、ネイリストに必要な資格といえるでしょう。
級 | 試験内容・求められる技術 | 金額 |
初級 | ネイルケアのベーシックマスターとジェルネイルを施術するために必要な基礎的知識と技術の修得 | 9,900円(税込) |
中級 | ネイルケアとジェルネイルを施術するためにプロとしてサロンワークに必要な専門知識と技術の修得 | 13,200円(税込) |
上級 | ジェルネイルのスペシャリストとして必要とされる総合的知識と技術の修得 | 16,500円(税込) |
一般的には、ネイリスト技能検定3級とジェルネイル技能検定初級、2級と中級、1級と上級はそれぞれセットで取得を目指します。
上記を考慮して、セット受験を前提に予算を検討することがベターです。
JNAフットケア理論検定試験
JNAフットケア理論検定試験は、ジェルネイル技能検定と同様に日本ネイリスト協会が主催する資格です。
ネイリスト技能検定3級またはJNAジェルネイル技能検定初級以上の資格を持つ人が受験資格を得られます。
一般価格 | 8,800円(税込) |
会員価格 | 6,600円(税込) |
価格は会員資格の有無によって異なるため、独学の場合は一般価格を支払う必要があります。
日本ネイリスト協会による認定校の学生や卒業生は会員価格で受験できるため、認定校に入学したほうがメリットが大きいでしょう。
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受験料以外にかかる費用
ネイルの検定試験では、筆記と実技の2つの採点項目があります。
筆記では問題集、実技ではネイル用品が必要となるため、事前に道具にかかる費用もチェックしておきましょう。
ネイル商材
実技試験を受けるにあたって、自分自身でネイル道具をそろえる必要があります。
例えば、ネイリスト技能検定3級とジェルネイル技能検定初級を受ける場合に必要な道具を一式そろえると、必要な金額は10万円程度です。
各試験では使用できる指定メーカーのなかから商材を購入しましょう。
なお、試験で使用するメーカー品は、基本的にプロ向けのネイル問屋でしか取り扱いがありません。
ネイルスクールに在籍している学生は購入資格がありますが、独学で3級・初級を受ける人は道具の購入に苦労するでしょう。
独学で安価に手に入れたいのであれば、フリマサイトからの購入が検討できますが、品質には要注意です。
テキスト・問題集
受験する資格試験に応じて、問題集を購入しましょう。
資格試験 | 金額 |
JNECネイリスト技能検定試験 | 4,400円(税込) |
JNAジェルネイル技能検定試験 | 取り扱いなし |
JNAフットケア理論検定試験 | 3,300円(税込) |
JNAジェルネイル技能検定試験については公式問題集はないため、ネイリスト技能検定試験の問題集を参考にしてください。
独学の場合は上記の問題集を手に入れなければなりませんが、ネイルスクールの場合は教材費用として学習費用に含まれていることもあります。
消耗品
ジェルネイル用ライトやニッパーなど、長期的に使用するネイル商材以外に、毎回捨てる消耗品代もかかります。
コットン・ガーゼ・キッチンペーパーなどはその都度廃棄するため、定期的に追加購入が必要です。
それぞれの価格は数百円から数千円程度と安価ですが、できるだけまとめ買いをしてコストをおさえることがおすすめです。
費用を抑えてネイル資格取得を目指すなら通信講座がおすすめ
ネイルスクールよりも安く、独学よりも確実に合格を目指すなら通信講座を検討しましょう。
以下では通信講座のおすすめポイントをご紹介します。
通信講座はこんな人におすすめ
- 妊娠中の人
- 育児中の人
- 日中は仕事をしている人
- 郊外に住んでいる人
通信講座は自宅から受講できるため、体調が安定しない妊娠中の方や、地方で身近にネイルスクールがない人におすすめです。
好きな時間に受講可能なら、日中仕事をしている人は休日や夜に、育児中の人は子どもが幼稚園や学校に行く間に資格取得が目指せます。
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通信講座のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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通信講座の大きなメリットは時間に縛られない点ですが、自己管理が苦手な人にはやや不向きといえます。
スケジュール管理に自信がない人は、フリータイム制のネイルスクールがおすすめです。
また、通学制よりも費用が安価に抑えられる点も魅力といえます。
少しでも費用をおさえつつ、確実に合格を目指したいという人は、ぜひ通信講座を検討してください。
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通信講座を選ぶ際のポイント
最近では、ネイルスクールや資格受講をサポートする企業が、ネイル資格の通信講座を展開しています。
しかし、安いところを選べばよいというわけではないため、以下の3つのポイントは必ずチェックしておきましょう。
ネイル資格の合格実績
通信講座を検討する際は、まずは合格実績を確認してください。
安くて利用者が多い講座でも、合格実績が悪ければ質のいい講座とはいえません。
ネイリスト検定試験3級の合格率は平均的に70%といわれているため、合格率は最低でも70%を超えている講座を選ぶことがおすすめです。
サポートが充実しているか
各スクールの通信講座において、サポート体制には大きな差があります。
選ぶ講座によってはサポート体制が不十分となるため、以下の項目をチェックしてください。
- 合格保証があるのか?
- 就職サポートがあるのか?
- 質問したいときの窓口はあるのか?
- 開業を目標にする場合、サポートがあるのか?
どれも重要な項目ではありますが、基本をしっかり学ぶためには質問できる環境が整っていることが重要です。
安心して合格を目指すためにも、サポート体制は事前に確認しておきましょう。
JNA認定校か
JNA認定校とは、日本ネイリスト協会の定めた基準をクリアしたネイルスクールを指します。
認定校であれば授業の質が高く、オンラインでも技術や知識が身に着けやすいでしょう。
また、ネイル問屋での道具購入が可能になるケースが多く、道具を揃えやすくなる点もメリットです。
【最新版】JNA認定講師とは?ネイル認定講師試験の合格率や難易度・取得するメリット・デメリットを解説!
ネイルスクールシンシアの通信講座
ネイルスクールシンシアの通信講座では、4つのコースが開講されています。
コース | 料金 | 取得可能資格 | セット内容 |
ベーシックネイルコース | 95,700円(税込) |
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トータルネイルコース | 216,700円(税込) |
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ジェル検定取得コース | 141,900円(税込) |
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ネイリスト検定取得コース | 105,600円(税込) |
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ネイルスクールシンシアの通信講座では、すべての講座で試験で使用可能な道具がセットになっています。
独学で道具を集めるとなると購入が困難かつ5~10万円程度の予算が必要ですが、ネイルスクールシンシアの「ベーシックネイルコース」なら10万円以下で技術も同時に学習可能で大変お得です。
さらに、すべてのコースに以下のサポートがついています。
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ネイルスクールシンシアの通信講座で使用するテキストは、最上級のコンテストで入賞経験のある講師が作成しているため、通信講座でもプロの高い技術を学べる点が魅力です。
JNA認定校ネイルスクールシンシアの資格取得コース・通信講座の特徴は?自宅でネイリストを目指す◎
通信講座でネイル資格取得を目指そう
独学なら最も安価に資格取得を目指せますが、確実な知識・技術を身に着けることは難しいでしょう。
しかし、オンライン講座であれば比較的安価に、ネイルスクールと同等の学びを体験できます。
ネイルスクールシンシアの通信講座は、使用する道具・テキスト・受講料がすべて込みで10万円以下から受講可能です。
コンテストで受賞歴のある一流の講師の技術を学習できるため、独学と比較してもメリットが多いでしょう。
通信講座・独学・フリータイム制スクールと、学び方を迷っている方は、ぜひ一度ご相談ください◎
通信講座でネイル資格を最短取得するには?勉強期間や効率の良いスケジュールを解説!